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2019年度 博物館実習1日目

 博物館実習全五日間の初日が始まりました。ワクワク感とちょっぴりの緊張感、そして朝の気怠さとともにいざ中へ。実習室に入ると目に飛び込んできたのは綺麗に陳列された何らかの鳥の亡骸でした。「実習初日から鳥の解剖をするのか、自然史系博物館他とは違うぜ。」と、感じたとともに「大丈夫かな、カエルの解剖しかやったことないし、いきなり両生類から鳥類へのジャンプアップ耐えられるかな」と何度も鳥類と目が合うたびに思った。さらに教官と思われるおじ様が黙々と作業をされていて、無骨な職人感オーラを漂わせていたりしたことも不安を煽った。
 
 ただ、予想とは反し、不安は杞憂に終わった。オリエンテーションが始まるとそのおじ様であるW殿は持ち前のコミュニケーション能力を活かし、博物館のことを楽しく分かりやすく話してくれた。これはもう退屈な話の代表格である校長先生の話がW殿にかかれば面白くなるであろうと思ったほどすごかった。いや~すごかった。話の中でコミュニケーションの事について話されていたが、そのことを裏付けるには十分な会話スキルだったと思う。そのまま時が流れ話が終わった。そしてついに鳥の亡骸には一切触れなかった。

 つづいては通常展示のを案内してくれた。平日であったが親子連れが多く訪れ、熱心に観察をされていた。こどもかわいい。ここでは、お客様目線ではなく、学芸員目線での見方で説明をしてくださった。いつも野外実習での博物館見学はお客様目線での解説だったので新鮮だった。先代の学芸員共々に容赦なくスパッと言い切ってくださったので、こちらとしてはとても参考になった。これから博物館を訪れた際にも学芸員目線で見てみようと思う。そして勇気があれば、ご意見箱にストレートで投函したいなと考えてもいる。その後は実習室でO殿による翌日の博物館たんけん隊サポートの研修があり、その日を終えた。明日はこども達に会えるので楽しみである。

 1日を通して楽しみながら実習を行えたと思う。筆者は自然史系を専攻している訳ではないし、ましては歴史系統を選考しているわけではないという畑違いにも程があるほど博物館とは関係のない分野を専攻している。それじゃあなんで来たんやということになるとは思うが.......。ただ、そんな私でも受け入れてくださった大阪市立自然史博物館さんには感謝しかありません。自然は好きですし、1日目は楽しくできました。あと、これで単位ももらえるしね。真面目な話、W殿の話のなかには日常生活、これからの社会人生活で生きていくときにためになる話が多くあった。コミュニケーション能力然り、管轄違いでの植物園との関係だったり。明日からも実習はつづいていくので、ON/OFFをしっかりし、楽しく大真面目に実習に望んできたいと思います。明日からもがんばるぞぉー。

P.S. 長居公園には猫がたくさんいた。天国。猫かわいい。

P.S. ブログとのことだったのでこんな感じになってしまったのですが、
   もっと真面目に書きなさい、これではダメとのことであれば
   お手数ですが、ご一報ください。ご確認のほどよろしくお願いいたします。