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冬季博物館実習5日目

実習最終日の5日目、2班は午前中博物館における教育・普及面の話を聞いたのち、ゲームを通して情報の伝え方について学びました。午後は展示解説をやってみるという実践的な実習を行いました。

はじめに、地層やタンポポ、骨格標本、紙芝居などの学校向けの貸し出しキットについての話をしていただきました。貸し出しキットは、子供たちが親しみやすい身近なテーマをもとに、貸し出ししても壊れないような丈夫さ、分かりやすい解説やラベルといった工夫がされていました。特に当博物館はこのような貸し出しキットが充実しおり、教育に力を入れている様子が伝わってきました。学校ではできない、博物館だからできる教育というものがあるのだと感じました。
午前の後半はカードに描かれた絵を、相手に言葉だけでどれだけ伝えられるかのゲームをしました。簡単な絵でも、情報をどれだけ細かく話すかや、伝える順番などで伝わりやすさが左右されるということを学びました。このことは、日常生活での会話でも生かせるスキルだと思いました。

午後は、第2展示室の展示物のなかから1人1つテーマを選び解説を考えて、実際の展示の前で5分ほどの発表をしました。私はナウマンゾウとオオツノジカと人類との関係について話しました。限られた時間のなかで、展示物の特徴や自分が面白いと思ったこと、背景知識などを詰め込むのは難しかったです。伝えたいことをどのような流れで説明するとわかりやすいのかだけではなく、立ち位置や、実際に話しての練習の重要性を学びました。今後、人前で発表する機会は少なくないので、今回の実習は大いに役に立つと思います。
5日間を通して、博物館の裏側から、展示、教育・普及まで幅広い博物館のありかたを知ることができ、とても有意義な実習となりました。ありがとうございました。
(G大学 N.Y)

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