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2022年11月30日

2022年度秋季博物館実習3日目(11月18日)

 こんにちは、北海道大学のS.Hです。
 私は2022年11月16日~20日の計5日間、大阪市立自然史博物館で、博物館自習をさせていただきました。今回の実習の大きな特徴は、19、20日に「大阪自然史フェスティバル」が行われるという点です。大阪自然史フェスティバルとは、100近くの団体が参加し、自然の楽しさを伝えるようなワークショップやグッズの販売を行うイベントです。今回の5日間の実習では、このフェスティバルの設営や運営を中心に学ばさせていただきました。そして、私は5日間の実習の中で3日目のブログを担当させていただくことになりました。

 博物館実習3日目の今日は、2日目に引き続き、大阪自然史フェスティバル設営のお手伝いをしました。大きく分けて、机や椅子を運ぶことと、机を所定の位置に並べる作業を行いました。どちらの作業もとても体力のいる作業で、通常業務ではない、イベントや企画展時の学芸員の方々の動きをまじかで見ることができました。

 今回の実習に参加させていただき、普段何気なく参加しているイベントや企画展では、こんなにも多くの人が関わって運営しているということを、改めて理解することができました。また、学芸員の方々の仕事の幅広さや多さにとても驚きました。
(北海道大学 S.H)

2022年度秋季博物館実習(5日目)

こんにちは、大阪市立大学のM.Sです。
11/16~11/20の5日間、大阪市立自然史博物館さんに博物館実習としてお世話になりました。

最終日の11/20は、前日の11/19から開催されていた大阪自然史フェスティバルの2日目でした。
私の担当はA・B・C会場の3つの会場のうちのA会場でした。A会場では主に3つの役割がありました。コロナウイルス感染予防の換気のために外に繋がる扉が開いているため、そこの見張り、会場入り口での案内所、会場内の巡回を45分交代で役割を分担しました。9時半開始すぐには会場入り口の案内所の担当でした。検温と消毒のご協力をお願いし、パンフレットの紹介を行いました。A会場は他のB・C会場と階や館が異なることから、他の会場への行き方を聞かれることが多かったです。巡回では会場内でトラブルや困っている方がいらっしゃらないかを注意するようにしました。

前日のB会場とは異なり、展示や体験のブースが中心だったので、お子様連れのご家族がゆっくりと時間をかけて楽しんでいる印象を受けました。昨日の会場ではイベントの集合管理などに意識が向いている時が多かったので、来館者の様子にあまり気づきませんでしたが、今回では巡回や見張りの際にイベントを楽しむ人々を見て活気を感じることができました。また、前日はほとんど来館者の方と質問対応以外にお話しをすることは無かったのですが、2日目の午後では案内所や、扉前での見張り中に話しかけられることがありました。久しぶりに活気が戻って嬉しいというお話をしてくださったり、お子様連れのご家族が「楽しかったです、ありがとうございました」と声をかけてくださったりと来館者と交流できました。それらの交流を通して自分たちが参加したものにポジティブな反応が返ってくる貴重な経験をし、非常にやりがいを感じました。

今回の実習を通して、学芸員の実際の業務内容を教えていただき、多くのことを学ぶことができましたし、準備や当日の運営を通して同じ実習生や自然史センターの方々、学芸員の皆さんとの連携できたことで達成感をより感じることができたのではないかと考えております。5日間、貴重な機会を設けていただいた大阪市立自然史博物館の皆さんに改めて御礼申し上げます。本当にお世話になりました。
(大阪市立大学 M.S)

2022年11月29日

2022年度秋季博物館実習(2日目)

こんにちは、神戸大学のY.Kと申します。
私達は11/16〜11/20までの計5日間、大阪市立自然史博物館さんで学芸員資格取得の一環として博物館実習を行っていました。
今回のブログでは、実習2日目の様子をお伝えしたいと思います。

実習2日目のメインのお仕事は、19・20日に開催される自然史フェスティバルの準備でした。まず初めに、来場してくださる方、そしてイベントを一緒に盛り上げてくださる団体参加の方、協賛企業の方、私たちスタッフがイベントを楽しめるよう会場の清掃を行いました。また会場だけではなく、当日使用する備品のチェック、清掃なども行いました。かなり大きな規模のイベントであり、会場も広く備品の数も多かったため、イベント会場を作り上げる過程の大変さを実感することができました。

清掃が終わり、次に取り掛かったのは大量の印刷物。来場される団体さんやスタッフの名札、案内のための巨大ポスターなどです。これらをカッターで切り、所定の位置へ貼る、ネームホルダーへしまう、等の作業を行いました。当日来場される団体さんのお名前を拝見して、自然史というものを通じて多くの方々とイベントの場を作り上げているのだということを改めて感じ、当日への期待が高まりました。

