平成19年12月26日更新

大阪府高等学校生物教育研究会  
生物実習書新教育課程用改訂版完成(2003年4月改訂版)

同教師用解説CDも完成。

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本研究会では昭和42年に初版の「生物実験書」を発行以来、教育課程の改訂のたびに実験項目と内容を見直してまいりました。今回は2003年度から実施の教育課程に対応する改訂作業を2000年より3年がかりで進め、このたび新しい「生物実習書」が完成しました。また、「生物実習書」の実験内容について教師用に実験の準備や指導上の注意、さらに実験の結果例や考察の模範解答なども収録した教師用解説CDも作成しました。

下記にこれらの実習書と解説CDの概要をまとめておきますので、ご入用の方は次の実験書事務局までFAXか葉書で、送付先住所と必要冊数をお申込ください。折り返し郵便振替用紙同封でお送りします。

<申込・問合せ先>
560−0001 豊中市北緑丘3-2-1  大阪府立豊島高等学校

生物科  平岡 誠志        (Fax 06-6849-6657)


高等学校生物実習書(大阪府高等学校生物教育研究会発行)の概要

         B4判両面印刷で、84ページ。実験・実習を50項目収録。1460円。

         実験項目としては、高校生物で必須の基本実験をすべて収録し、その上に生徒の興味を引く独創的な実験や探究的な実験を新しく開発して多数収録。

         大阪府内の高校における生徒用副教材として作成、もちろん他府県での使用も歓迎。

         1枚ずつ切り離して提出可能なように、氏名欄・ミシン目付。

         実験方法を図入りで詳しく説明し、結果の記入欄やスケッチ・グラフ欄あり。考察の設問や教科書には掲載されていない参考資料も充実。

         内容は「生物T」の連続性・恒常性分野を中心に、「生物U」の代謝・生態・分子遺伝分野の重要実験も10項目掲載し、これ一冊で高校の生物分野の主要実験を網羅。

         内容的には、実験室で行う実験(約30項目)以外に、データや参考資料を元に生徒が作業を行うドライラボ形式の実習を多数収録。

         実習書の内容は以下の目次を参照ください。

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目     次
平成16年5月22日更新
『生物実習書』・『解説書CD-ROM』の発刊にあたって
      導      入        遺    伝
 1. 実験にのぞんで  26. トウモロコシの種子の色の遺伝
 2. 実験に用いる生物の培養と飼育  27. 遺伝のモデル実験
 3. 顕微鏡・ミクロメーターの使用法  28. キイロショウジョウバエの観察と交配
 4. 統計処理入門  29. だ腺染色体の観察
 5. 自然の探究1 −微生物の観察−  30. 染色体地図の作成
 6. 自然の探究2 −よく見ることから始めよう−  31. ヒト染色体の分析
 7. 身近な春の植物 1・2  32. DNA分子模型の作成
 8. 自然の探究3 −タンポポの分布調査−  33. 細胞内のDNA・RNAの検出とDNAの抽出 
      細     胞  34. バイオテクノロジー
     (組織培養と細胞融合の実験)
 9. 細胞の観察       恒常性 ・ 生態
 10. 細胞の大きさの測定  35. ヒトの盲斑の検出
 11. 原形質流動の観察  36. 眼球の観察
 12. 原形質分離と浸透圧  37. 脳の観察
 13. 植物組織の観察  38. 動物の行動 (走性)
 14. 動物組織の観察  39. ヒトの学習行動
 15. 体細胞分裂  40. 動物の血球の観察と働き
      代     謝  41. 動物ホルモンの働き −ヒトの血糖量調節−
 16. カタラーゼの酵素作用  42. 動物の変態とホルモン
 17. 酵母菌のアルコール発酵  43. 植物ホルモンの働き
 18. 脱水素酵素の働き  44. 動物の生存曲線
 19. 呼 吸 商  45. ウキクサ個体群の成長曲線
 20. 光合成色素の分析  46. 植物群落の遷移
 21. 光合成と外的条件       付    録
      生 殖 ・ 発 生  47. 校庭の木を調べよう
 22. 有性生殖と無性生殖
     −コケ植物とシダ植物の生殖−
 48. 大阪市立自然史博物館
 23. 減数分裂の観察  49. 大阪市立動物園
 24. 花粉と花粉管の観察  50. 大阪の生物教育施設マップと自然観察のポイント
 25. 動物の受精と発生 (ウニとカエル)  スケッチ用紙・DNA分子模型用型紙
あ   と   が   き

 


「同 教師用解説集CD」の概要

         実習書の全項目について、実験の準備から生徒を指導する上での留意点をきめ細かく解説。

         テーマ毎に実験の「ねらい」・「留意点」・「結果例」・「考察」・「発展」などを詳しく解説。その上、紙面の関係で実習書に載せることができなかった参考資料や、関連する実験や観察についても収録。

         「目次」の実験項目をクリックするだけで関連ページを見ることができるので、今までのようにあちこちの資料を探さなくても、手元のパソコンで簡単に実験の準備ができる。1500円。

解説集CDを紹介致します