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令和元年度 夏期博物館実習(2日目)

博物館実習2日目です。
昨日のオリエンテーションやバックヤードツアーを経て、いよいよ具体的に実習が始まりました。2日目からは数名で班に分かれての実習です。
台風が接近した影響で本日は臨時休館ということでまずは臨時休館のお知らせを門や掲示板へ貼るお仕事をさせていただきました。
その後、陸貝の標本の整理をさせていただきました。陸貝を海外のものと日本のものに分けて印をしてコンテナに詰めなおすということをやりました。
今回、整理をした陸貝のうち海外産のものはのちにアメリカの博物館へ収蔵されるとのことで、実習を通して、日本と海外との博物館における標本の入手の仕方の違いについてお話を伺うことができました。
日本では、博物館が直接交渉したり、寄贈者から直接提供されることが多いそうですが、アメリカなどでは博物館にスポンサーが付き、そのスポンサーが標本を購入し、博物館へ寄贈するという流れで博物館へ標本が提供されるようです。
他にも海外では学芸員の仕事を細分化してそれぞれを一つの職業として区別しているということも聞いたことがありますが、国によって博物館を取り巻く状況や博物館のシステムは異なるのだなということを改めて感じました。
本日は標本整理と掲示物の掲示というかなり異なる実習内容を同時に体験することができ、学芸員の方々の仕事の幅の広さの一端を知ることができたような気がします。
(1班 名城大学M.I)

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