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2015年02月04日

2015年2月3〜4日の職場体験

2015年2月3日(火)・4日(水)の2日間、中学生2名が職場体験に来てくれました。
小学生の頃からよく博物館に遊びに来てくれていたという男子生徒と、虫や動物など自然が好きという女子生徒の2人です。

1日目
 午前中は学芸員による館内やバックヤードの案内と、博物館の仕事についてのオリエンテーションを受けてもらいました。あいにく、今は本館の改修工事のために休館中で来館者や受付けスタッフもいないので、普段とは違った雰囲気だったと思いますが、ゆっくり見学できたのではないでしょうか。
 午後からは植物担当の学芸員に付いて、重複標本(博物館にはすでにある種の標本で、他の博物館と交換したりするときのために保管してあります)の整理をしてもらいました。虫に食われたりしていないかチェックして、大丈夫なものは低温燻蒸します。博物館に保管している標本は膨大なので、こういった地道な作業も多いです。地味な作業だったかと思いますが、2人ともとてもよく頑張ってくれました。

2日目
 午前中は、昨日と違って外に出てビオトープと温室の見学に行きました。
 そのあと、開発中の中学生向けワークシートを展示を見ながら解いてもらって、感想を聞かせてもらいました。博物館の大人たちがいろいろ考えながら作っていますが、リリース前に中学生たちに解いてもらって、意見をもらえる機会はなかなかないので、とても参考になりました。
 午後はネイチャーホールで展示していた植物標本を片づけるのを手伝ってもらったり、昨日と同じく、重複標本の整理をしてもらいました。後片付けも2人で協力して、しっかりやってくれました。

以下、2人の感想です。

 バックヤードが、行事で見る時よりゆっくり説明してくれて、よく見れたことが良かったです。
 収蔵庫の見学では家の近くでは見られないような魚や植物を見ることができて楽しかったです。珍しいチョウの標本や、曲がる石を見せてもらったときは、驚きました。
 学芸員の仕事は思ったよりも多くて、難しそうだったので大変だろうなと思ったけど、担当して下さった学芸員の方や、すれ違う学芸員の方たちがみんなニコニコと笑っていたので、楽しそうな仕事だなと興味を持ちました。標本の整理も初めの方はゆっくり、少しずつしかできなかったけれど、2日目になると慣れてきて早くできるようになりました。

2014年11月22日

2014年11月20日〜21日の職場体験

2014年11月20日(木)、21日(金)の2日間、中学2年生1名が職業体験にやって来ました。


20日は、午前中は館内の案内の後、博物館裏の草刈りや伸びすぎた木の枝を切ったりしてもらいました。
(こういう仕事も学芸員みんなで協力してやっているんですよ。)


午後は化石のクリーニングと組み立てをやりました。
発掘されたままの化石にこびりついているゴミやコケなどを落として、接着剤や樹脂でくっつけていきます。


21日は、午前中は樹脂包埋を手伝ってくれました。
植物や昆虫を埋め込んだ樹脂の表面を観察しやすい様に、やすり等でピカピカに磨いていきます。


午後からはまた化石のクリーニングと組み立てです。
爬虫類の標本や恐竜の骨の写真等と見比べて、この化石はどのような生物のどの部分か、ということを推測しながら観察もしました。
まだ全身は出てきていないので、はっきりしたことはまだわからないのだそうです。


最初こそ少し緊張気味でしたが、体験前に提出してもらった作文でも「恐竜の研究者になりたい」
と書いてくれていただけあって、本物の化石を目の前にすると笑顔で楽しそうにお仕事してくれました。
バラバラになっている化石を、どの破片とどの破片がくっつくのか、きちんと観察しながら見極めていき、クリーニングも丁寧にやってくれました。

細かい作業ばかりだったので、疲れなかったか最後に聞いたところ、
「大丈夫です。とても楽しかったので、時間が過ぎるのが早かったです。」
と返ってきました。

そして、
「前よりももっと恐竜が好きになりました」
「是非また博物館に遊びに来たいです」
と話してくれました。

担当した学芸員は
「自分一人でやるには大変で時間のかかる作業だったので、一緒にやってくれてとても助かりました。それに、やる気があって、積極的にどんどん仕事をしてくれたのも良かったです。」
と話していました。

作業をするだけでなく、実際の化石の発掘や研究の現場の話を聞いたりすることができたのも、良い体験になったのではないかと思います。

2014年11月15日

2014年11月13日〜14日の職場体験

2014年11月13日(木)、14日(金)の2日間、中学2年生2名が職業体験にやって来ました。

13日は館内の案内や博物館の仕事・役割の説明をした後、
化石の展示ケースの清掃をしてもらいました。

まず、展示物を慎重に取り出して掃除をします。
掃除が終わった後は、事前に撮っておいた写真を見ながら元通りに並べます。
ただ元通りにするだけでなく、展示物に影がかかっていないか、
どういう角度で置けばみんなに見てもらいたい部分が見やすいかを
考えながら並べていきます。

