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「夢洲における自然再生エリアの計画・施工を求める要望書」への回答が届きました。

 2022年6月7日付けにて提出した「夢洲における自然再生エリアの計画・施工を求める要望書」について、提出先の3つの団体から、以下のような回答が寄せられました。

1.公益社団法人2025年日本国際博覧会協会からの回答
 2022年7月7日午前11時ごろ、KONC事務局に公益社団法人2025年日本国際博覧会協会事務局担当者から入電があり、KONC事務局員大久保が口頭での回答を聞き取り、筆記した。
<回答内容>
「万博会場予定地については、土地の貸与後工事開始前に重要な植物の生育状況の調査を行い、生育が確認された場合は、有識者の指導に基づき移植など適切な対応を行います。
 建設工事においては、工事関係者による区域外の不要な立ち入りの禁止や、建設機械の低騒音型機器の使用など、適切に対応していきます。
 現在、緑地や水辺の整備に関する詳細については設計中ですが、大阪市と連携し、裸地・浅場や緑地の確保や形成など、自然環境に配慮していきます。」

2.環境省近畿地区事務所からの回答
 令和4年6月27日付にて、近畿地方環境事務所長 関根達郎氏より、以下のような趣旨の回答が届きました。
<回答内容>
「各種事業の実施主体が適切に判断・実施されると考えていますが、当事務所としても技術的な助言等の協力は可能であり、今後の取り組みに注視していきます。」

3.大阪市港湾局からの回答
 2022年7月5日付にて、大阪港湾局長より、以下の回答が届きました。
<回答内容>
「大阪市では、夢洲2区南東部の地盤改良工事に際し、低質土砂の一部を採取し夢洲1区に移植しており、工事完了後、博覧会協会と連携して、専門家の意見を聞きつつ低質土砂の一部等を万博会場の適切な場所に戻すことで、希少植物の再生を図るとともに、水辺を利用する鳥類が利用できるよう努めます。
 万博後は、夢洲2区の土地造成を再開し、国際観光拠点・国際物流拠点として土地利用を図るため、造成途上に生じた湿地をそのまま残すことは困難であるものの、夢洲1区(グリーンテラスゾーン)を基本に、カワツルモの生息場所やコアジサシの飛来場所を確保できないか、専門家の意見を聞きながら対応を検討していきます。
 なお、万博工事・開催期間中の対応につきましては、博覧会協会にご確認をお願いします。」