2019年02月23日

館内・園内行事

ジオラボ(2月)「いろんな植物化石」

2019年2月9日のジオラボは、「いろいろな植物化石」でした。
植物化石には、石になったマツボックリ、石の上に付いた葉っぱ、落ち葉のような葉っぱなど、様々な状態があります。また、葉・マツボックリ・幹など様々な部分の化石があります。


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実体顕微鏡やルーペで、いろんな植物化石を観察しました。


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石になったヤシの幹、木生シダの幹です。


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石になったナンヨウスギの球果(マツで言えばマツボックリ)の化石です。切断して磨いてあります。種子とその中にある胚(芽になる部分)が見えます。美しいですね。


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ツゲの葉の化石です。粘土層から取り出して、プレパラート標本にしました。落ち葉のようです。

2019年01月29日

館内・園内行事

ジオラボ(1月)「大昔の大阪にたまった火山灰を見てみよう」

2019年1月12日のジオラボは、「大昔の大阪にたまった火山灰を見てみよう」でした。
火山灰がどんなものか、皆さんご存知でしょうか?参加者の皆さんに聞いてみたところ「火山の噴火で飛んでくる、灰」「砂のような物」など、いくつか意見が出ました。「灰」というと、燃えかすの「灰」を思い浮かべる人も多いことでしょう。火山灰は燃えかすの「灰」なのか、砂のようなものなのか、みんなで確かめてみることにしました。
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正体を確かめる火山灰は、大昔の大阪に降り積もった「ピンク火山灰」と「アズキ火山灰」にしました。「ピンク火山灰層」は105万年前に九州で起きた巨大噴火の火山灰、「アズキ火山灰層」は90万年前に九州で起きた巨大噴火の火山灰です。地層が崖になっているところから、採集してきたものです。
まず火山灰の塊を蒸発皿に入れて指でつぶし、にごった水を捨てるのを繰り返しました。
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水がにごらなくなったら、蒸発皿の底に残ったものをホットプレートで乾かしました。
そして、顕微鏡で観察しました。
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顕微鏡で見ることができたのは、薄っぺらな形やとがった形をした、ガラスのようなものでした。それらは火山の噴火のときに、マグマに含まれていた火山ガスのあぶくが大きくなって、はじけてできたものだそうです。火山灰は燃えかすの「灰」ではないことが分かりました。火山灰はマグマが冷え固まってできる岩石の細かい粒で、今回使った火山灰の粒の大部分は火山ガラスでした。

2019年01月17日

子ども向け行事

特別行事「はくぶつかん・たんけん隊」

博物館のウラガワを探検する「はくぶつかん・たんけん隊」が2019年1月14日に開催されました。普段は見られない研究室や、収蔵庫(昆虫や植物、魚などの標本が保管されている部屋)を探検しました。


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写真1:収蔵庫の入り口はとても分厚い扉です。何が見られるのだろう、ドキドキするなぁ。


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写真2:館長の研究室は、ビンや本が沢山あるなぁ!


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写真3:珍しい植物も見る事ができて大満足!

2018年07月02日

子ども向け行事

こどもワークショップ「地下鉄クジラ」

6月16、17日、地下鉄工事でみつかったクジラ化石について、展示を見ながら話をしました。展示を一緒にみて、考えて、知ったことを手作りクジラカードで思い出にできます。


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展示室でクジラを見ながら考えました。クジラのどこの部分かな?

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学んだことを、思い出カードにしよう。個性が光るカードです。

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ハカセに思い出カードをみせてあげよう。

次回、7月7日(土)・8日(日)も実施します。どうぞよろしくお願いいたします。

保護者の方からの質疑応答なども多く大人も楽しめます。
WS後のハカセコーナー(化石・資料・ハカセが名前を付けたイルカのホネ等のミニ展示)も人気です。

2018年06月11日

野外行事

地域自然誌シリーズ「岡田浦から樫井川」

5月20日(日)に大阪府南部の泉南市で地域自然誌シリーズ「岡田浦から樫井川」が行われました。とてもいい天気で、大阪湾を囲む和泉山脈や六甲山地、対岸の淡路島、関西国際空港もきれいに見ることができました。
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 岡田浦は大阪に残された数少ないたくさんの生き物が見られる海岸で、大阪では最も海浜植物の種類が多い場所です。満開のハマヒルガオ、大阪ではとても少なくなったハマボウフウなどの花が咲いており、とてもきれいです。
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 また海で採れた魚たちも観察しました。これはウミタナゴ属の幼魚です。
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 岡田浦の観察を終え、樫井川の河川敷を歩きます。河川敷にはたくさんの花々咲いています。とても美しいのですが、そのほとんどが外来種なので、複雑な心境です。
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 とてもいい天気のもと、砂浜から河川敷へと変化に富んだ自然観察ができました。