化石やレプリカをとても大事に扱ってくれていたので、学芸員も
「仕事が丁寧で、安心して任せることができました。」
と話していました。


14日は、午前中は植物園に出て昆虫の学芸員の説明を聞きながら案内してもらいました。
バタフライガーデンに飛んで来ているチョウの種類の記録と観察をしました。
午後からはチョウの標本の数を数えて、ラベルを貼ってもらいました。
担当した学芸員は「とても熱心に細かい作業を行っていたことに感心しました。」と話していました。


印象的だったのは、2人とも本当に仕事が丁寧で、学芸員たちも驚いていたということです。
2日間、集中力のいるお仕事だったと思いますが、学芸員の話をよく聞いて、根気よく取り組んでくれました。


以下、体験した生徒の感想です。
・自分の担当分野をとことんつきつめていて、とても楽しそうに話してくださって、好きなことを仕事にできるのは素晴らしいことだと思いました。
・化石、昆虫標本の取扱いは緊張しました(標本の方が緊張した)。
・わからないことは、しっかり聞こうということに気を付けました。
・収蔵庫の中に入って、こんにゃく石や見たこともさわったこともないものを見たりできて嬉しかったです。
・アライグマの毛皮を初めて見て、肉球みたいなものもあって、本物だ、すごいなと思いました。
・チョウの標本にラベルを付けるのはすごく緊張して体力がいるんだと思いました。
・金沢さんはチョウを一目見ただけで、名前をすぐ言っていたので、記憶力が必要だなあと思いました。

2014年02月07日

2014年2月6日〜7日の職場体験

 職業体験の申込が多いのは、秋と冬です。
2月6日(木)、7日(金)の2日間、職場体験の中学生が2校から1名ずつ来ていました。

 初日は、まず、学芸員に館内案内や収蔵庫見学をしました。
その後は、骨に残ったお肉をきれいにとって標本にするために土に埋めていた、イルカの骨格標本を、きれいに洗う作業を行ないました。1頭分の骨を洗ってきれいにするためは、長時間かかりましたが、黙々と作業をすすめてくれました。
 2日目の午前は、サンゴの化石のクリーニングとして、筆を使ってきれいに化石を水洗いする作業です。午後は、地層のはぎとり標本(屋外の地層を接着剤をつけて、布等ではぎとったもの)を崩れないようにするために裏打ち(板を貼る作業)をしました。

 1日目、2日目ともに博物館の標本作りに関するお仕事体験でした。学芸員は、さまざまな仕事をしていますが、標本を扱う作業は、学芸員らしい仕事です。「楽しかった」という感想とともに、「ずっとこのような仕事をしているのですか?」という質問もありましたので、ちょっと大変だなあと思う仕事だったのかもしれません。
 学校ではさまざまな場所で職場体験活動をしているので、学校に帰った後、生徒のみなさんで、どんな仕事をしてきたか、何を見て来たかなど、博物館のお話もしてもらえたら嬉しいです。

2013年11月16日

2013年11月13日〜15日の職場体験

 前週に引き続き、11月13日(水)〜15日(金)まで、3校の中学校からそれぞれ1名ずつ、3日間、2日間の日程で、職場体験に来てくれました。
 11月13日(水)は、イベントをどのように企画し、準備して実施するのか知りたいというリクエストに答えて、大阪バードフェスティバルの準備(のぼりを立てる、名札を作る)という作業をしました。
 11月14日(木)は、昆虫標本を仲間に分ける作業や、博物館等の施設に送る本の発送作業を手伝ってもらいました。
 そして、最終日の11月15日(金)は、植物を採集し、名前を調べ、押し葉にして、標本作りをするという植物標本の一通りの流れを経験してもらいました。

 3名それぞれが、感想を寄せてくれています。

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 1日目は、イベントの「のぼり」を立てに行きました。はじめは難しくて、一本一本に時間がかかりましたが、数をこなすうちに、ちょっと速くなって嬉しかったです。
ペンギンの標本を触らせてもらったときは、とても嬉しかったです。

 2日目は、昆虫の学芸員さんと行動しました。
学芸員さんのイメージは何かについて調べるものだろうと思っていたのですが、博物館が作った本を詰める仕事もしていることを知りました。

 3日目は、植物の学芸員さんと行動しました。近くにある植物園の葉をもらい、葉の種類を図鑑で調べて、標本の過程を少しさせていただきました。

 とても楽しく貴重は3日間でした。
この取り組みを進路につなげれたらいいなと思います。

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 昆虫を種類ごとに分けるのが全然種類がわからなかったから、難しかったです。

