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2023年度秋季博物館実習1日目(11月15日)

こんにちは、奈良女子大学のI.Mです。
私は、2023年11月15日より5日間、大阪市立自然史博物館にて博物館実習をさせていただいています。
本実習では、11月18〜19日に実施される大阪自然史フェスティバルの準備・運営を通して、実際の博物館での仕事を学ぶことを目的としており、今回はその初日に実施した実習内容についてお話しします。

初日である15日はオリエンテーションが行われました。

はじめに、大阪市立自然史博物館の沿革や事業内容の説明をしていただきました。具体的には、学芸員の方の担当分野や、普及事業、近年の博物館を取り巻く状況などをお話ししていただきました。
学芸員の方から、実際のお仕事の内容や現場のリアルなお話をお聞きすることができ、学芸員として働くことに対する理解がより深まったように感じます。

また、博物館施設内の案内もしていただき、普段見ることのできない、学芸員の方の研究室や多くの品が保管・管理されている収蔵庫を、担当学芸員の方の案内のもと、見学させていただきました。なかでも私が興味深く感じたのは、普段我々が目にする展示室の管理に関するお話でした。これまで展示室を拝見する時は、展示の面白さや来館者への展示の伝わりやすさを重要視して考えていたのですが、今回はじめて、メンテナンスや来館者の怪我を防止するという観点から展示に対するお考えをお聞きしました。展示の内容だけでなく、展示用ケースや設備の手入れなど、実際に展示した後にも展示の方法についてこれほど考慮することが多いことに非常に驚き、学芸員のみなさんがこれほど様々なことを考えていらっしゃったことにも驚きました。

実際にイベントに関わらせていただくのはこの実習が初めてですが、今日学んだことを活かせるよう頑張りたいと思います。
(奈良女子大学、I.M)