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2018年夏季博物館実習 4日目 4班

本日4班はシマウマの骨を扱いました。
骨は既に長い時間かけて虫や微生物に肉部分を食べてもらうプロセスを経たものを使わせていただきました。博物館では同時に多くの資料を扱うため、急な分解方法(骨まで溶けないよう見張る必要がある)よりもゆっくりな分解方法の方が扱いやすいそうです。骨にはスジや汚れ、食べられなかった肉部分が付いており、メスやブラシを使って水洗いしながら綺麗にしてゆきました。骨格標本として収蔵庫で保管する際、資料を食べてしまう虫の餌となり発生してしまうことを防ぐ為にも可能な限り余分なところを取り除かなくてはなりません。私は初めてこのような作業をしましたが、割れた部分から骨の中の構造が見えたり、骨の重さを感じたり、匂いを感じたり(個人的には終始豚足を思い出す匂いでした)哺乳類の骨を身近に感じられる体験でした。
作業を終えた後、学芸員さんがその骨の配置や形の意味を教えてくださいました。細かい骨もたくさんありましたが、パズルのようにぴったりはまるごとが非常に面白いと思います。骨ってすごい…!神秘的! その後、収蔵庫で組み立てられた骨格標本や剥製、毛皮を見させて頂きました。博物館では標本受入表や登録台帳を用いて保管している資料の記録をしています。たくさんの資料を全て記録することは非常に大変ですが、博物館の交流や研究などの博物館活動において貴重な資料を保管する役割としてとても大切なことなんだと学びました。
あっという間に残り1日となりましたが、最終日も新たな知見やこちらの博物館でしか学べないことを吸収していこうと思います!
(H大学 Y•H)

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