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自然史オープンセミナー「菌類講座2017 ナショナルとローカル:菌類ハーバリウム体系の理想を考え、現状を語る」

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1月21日(土)に、自然史オープンセミナー「菌類額講座2017」を開催しました。
参加者は高校生からシニアまで約60名。


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細矢さんからは国立科学博物館の菌類標本庫のこれまでのあゆみと、蓄積・整理や活用のための工夫と困難を話していただきました。


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佐久間からは大阪を中心に地方博物館の菌類標本のコレクションの成り立ち、コレクション形成でのアマチュア研究者の重要性、その上で教育とコレクション形成が一体となった地方博物館と、国立を含む全体の自然史資料の連携が重要という話をしました。


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全体の討議も、少人数でやっている変形菌や藻類のコレクションのネットワークの参考事例や、地方のキノコ会の中には世代交代に苦労しているところもあるなど、各地の実情やいかに間口を広げ、敷居を下げて多くの人の参加を促すか、その上で同時に研究資料活用を勧めていくかなど、様々な役割を博物館に期待している声も多く聞かれました。