 博物館が本を出しているのを初めて知りました。そして、それは世界各国の博物館の博物館や、国内の博物館などに送られていると聞き、学芸員の仕事は研究だけじゃないんだなと思いました。

 植物園に植物をとりに行って、それを図鑑で調べました。似ているけれど違う植物だったりして、難しかったです。
 そして、それを標本にしました。標本を作るのは初めてだったのでわくわくしました。新聞紙にはさむのが意外に難しかったです。
 台紙にはテープを使って貼りました。そのテープは熱をあたえるとのりがつくもので、コテを使って貼りました。何度かやけどしそうで怖かったけど、なんとか貼ることができました。
 2日間楽しかったです。

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11月14日(木)第1日目
 僕は、最初の時はとても緊張しましたけれど、やっているうちに気が楽になっていきました。僕がとても楽しかったことは、昆虫の標本をまとめたりすることです。
 ラストにやった本の整理、海外に送るのや、国内に送るのを袋に入れてそれをまとめたりするのがとても疲れました。
 中でも僕が、印象に残ったのは仕事の紹介です。僕がとても驚いたことは、動物の標本の収蔵庫です。また行きたいです。

11月15日(金)第2日目
 僕は、1日目よりは、まだ緊張していないけれど、まだ不安でした。
「間違えたらどうしよう」「ミスったらどうしよう」って思いながら15日も来ました。
でも、ミスがあっても責めたりしないし、「とてもいい所だな」と心の中で思いました。
僕が思うにはこういったら失礼かもしれませんけれど、こういう所にはとてもいい人が集まるし、仕事も楽しいので、大人になったらこういう所に行きたいです。
 それと2日目で楽しかった事があります。それは、植物の標本を作ることです。
なぜかというと、標本を作るってことは保存されることですよね。だから、保存されるので、僕が作ったのが残るからとてもすばらしいと思いました。


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 博物館の多様な仕事内容だけでなく、標本が保存されることの大切さや、名前を調べる難しさや、楽しさを感じてくれたようで、博物館にとってもうれしい3日間でした。

2013年11月08日

2013年11月6日〜8日の職場体験

2013年11月6〜8日の3日間、中学生が職場体験に来ていました。

1日目は、ボーリングコアのサンプリングの立ち会いや、ジオラボという地学系の行事の準備を手伝い、2日目は、発送作業、幼稚園の園児のみなさんへの紙芝居の実施の補助、化石のクリーニング体験など化石の標本整理を手伝いをしました。最終日は、植物標本の受け入れ作業で、標本に虫害がないかのチェックや、標本数のカウントなど、さまざまな作業を体験してくれました。

 職場体験をしてくれた生徒さんの感想です。以下をご覧ください。
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「職場で働くということが初めてなので、緊張しながら1日目の最初は職場体験をしていました。ですがその緊張もすぐにとけ、楽しみながら働くことができました。それは、学芸員さんや担当の方のおかげです。
化石のクリーニングや収蔵庫の見学など、普通の人ではできないような体験もすることができました。今回の職場体験を通じて、たくさんのことを学びました。そして、今回学んだことを生かして、将来世の中の役に立つ事がしたいと思いました。」
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2012年11月09日

2012年11月7〜9日の職場体験

 中学2年生が3日間、職場体験に来てくれました。
1日目は、シカの角の化石のクリーニングと次の特別展の交通広告の納品準備をしました。
2日目は、昆虫標本の整理と、イベントの宣伝のための「のぼり」を立てる作業、
3日目は、標本につける番号をスタンプする作業と、1日目の続きの交通広告の納品準備をしました。

 以下、感想を寄せてくれました。
「今回の職場体験では得意な分野と苦手な分野の両方がありましたが、学芸員さんのおかげでどれも新しい発見がありました。
また、のぼりを公園に立てるなど、地域との関わりの仕事もさせていただき、博物館の仕事を身近に感じることができました。」

2012年11月01日

2012年10月30日〜11月1日の職場体験

2012年10月30日(火)、10月31日(水)、11月1日(木)に、中学2年生が職場体験に来ました。
1日目は、化石の寄贈標本のデータ入力と、博物館の子ども向け地図の作成(印刷したものを折る作業)、2日目は、キノコ標本の整理補助、イベントに向けての会場作りの手伝いなど、そして、3日目は、図書整理と広報ポスターの梱包作業、化石のクリーニング体験をしました。
 たくさんの種類の作業をしたので、博物館にはいろんな仕事があるということを少し知ってもらえたのではないかと思います。