1日目はオリエンテーションだったため、あまり周囲の実習生や学芸員さんなどと交流することは少なかったのですがこの日から協力して作業を進めていくことで交流を深めることができました。実習生の皆さんからは学んでいらっしゃることや、なぜ学芸員資格取得を目指しているのか、学芸員さんからは学芸員視点でのイベントの企画、運営の小話など大変興味深い話を聞くことができ、博物館に携わっている人、携わろうとしている人の考えを学ぶことができました。

このように振り返ってみると、勿論地道な作業も多く大変だと感じる瞬間もありましたが、イベントを無事に終了した今、この準備期間があったからこそ実習生や学芸員の皆さんと当日連携することができ、思いっきりイベントを楽しむことができたのではないかなと思います。皆さん仲良くして頂いて有り難うございました!そして5日間、実習生を受け入れイベント運営という貴重な機会を設けていただいた大阪市立自然史博物館の皆さんに改めて御礼申し上げたいです。本当にお世話になりました。
(神戸大学 Y.K)

2022年11月24日

2022年度秋季博物館実習(5日目)

こんにちは、高知大学のW.Yです。
実習最終日である20日、大阪自然史フェスティバル2022の2日目です。天候も何とか持ち、それなりの天気での開催となりました。

私の担当は一階、情報センターでの来館者へのパンフレット配布でした。9時半の開館と同時に多くの方が来館され、100部近く用意していた手元のパンフレットがすぐになくなり、何回も補充に行かなければならないほどでした。
A会場であるネイチャーホールがややわかりにくい位置にあったり、博物館への入館が通常と違うルートを通らなくてはならなかったので声を出しての誘導も行いました。1つ改善したいなと思ったことは、このA会場や博物館へ誘導する看板です。A会場に誘導する看板は階段の入り口のところに大きな看板が吊ってあったのですが、来館者が歩く向きのほぼ真横であり、かつ上部にあるため視界に入りにくいのではないかと思いました。実際、A会場はどこかと聞かれ私が看板の方を示すと、(あぁ、看板あったのか)というような反応をされる方も多かったです。
博物館への誘導看板は来館してすぐ目に入る柱にありました。ただ、この看板は通常時の入館方法を示す(植物園入り口に誘導する)ものでしたので、今回のようなイベント時に誤った方へ進んでしまう来館者もおられました。何かの紙で覆う、矢印の向きを直進にするなどの対策をすれば来館者が混乱せずに済むのではないかと思いました。

フェスティバルでは多数のイベントも行われました。バードウォッチングや鳥の絵を描く教室などがありました。私個人としては高知県で問題となりつつある外来種の鳥「サンジャク」についての講演を聞きたかったのですが、あいにく都合が合わず断念しました。
そんな人のために今回のフェスティバルの公演はyoutube配信が行われていました。大阪自然史博物館の公式youtubeにてライブのアーカイブが残っていますので、満員で聞けなかった!そんな公演があるとは知らなかった!もう一度講演を聞きたい!という方はご覧になってはいかがでしょうか?

大阪自然史博物館公式youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%B8%82%E7%AB%8B%E8%87%AA%E7%84%B6%E5%8F%B2%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8

フェスティバルへの来場目的の他に、お子様連れの方に複数回「恐竜の展示室はどこか」と尋ねられたりもしました。この博物館の人気な展示物であるんだな、と実感する出来事でした。

今回の自然史フェスティバルの総来館者は推定で17300人だそうです。コロナ禍前と比較すると規模は縮小しましたが、久しぶりの開催ということもあって参加者からは喜びの声もいただきました。私自身も両日ともに休憩の時間を使いまして、出展者の方々とお話ししたり買い物を楽しみました。

そんなフェスティバルも16時半になり閉幕、ここから撤収作業が始まります。A会場で使われた机や椅子を元あった収蔵庫、倉庫へ運びます。B.C会場で使われたものと合わさってエレベーター待ちで渋滞が起こるなどしましたが、無事に撤収作業が終了しました。

5日間の実習を通して学芸員の心得や、必要とされるスキル、業務内容を知ることが出来ました。また、他大学生徒との交流を通じて新たな気づきを得ることが出来、非常に良い刺激となりました。
最後になりましたが、実習を受け入れてくださいました大阪市立自然史博物館のみなさまにこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
5日間大変お世話になりました。ありがとうございました。

高知大学 W.Y

2022年11月20日

2022年度秋季博物館実習(2日目)

こんにちは。三重大学のN.M.です。
今回は大阪市立自然史博物館さんに学芸員実習としてお世話になりました。
全5日からなる今回の実習で、本日2日目は、週末に控える大阪自然史フェスティバルの準備が主な実習内容でした。何十もの団体がフェスに参加されるので、全団体分の長机や椅子の掃除や、団体様のネームプレートの作成などを行いました。また、会場自体の清掃であったり、友の会が出展に使う中古本の清掃なども行いました。
午後からは、午前の作業の続きに加え、各団体へお渡しするネームプレートを仕分けて、封筒に梱包したり、当日会場にて案内に利用するパネルの張り替え作業を行ったりしました。
作業も終盤になってくると、1部団体が博物館宛に送った荷物が届き始めたため、荷物の運搬作業も行いました。
今回の実習はフェスとちょうど被っており、普段の学芸員とは一味違った体験をすることが出来ました。学芸員は事務的な作業から結構な肉体作業まで様々で決して楽な仕事ではないと痛感しました。
ご指導頂いた学芸員の方にはこの場で御礼申し上げます。

