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2023年度夏季博物館実習2日目(8月24日)

こんにちは、大阪成蹊大学のO.Aです。
実習2日目、私たちの班では田中学芸員のご指導のもと、化石を扱う作業を行いました。
最初に教わったのは重い物の持ち方です。腕の力だけで持ち上げようとすると腰を痛めてしまうため、自分の体の近くで持つことや、膝を使って持ち上げると負担が少なくなることを教えていただきました。今後仕事や生活で荷物を持つ機会は度々あると思うので、その際に活きるとても大切なことを教わりました。
午前は化石の梱包についての実習をしました。過剰にしないこと、できるだけコンパクトにすることがポイントです。1番重要なのは箱の中で資料が動かないようにすることです。新聞紙などで箱と資料の隙間を埋め、揺らしても動かないよう保護する必要があります。突起や薄い部分などの資料が壊れやすい場所を理解し、そこを傷つけないような梱包をすることも大切です。実際に化石の梱包をさせていただき、学んだことを実践しました。
午後は目録に載せる化石の写真撮影をしました。資料の特徴がわかるよう、さまざまな角度から撮影します。ライティングは左上を照らし、右下に影ができるようにするらしいです。化石の実物は1つしかなく貴重な資料なので、壊さないよう細心の注意を払いながら扱いました。緊張しましたが、実物に触れられるとても貴重な体験ができました。
中国から留学してきた方の訪問があり、その対応も見せていただきました。私は英語が得意ではないので会話内容はあまり理解できませんでしたが、生きた英語を見るいい機会でした。
最後は化石の研究を見学しました。酢酸を使用し砂を取り除くクリーニングや、写真を撮るために塩化アンモニウムを使用し色を均一にするホワイトニングを見させていただきました。顕微鏡で見ながら化石の解説もしていただきました。実際の研究や化石に触れるとても貴重な経験ができました。

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