2018年01月07日

子ども向け行事

子どもワークショップ「ハチの巣」

10月28日(土)・29日(日)、11月25日(土)・26日(日)に、子どもワークショップ「ハチの巣」を実施しました。

まんまる、とっくり、竹のなか…?ハチの巣には、いろいろな形や大きさがあるんだ。どんなハチが、どんな巣をつくるんだろう。巣のなかで何をしているの?ハチのハカセといっしょに巣や標本をじっくり見て、ハチのくらしをのぞいてみよう。


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まずはじめに、4種類の巣が、何でできているか考えてみよう。巣をじっくり見て、素材カード(土・木・竹・みつろう)を選んだら、ハカセが登場して、こたえ合わせ。巣の素材を見せてくれました。

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お次は、巣を見ながら、ハチカードを選ぶよ。どのハチが、どの巣を作ったのかな?

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ハチと巣の標本をそれぞれ見ながら、ハカセが色々とお話をしてくれました。ハチの巣の中は、どんなふうになっているんだろう?「アナバチ」の巣は、赤ちゃんのためのエサがつまっていた!

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みんな、とても真剣!「土からどうやって作るの?」「オスとメスはどうちがうの?」「そんなに(巣材を)つめこんで、赤ちゃんが巣から出るときはどうするの?」などなど、どんどん質問が出てきます。ハカセがていねいに教えてくれます。

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ハチの標本も、手元でゆっくり見てみよう。生きているときは、こんなに近くで見られないもんね。細い体だなあ!


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お気に入りのハチカードを選んで、ハカセに聞いた巣のこと・ハチのこと、メモをして持って帰ろうね。巣やハチの標本を見ながらスケッチする参加者もいます。

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スズメバチの巣、さわってごらん。木でできていて模様が素敵、それにとっても軽い!ひとつのお部屋が、けっこう広いんだなあ。

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みんなの生活のそばで、いろいろなハチが巣を作って暮らしているんだね。今度、公園で探してみよう。ハカセ、いろいろと教えてくれてありがとう!

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2017年11月29日

野外行事

テーマ別自然観察会「高槻市北部の地質」

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11月5日(日)に、テーマ別自然観察会「高槻市北部の地質」を実施しました。
高槻市周辺の山々を作る地層・岩石を観察し、そのおいたちを巡る観察会です。
参加者・世話役あわせて50人以上の大人数で、まずは川久保渓谷沿いを歩きます。


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川におりて岩石の説明をする川端学芸員。
丹波帯とよばれる地質帯と超丹波帯と呼ばれる地質帯の境界が、このあたりにあるのですが、研究者によって見解が分かれています。
さて、参加した皆さんはどのように感じたでしょうか。


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さらに川沿いを進むとチャートの露頭があり、みんなで観察です。
チャートとは深海にたまった放散虫などのプランクトンの死骸が固まってできた岩石です。


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川久保渓谷から本山寺参道にあがり、参道沿いの緑色岩と呼ばれる岩石を観察します。
緑色岩とは海底に噴出した玄武岩が、変質を受けて緑色をすることが多いため、その名がついています。
しかし本山寺参道の緑色岩はあまり緑色には・・・


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山を下り、芥川沿いで「メランジ」とよばれる砂岩と泥岩がぐちゃぐちゃに入り交じった岩石を観察しました。
これは海底にたまった地層が、海溝で沈み込む際に、もみくちゃにされてできた岩石です。
これまで見てきた、チャートや緑色岩、そしてこのメランジなどの岩石が分布することは、高槻市北部の山々が、かつては海洋プレート上で形成され、それが海溝で付加したことを示しています。


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最後は芥川の河原に降り、河原の石ころを観察しながら今日見てきた岩石の復習とまとめを行いました。


やや長い距離を歩きましたが、参加したみなさんは高槻の山々の地層・岩石からそのおいたちをたどることができたでしょう。

2017年11月28日

館内・園内行事

長居植物園案内・動物昆虫編「セミのなる樹」

2017年7月29日(土)に長居植物園案内・動物昆虫編「セミのなる樹」を行い、213人の参加がありました。
長居公園には10万匹のクマゼミがいると考えられています。

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セミには好きな樹と嫌いな樹があるようで、センダン、シマトネリコ、ケヤキなどには幹にたくさんついていますが、イチョウ、マツ、クスノキなどにはほとんどつきません。
樹皮の厚さ、汁のおいしさなどが関係しているのかもしれません。

