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2023年度夏期博物館実習5日目(8月27日)

こんにちは。8月27日(日)のブログを担当します、滋賀県立大学のY.MAです。

実習最終日であるこの日は、大阪市立自然史博物館友の会の「自作トラップでウミホタルの観察にチャレンジしよう」という行事に参加させていただきました。当日は、参加者の集合時間の一時間前に駅に集合し、参加者が解散後は少し後片付けを手伝ってから現地解散をしました。

私が今回このイベントに参加してまず驚いたのは、参加されていた方の多くが、こういった屋外での活動に慣れている様子だったことです。家族連れの参加者が多かったのですが、普段はあまり使わないようなヘッドライトを持っている方の多さにびっくりしました!軽食の時間にも浜辺で生き物や貝殻を熱心に探し、大人に「これはなに?」と質問しに行くような、自然に興味津々のお子さんが多かったです。その様子を見て、本や博物館の展示などから知識を得るだけでなく、小学生のうちからフィールドに出て、実際に自分の目で見て、手で触れて、五感を通じて体験し学ぶ機会があることは、とても良いことだと思いました。

また、このイベントは学びに繋がるだけでなく、コミュニケーションの場としての役割も果たしていると感じました。受付の様子を見ていると、「顔パスだね。」という声が聞こえました。きっとその方は、友の会のイベントによく参加されていて、係の方とも顔見知りで、他の参加者との交流も楽しみで来られているのかな、と思いました。子どもたちも、「この虫なに〜?」「ウミホタル見れた?」と、すぐに周りの子と打ち解けて仲良くなっていました。これは私たち実習生でも同じで、帰りの電車ではすっかり仲良くなっており、これが実習1日目なら良かったのに、と皆で話していました。私は普段、小学生と交流する機会が少ないので、話しかけられたり、一緒にしりとりをして遊べたことがとても嬉しかったです。

肝心の観察会の内容ですが、ウミホタルの生態についての解説や、夜道は不安であれば一緒に帰る、家にない道具は貸し出す、といった気遣いが感じられて、対応が行き届いているなと思いました。夜の海に一人で行くことは危険ですし、わざわざ自分でトラップを作って観察することもあまりないので、貴重な経験ができて良かったです。

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