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2020年度博物館実習 5日目 昆虫の標本整理

 5日間ある実習もいよいよ今日で最終日となりました。私たち5班は昆虫標本の整理を行いました。
 まず収蔵庫にある昆虫標本を見せていただきました。寄贈された標本には今ではとても貴重な海外の昆虫の標本もありました。チョウやトンボなど標本にしたときとても映える昆虫から、環境を知るためには重要な小さな昆虫まで幅広い昆虫が収蔵されていました。

 収蔵庫の見学の後は、実際に標本作成をしました。採集されたウスバカゲロウという昆虫のラベル付けを行い、種同定を行いました。ラベル付けでは乾燥した昆虫はとても壊れやすく慎重に扱わなければいけないので、集中してラベル付けをしていると時間が過ぎるのはあっという間でした。種同定をするには羽の細かい模様で見分けていくのですが、これもまた似ている模様が多く見分けるのがとても難しかったです。最初は種同定に時間がかかっていましたが、徐々に見分けがつくようになり作業がスムーズにできるようになりました。しかし新たな種が出てくると途端にわからなくなり、学芸員の先生に教えてもらっていました。細かい種まで一目見ただけで同定できていて、さすがだなと思いました。

 過去の研究者の資料を未来の研究者につなげる、このお話を聞いたとき博物館のもう一つの役割を感じとても素敵な場所だなと思いました。今回の実習で様々なことを学び、貴重な経験ができました。お忙しい中いろいろなことを教えていただきありがとうございました。 (5班 岡山理科大学 O.M)

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