2022年度秋季博物館実習(4日目)

こんにちは、京都精華大学のIHです。
19日は大阪自然史フェスティバルの1日目でした!
今回、秋季の博物館実習のメインはこのフェスだったので気合いが入りました。

B会場を担当していた私の朝の主な仕事は、設営に必要な台車を集めたり出展者をブースへ案内することでした。基本的に設営自体には関わることができないため様子を見ながら会場を回っていたのですが、ブースによって雰囲気が様々で開館が楽しみでした!

フェスが始まってからはイベントへの参加者を集めたり、来館者を案内しつつお買い物もすることができてしっかり満喫しました。この日1番人気(個人の感想)だったのは叶内拓哉さんとバードウォッチングに行くイベントだったと思います。バードウォッチング界では有名な方で、叶内さんに会うためにフェスに来られる方もいるそうです…!大阪市立自然史博物館の隣にある長居植物園の中を歩きながら鳥を見るという内容だったため植物園内集合となり、少し分かりにくかった方もおられたようです。他のスタッフ2名がサポートで一緒に行ったのですが、少し羨ましかったです。
この日はゴキブリに関する講演会があり、磐田市竜洋昆虫自然観察公園のブースでヨロイモグラゴキブリを触ることができました!今年のスタッフTシャツにはルリゴキブリが描かれています。初めは「え、ゴキブリ?」と思ってしまいましたがよく見ると可愛い…ような気がしてきます。

イベントや講演会は、大人も子供も楽しめるようにそれぞれのテーマが違って設定されていました。同じ題のイベントでも内容が少し違ったりして、19、20両日とも来館者しても楽しめそうだと思いました。

1日を通して大きなトラブルもなく終わり、少し緊張もほぐれたように思います。20日は担当の場所が違うのですが1日目のことを少しでも活かせられるように頑張りたいと思います!
(京都精華大学IH)

2022年度秋季博物館実習1日目

1日目は、実習のオリエンテーションとして、実習生全員で前半に大阪市立自然史博物館についての説明と管理棟の案内をしてもらい、後半に博物館内の施設見学を行いました。
前半では、当館の沿革や在籍している学芸員の専門分野、そして学芸員の仕事について実例を混じえながらお話していただきました。コロナ禍におけるオンライン活動の進展、特別展の集客力についての試行錯誤など、実際に働いている人の生の声を聞けるとても貴重な時間でした。
後半では、博物館の施設である収蔵庫や展示室などを見学しました。大量の標本や所狭しと置かれた
資料たちは、圧巻の景色でした。展示室ではメンテナンスの難しい展示など学芸員視点での展示についての苦労を聞くことができました。普段見学している際は気にしないことが多く、視点を変える事でまた違った楽しみ方ができました。
ここから後四日間しかないですが、自分の糧となるようにできるだけ多くの情報を吸収していけるように頑張りたいです。
(三重大学 M.R.)

2022年11月18日

2022年度秋季博物館実習3日目(11月18日)

こんにちは。滋賀県立大学のN.T.です。
本日11月18日の実習では昨日に引き続き、大阪自然史フェスティバルの設営を手伝わせて頂きました。大阪自然史フェスティバルでは、たくさんの方がブースを出展されます。主に、ネイチャーホール、ポーチ、ナウマンホールの3会場で出展ブースが展開されるのですが、今回はポーチ(クジラのホネの下)で展開されるB会場の設営を行いました。それぞれのブースで使用する机、椅子、パーテーションを運び、組み立てる作業は単純ですが、労力も時間も掛かる大変な作業でした。
B会場の設営を終えると、イベント当日の動き方やそれぞれの人の担当場所について詳細な説明を受けました。お客様に尋ねられたらどこに案内するか、などの細かい流れも教えて頂きましたが、何よりも重要なことは不鮮明なままお客様にお伝えしないということでした。博物館に限ったことではないですが、コミュニケーションの大切さを改めて学ばせて頂きました。また、このミーティングには実習生のほか、学生アルバイトの方々も参加されていました。明日から2日間に渡って開催される大阪自然史フェスティバルでは、実習生、学生アルバイト合わせて20名が各所で働きます。当日は、学芸員の方々はもちろん、私たちも同じユニフォームを着て、同じスタッフ用の名札をぶら下げます。私は今まで博物館のイベントに、来客者として参加することはあったものの、イベント当事者側で参加することはありませんでした。当事者側として準備をしていく中で、様々な人の様々な努力で1つのイベントが完成していくことを知り、非常に感銘を受けました。
私もスタッフの一員である自覚を持ち、大阪自然史フェスティバルをより良いものに出来ればな、と思っております。
(滋賀県立大学 N.T.)