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2018年12月22日

芥川おそうじ隊 次回は1月16日(水)

芥川おそうじ隊は毎月第2火曜日に活動していますが、1月の第2火曜日はあくあぴあの休館日になりますので、次回は2月16日水曜日です。
お間違えないように。

前回の活動結果はこちら

芥川鳥類調査隊 12月調査報告

暑いぐらいの陽気でしたが、鳥はそれほど多くなく、
みんなでワイワイ歩きました。
それでも何度もカワセミが出て盛り上がりました。


エナガ

あくあぴあの横の林にエナガの群れが来ていました。


ツグミ

川の中にツグミがいました。
今年は飛来が遅いようです。

次回は1月29日(火)です。
10時に1階出入口です。

芥川緑地クラブ 次回は1月19日

芥川緑地クラブの次回活動日は1月19日(土)です。
竹藪の中の作業ですのでご安全に。
初めて参加される方は事前にご連絡ください。

芥川たのしみ隊 次回は1月19日

12月22日に以下の記事を書きましたが、間違いです。
1月はたかつきエコフェスタに参加します。
お詫びして訂正いたします。
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芥川たのしみ隊は冬でも活動します。
次回は1月19日(土)。
寒いので、厚着で濡れた場合のタオルなど持ってきてくださいね。

ボンドガールの成果が論文になりました!!!

チーム・ボンドガールが整理したハチの標本から、新種のハチの論文が発表されました。新種というのは、新発見の種という意味ではなく、「すでに知られている種とここがこう違うから名前(学名)を付けました」と論文で好評して初めて認知されます。みんなが知っていても論文として公表されていなければ、種として認められません。この作業がもんのすごく大変なので、「新種であることはわかってるけど論文書けてないので名前がない」生き物はたくさんいます。
今回、ボンドガールが整理したサンプルの中のコマユバチについて、藤江部長たちが論文を書き、Zootaxaという論文に掲載されました。Cotesia testaceaという名前がつけられました。testaceaはラテン語でレンガ色という意味です。とても綺麗な褐色の変わったサムライコマユバチの仲間だそうです。

さて、次回活動日は1月14日(月・祝)です。
初めて参加されるかたは事前に連絡ください。

2018年12月15日

芥川トコロジスト調査隊 12月調査結果

芥川トコロジスト調査隊 12月調査(報告書)
~晩秋の樹木の葉っぱと果実~

12月2日に第5回の調査を行い8人の参加があり、あくあぴあ裏手の竹林からトンボ池まで歩きました。小春日和の中、晩秋の生き物(36種)を観察しました。

アオキとアカメガシワの冬芽
冬芽は、春になって葉っぱや花になる芽です。夏から秋にかけて出来てきます。アオキ(写真左)の冬芽のように鱗片に包まれて寒い冬を過ごすものもあれば、アカメガシワの冬芽(写真右)のように葉になる部分が裸のまま(裸芽)のものもあります。裸芽の場合は毛に覆われていることが多いようです。

アオキ アカメガシワ


アオキは冬に赤い実がなると雌株と分かりますがこの樹はどちらでしょうか。アオキは日本では江戸時代から観葉植物として育てられていたようでこの時期やってきたヨーロッパの、一部のプラントハンターと呼ばれた人たちも売り物として持ち帰った言われています。

イヌビワとイヌビワコバチ
あくあぴあ周りにはイチジクの仲間のイヌビワがよく見られます。果実のように見えるのは花嚢(かのう)です(写真左)。この中に小さな花がぎっしり入ってます(写真右)。イヌビワコバチは雄株の花嚢に入ると卵を産み付けることができ、そこで生まれた雄と雌が花嚢の栄養をもらって育ちます。その後交尾した雌だけが雄株を出て雌株に花粉を運び、イヌビワが受粉し種子を作ります。今日は雌株の黒く熟した果実を見ることができませんでしたがもしあればとても甘く食べられるそうです。

イヌビワ イヌビワの実


花の咲いてた樹木
サザンカ(写真左)ツバキと違って花びらがバラバラと落ちます
ヤツデ(写真右)小花がたくさん集まっていて、一つの小花に5枚の花びらがあります

サネカズラ ヤツデ


もうすぐ咲きそうな樹木
ヒイラギナンテン 2月ころに黄色の花が咲きます

ヒイラギナンテン


赤い実の樹木
サネカズラ(写真左)樹皮からとった粘液を整髪に使ったことから別名ビナンカズラともいいます
カナメモチ(写真右)生垣によく使うレッドロビンはこの栽培品種です

サネカズラ カナメモチ


黒い実の樹木
スイカズラ 半常緑のつる性の樹木なので葉は黄色と緑があります。花は5、6月頃咲きはじめ白色から淡紅色、黄色と変化します

スイカズラ


紅葉した樹木
カスミザクラ(写真左)ソメイヨシノと比べ葉先が尖るのと腺点の位置が少し下にあることで見分けます
モミジバフウ(写真右)手のひらより大きい葉です。実はゴルフボールくらいの大きさ。ごろっぱ広場にあるので見上げて探してください。

カスミザクラ モミジバフウ


今回、観察した生き物は以下の通りです
アカメガシワ、モミジバフウ、イヌビワ、ヤマブキ、アオキ、クサギ、マンリョウ、ヒサカキ、カスミザクラ、アリ類、シャリンバイ、アラカシ、サネカズラ、ナワシログミ、ナキリスゲ?、モウソウチク、カナメモチ、ソヨゴ、ヒイラギナンテン、スイカズラ、ヤマハゼ、オオサンショウモ、ヤツデ、ハクモクレン、キンモクセイ、サザンカ、ウバメガシ、クサイチゴ、ミョウガ(orショウガ)、フユイチゴ、ジュズダマ、ヨモギクダナシアブラムシの虫こぶ、ミツバアケビ、ガマ、チヂミザサ、クロガネモチ(36種類、?は種名未確認)

次回は、2月10日(日)10:00~ 今回と同じあくあぴあ裏手の竹林を歩きます。テーマは「冬芽とどんぐり」ですが、この時期しか見られない生き物のサインを一緒に感じてみませんか。