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2018年夏期博物館実習2日目 1班

実習2日目、班別での本格的な実習の始まりです。
1班では、貝の分類・仮番号登録を行いました。

貝は既にプラスチックケース内に保管されており、種名・採集地・採集日・貝の状態などに関する記述など、いわばその貝の情報が詰まった“ラベル”というものがケース内外にあります。私たちが行ったのは、そのラベルに記載された情報をエクセルに入力し、データを残すことです。その際、種名に誤りがないかの確認や、解読が難しい文字を石田学芸員に尋ねながら作業を行いました。筆記体で書かれた学名や、古い漢字など、はじめは読むのに苦労しましたが、だんだんと特徴がつかめて推測出来るようになり、作業効率が上がっていきました。
ラベルは脱脂綿の間に挟まっていたり、貝の中に入っていたり、ケースの底や表面など目につきやすいところにあるとは限らないため、見つけて取り出すときは、宝物を見つけたような感覚でわくわくしました。

中には普通の用紙にメモ書きをしたくらいの簡易的なものもありましたが、それがあったおかげで貝の情報を正確に拾うことが出来るので、ラベルを書くことの重要性を感じました。
ラベルの情報を入力した後は、仮番号ラベルをエクセルの表の番号と対応させてケースの見えるところに入れました。こうして整理が終わった標本は番号ごとに段ボールに入れました。
集中して作業した結果、1人あたり120個ほどの貝を整理することが出来ました。その全てがどれひとつとして同じものは無く、数をこなしていく度に知らなかった新しい貝を知れるのが楽しくてあっという間に時間が過ぎていきました。学芸員の方がこの作業をするとなると、他の業務でお忙しい上に、あっという間に時間が過ぎてしまうので大変だな、とも思いました。 
(M大学 E.K)

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