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2020年度 博物館実習 冬 5日目

 リモートでの実習最終日は「冬越しの昆虫の資料づくり」でした。事前課題として、野外で昆虫を探し、名前や特徴、その他調べてわかったことを記録する、という課題が出されました。実習当日は学芸員の松本さんから昆虫を中心に、なぜ採るのか、採集方法、採集のマナー、標本にする方法、収蔵庫についてなどの説明がありました。その後に事前課題で調べたことを発表し、その後松本さんから名前の修正やコメントを頂きました。
 実習生の皆さんはこの冬の中でたくさんの様々な昆虫を見つけ、また見つけた昆虫のことを詳しく調べていました。発表を聞いていて、とても楽しかったです。
 この実習で、資料となるものを自分で探して、調べて、【いつ】【どこで】【誰が】採集したのかなど記録することの大切さを学びました。特に記録して資料にラベルをつけることが重要であることがわかりました。つまりラベルがなければどんなに貴重な資料でもただのゴミになる、ということです。これは博物館の資料に限らず、私たちの身近な物にも言えることだと思います。例えば家族と撮った写真でも、どこで撮ったのか、何が写っているのかわからなくなったら、ただの人が写った写真になります。今まで撮った写真に記録を書き残してみるのも良いと思います。
(奈良女子大学 H.M)

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