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2023年度秋季博物館実習4日目(11月18日)

皆さんこんにちは、滋賀県立大学のT.F.です。
私は大阪市立自然史博物館にて11月15日から11月19日にかけての計5日間、学芸員過程の実習をさせていただきました。秋季の実習では普及教育事業の一環として「大阪自然史フェスティバル2023」(11/18、11/19開催)の準備や設営を行い、主にイベントを開催する際の学芸員の業務や他団体との交流について学ばせていただきました。
準備を行う際にも様々な気づきを得ることができましたが、今回は実習4日目の11月18日、フェスティバル1日目の様子についてご紹介します。

フェスティバル初日、私はA会場を担当していました。A会場は実習生3名と学芸員の方2名で担当し、出展者の方の設営補助や受付での一般来場者への対応、また会場内の見回りが主な業務内容でした。
イベント開始前には搬入時の出展場所への誘導や設営時の物品貸し出しの御用聞きを行い、限られた時間内で円滑に出展準備が進むように補助を行いました。搬入や出展の設営を見回る中で、お近くに出展されている団体の方々が会話を交わされている様子が多くみられたことが印象的でした。実習初日の座学で博物館と各団体との連携はあれど、団体同士の横のつながりが薄いという問題解決も目的として大阪自然史フェスティバルを開催していると教わりましたが、フェスティバルにて様々な分野で活動されている方々が関係を築いていらっしゃる様子を見て、博物館の交流の場としての有用性を改めて実感しました。
一般の方の入場開始後は会場内の各出展場所の案内や出展者の方との交流を行いながら、トラブルが発生していないか見回りを行いました。また、会場の受付ではパンフレットの配布や落とし物の対応の他、お困りになっている来場者の方に積極的にお声がけをし、別会場へのご案内などをいたしました。
来場者の方の中には目当ての出展がある方もいらっしゃれば催し物があると偶然知ってなんとなく入場された方もいらっしゃいましたが、皆様会場を出られる際に何が面白かった、これは知らなかった等、楽し気に感想を話されていました。イベント2日目の19日にもまた来ると帰り際にお声掛けいただくこともあり、大阪自然史フェスティバルがより多くの方にとって自然に興味関心を持っていただくきっかけとなっていると感じました。

イベントのスタッフとして一日活動する中で、博物館における学芸員の役割として調査研究以外にも様々な業務があり、どんな内容でもこなせるような柔軟さや臨機応変に対応するための自立性が大切であると学ぶことができました。
(滋賀県立大学 T.F.)

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