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2020年度博物館実習 3日目 砂の標本整理

砂はコンクリートやガラスなどを作る際に多く必要になるため、世界で取り合いの状態になっています。また、海面の上昇や沿岸部の開発によって砂浜が減少しているため、砂浜の生態系が脅かされています。大阪市立自然史博物館では砂の標本を保存することで自然の記録を未来に伝えているとのことでした。

私たち5班は、午前・午後ともに収蔵庫にて砂の標本を扱いました。班員と分担して標本の瓶が入ったケースを棚から降ろし、地域ごとに分けて作業を行いました。これらの標本は学芸員さんや友の会会員の方々が採集なさったもので、日本だけでなく海外の砂も保存されていました。砂が入った瓶蓋とその中の紙には採集した場所・日付・人名が記載されていて、そこに標本を管理するための番号を記載しました。

収蔵庫での作業を通して、標本を保存することで記録を未来に伝えていく重要性を学びました。また、博物館が過去の記録をこれからの研究者に伝えていく場所であることを改めて実感しました。私たちの班は200近くの標本に番号を記載しましたが、まだまだ標本はあるので先は長い作業だと感じました。今回の実習では学芸員の仕事の一部に携わっただけですが、非常に大変であり、またやりがいのある仕事だと感じました。お忙しい中、5日間の博物館実習を受け入れてくださりありがとうございました。
(5班・M大学 H.K)

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