2017年08月24日

特別展関連行事

メガ恐竜展2017 「恐竜エキスパート講演会~巨大恐竜の謎にせまる~」

「メガ恐竜展2017」開催中の大阪南港ATCホールにて、平成29年7月29日(土)、恐竜研究で世界をリードする小林博士(北海道大学総合博物館)と林博士(岡山理科大)による「恐竜エキスパート講演会~巨大恐竜の謎にせまる~」を開催しました。

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林講師は恐竜だけでなく哺乳類が巨大化するメカニズムについて、沢山の情報と写真を詰めて発表されました。
小林准教授はティラノサウルスの生態などを骨や脳の形から復元し、活き活きとした映像とともに紹介されました。
また、ご自身が帰ってきたばかりのアラスカ調査の写真や、いま話題の北海道むかわ町からでた恐竜化石の話題など多岐にわたって聴衆を魅了しました。
講演終了後にも参加者から多くの質問がありました。

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2017年08月02日

特別展関連行事

メガ恐竜展2017 ギャラリートーク

 7月25日 メガ恐竜展が無事オープンしました。恐竜展に関わった専門家のトークが実施されました。

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スペインのディノポリス、アルカラ館長の解説。

 7月27日 メガ恐竜展のギャラリートークを当館学芸員が実施しました。恐竜たちの巨大化等について、分かりやすく解説します。あと4回実施します(各回30分程度)。
8月4日(金) ①午前10時 ②午後1時
8月9日(水) ①午前10時 ②午後1時


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恐竜の骨の作りについて紹介しました。

2017年06月07日

野外行事

地域自然史誌リーズ「泉原」

棚田の残る大阪府茨木市の泉原で、初夏の昆虫や生き物、植物、キノコの観察をしました。
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満開のスイカズラです。
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かつては、棚田にクロゲンゴロウやシマゲンゴロウがのどかに泳いでいたのですが、コシマゲンゴロウとマメゲンゴロウ類しか見られませんでした。
とはいえ、ため池ではヨツボシトンボの姿を見ることができました。
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他にも、カエル4種の成体やオタマジャクシ、モリアオガエルの卵塊を観察したり、シュレーゲルアオガエルを声聞くことができました。

気候に恵まれ穏やかな野外観察会となりました。

2017年05月23日

野外行事

やさしい自然かんさつ会「海辺のしぜん」

5月14日に、長崎海岸(大阪府泉南郡岬町)にて、やさしい自然かんさつ会「海辺のしぜん」を開催しました。


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前日の13日、補助スタッフの事前研修として、長崎海岸で採集調査を行いました。天気も海況も今一つでしたが、参加者はお構いなしで磯に張り付き、生き物を探しました。


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夜、近くの民宿にて、種同定の勉強会をしている様子です。恒例の有山さんの熱心な海藻レクチャーがありました。海藻の触感や匂いも、同定ポイントになるそうです。


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真ん中の1個体はアサリ、その他はヒメアサリです。今回のイベントとは直接関係ありませんが、今年の大阪湾生き物一斉調査のテーマは「アサリとヒメアサリ」。ということで、勉強にも熱が入りました。山西元館長、石田学芸員によれば、アサリの方がヒメアサリよりも水管が長いということでした。このため、アサリではヒメアサリよりも貝殻の中に水管をしまうためのスペースが大きくなり、貝殻の内側に残る外套膜の跡の湾入(外套湾入)が深くなるということでした。他にも、アサリの方が貝殻の模様(放射肋)がくっきりしている、という違いがあるそうです。この日の調査ではこの1個体を除き全てヒメアサリでした。ヒメアサリの方が外海の影響が強く塩分の高い環境に生息しているそうです。


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14日、イベント当日。前日とは打って変わって、天気も海況も抜群の一日でした。参加率も高く、賑やかなイベントとなりました。生き物を捕まえたときの少年少女たちのキラキラした表情と、張り切りすぎて深い所まで行ってしまいスタッフに注意されるお父さん達が印象的でした。


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班ごとに採集した生き物を分別している様子。たくさんの種が採れました。


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採集後、講師陣によるまとめの様子。種の同定はもちろんのこと、生態や進化にまで言及した解説に惹きこまれました。自然をもっと好きになるような、もっと大切にしたくなるようなお話でした。各班、講師の解説は、拍手喝采で幕を閉じました。

これからもしばらく磯観察のベストシーズンは続きます。是非、海に足を運び、生き物たちに会いに行ってみてくださいね。