2018年01月07日

子ども向け行事

子どもワークショップ「ハチの巣」

10月28日(土)・29日(日)、11月25日(土)・26日(日)に、子どもワークショップ「ハチの巣」を実施しました。

まんまる、とっくり、竹のなか…?ハチの巣には、いろいろな形や大きさがあるんだ。どんなハチが、どんな巣をつくるんだろう。巣のなかで何をしているの?ハチのハカセといっしょに巣や標本をじっくり見て、ハチのくらしをのぞいてみよう。


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まずはじめに、4種類の巣が、何でできているか考えてみよう。巣をじっくり見て、素材カード(土・木・竹・みつろう)を選んだら、ハカセが登場して、こたえ合わせ。巣の素材を見せてくれました。

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お次は、巣を見ながら、ハチカードを選ぶよ。どのハチが、どの巣を作ったのかな?

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ハチと巣の標本をそれぞれ見ながら、ハカセが色々とお話をしてくれました。ハチの巣の中は、どんなふうになっているんだろう?「アナバチ」の巣は、赤ちゃんのためのエサがつまっていた!

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みんな、とても真剣!「土からどうやって作るの?」「オスとメスはどうちがうの?」「そんなに(巣材を)つめこんで、赤ちゃんが巣から出るときはどうするの?」などなど、どんどん質問が出てきます。ハカセがていねいに教えてくれます。

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ハチの標本も、手元でゆっくり見てみよう。生きているときは、こんなに近くで見られないもんね。細い体だなあ!


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お気に入りのハチカードを選んで、ハカセに聞いた巣のこと・ハチのこと、メモをして持って帰ろうね。巣やハチの標本を見ながらスケッチする参加者もいます。

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スズメバチの巣、さわってごらん。木でできていて模様が素敵、それにとっても軽い!ひとつのお部屋が、けっこう広いんだなあ。

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みんなの生活のそばで、いろいろなハチが巣を作って暮らしているんだね。今度、公園で探してみよう。ハカセ、いろいろと教えてくれてありがとう!

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2017年11月29日

野外行事

テーマ別自然観察会「高槻市北部の地質」

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11月5日(日)に、テーマ別自然観察会「高槻市北部の地質」を実施しました。
高槻市周辺の山々を作る地層・岩石を観察し、そのおいたちを巡る観察会です。
参加者・世話役あわせて50人以上の大人数で、まずは川久保渓谷沿いを歩きます。


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川におりて岩石の説明をする川端学芸員。
丹波帯とよばれる地質帯と超丹波帯と呼ばれる地質帯の境界が、このあたりにあるのですが、研究者によって見解が分かれています。
さて、参加した皆さんはどのように感じたでしょうか。


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さらに川沿いを進むとチャートの露頭があり、みんなで観察です。
チャートとは深海にたまった放散虫などのプランクトンの死骸が固まってできた岩石です。


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川久保渓谷から本山寺参道にあがり、参道沿いの緑色岩と呼ばれる岩石を観察します。
緑色岩とは海底に噴出した玄武岩が、変質を受けて緑色をすることが多いため、その名がついています。
しかし本山寺参道の緑色岩はあまり緑色には・・・


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山を下り、芥川沿いで「メランジ」とよばれる砂岩と泥岩がぐちゃぐちゃに入り交じった岩石を観察しました。
これは海底にたまった地層が、海溝で沈み込む際に、もみくちゃにされてできた岩石です。
これまで見てきた、チャートや緑色岩、そしてこのメランジなどの岩石が分布することは、高槻市北部の山々が、かつては海洋プレート上で形成され、それが海溝で付加したことを示しています。


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最後は芥川の河原に降り、河原の石ころを観察しながら今日見てきた岩石の復習とまとめを行いました。


やや長い距離を歩きましたが、参加したみなさんは高槻の山々の地層・岩石からそのおいたちをたどることができたでしょう。