以下は、感想です。

「三日間博物館で働かせていただいて」
 初めて働く、と言うより職場で働いたのが初めてなので、「働く」ことが右も左も分かりませんでした。
しかし学芸員さんや担当の方のおかげで少しずつ「働く」事が出来るようになっていったと思います。
私のイメージでは「働く」事は嫌なイメージしかありませんでした。
しかし本当はとてもやりがいを感じて、「楽しい」こと何だと思いました。
まだまだ「働く」ことについては分からないこともあります。
これからは、分からないことを考えるだけではなく、学んだことを将来にいかしていこうと思いました。

2012年01月27日

地学の職業体験

2012年1月26日、27日の2日間、中学2年生が2名、職業体験にやってきました。
実際の化石や標本の触れられる整理や掃除をしてみたという希望だった二人。
希望はかなって、1日目は、第2展示室の展示ケース内の掃除、2日目は収蔵庫の中で、ボーリングコアの整理を行いました。
真っ白い手袋をはめて、標本を動かすのは、かなり緊張した様子でしたが、大切な標本を扱っているんだという意識をしっかり持って、丁寧な作業をしてくれました。移動させても元に戻せるように、動かす元の状態を写真にとったり、スケッチしたりもしました。
2日目の、ボーリングコアの整理では、学芸員に「筋肉痛にならないですか?」と最後に聞いていたので、学芸員の仕事が知力だけではなく、体力も必要とする仕事であることも感じたようです。
2名とも、明るく元気に職業体験の2日間を過ごしてくれました。

2011年10月21日

久々の職業体験

2011年10月20日、21日は、久々に中学生の職業体験を受け入れていました。
今回は、両日とも昆虫研究室の学芸員さんに担当いただきました。
1日目は、学芸員の仕事と博物館についての説明をした後、展示室の見学。その後は、アリを採集してきて、顕微鏡をのぞきながらの同定、標本づくりもしました。
2日目の今日は、寄贈標本のラベル作りとラベルつけ、昆虫の仲間の特徴を見ながら、分類をしました。
比較的細かい作業が多かったためか、感想を聞いたところ、「楽しかった!でも、大変な仕事だなあと思った」と言っていました。
作業の途中も、いろんな話を学芸員さんとできて、楽しい時間を過ごしてくれたようです。

2011年03月17日

3月16日、17日に職場体験をしました

 中学校の職場体験で、2日間大阪市立自然史博物館でお世話になりました。

 1日目は、植物専門の学芸員さんと一緒に、長居植物園でクヌギの木の観察をしました。薪をとるために枝を切られたクヌギから、生えてくる枝の太さ・長さ・切り口からの長さ等を全部測定しました。当日は、風がとても冷たくて、道具が使いにくく、大変でした。一つのデータを集めるにも、大変な苦労がいるんだと思いました。
 測定した数値をデータ解析してもらい、グラフにまとめ、去年の結果と比べると、細い枝が少なくなっていることがわかりました。なぜこのような結果が出たのか大変気になりました。疑問を調べると、また新たな疑問が出てくる。それをまた調べる。この繰り返しを学芸員さんたちはしているのかなあと思いました。
 その後、収蔵庫にある標本のデータをパソコンに打ち込む作業をしました。知らない地名や漢字、英語などが出てきて、学芸員さんに尋ねてばかりでした。理科にも、国語に英語、社会が必要なんだと分かりました。

 2日目は収蔵庫にある昆虫標本にラベルをつける作業をしました。収蔵庫の中には、標本が傷まない様に様々な工夫がありました。収蔵庫の中で働いている方もいらっしゃって、標本の扱い方等を教えてもらいました。みなさんとても優しくて、とても過ごしやすかったです。ラベルづけは、とても細かい作業で、とても緊張しました。
 ラベルとは、紙に「いつ、誰が、どこで」採集したのか等を記したものです。ラベルがあるだけで、何年前まではここに何がいたのか等、たくさんのことが分かってくるのです。とても大事な作業をさせていただきました。
 昆虫の分類もさせていただきました。たくさんの標本を昆虫のグループに分けていく作業は、1センチにも満たない虫では、とても大変でしたが、昆虫の体の仕組みがよく分かった気がしました。
 博物間のみなさんは、とても親切に僕に接してくださいました。自分の好きなことを調べて、何かの役に立てている、そして、自然にも人にも親切に、そして、本気で接する、そんな学芸員さんに将来、僕はなりたいなと強く感じました。これからいろんな人と会って、いろいろな本を読み、考えていきたいと思います。博物館のみなさん2日間本当にありがとうございました。

2010年12月02日

2010年11月30日〜12月2日の職業体験

3日間の職業体験が終了しました。
今回、職業体験にやってきたのは、中学2年生、2名です。
大阪市立自然史博物館の職業体験では、申込の際に志望動機・やってみたいことをまとめた作文を提出してもらうことになっています。
今回の二人は、化石や動物の体のつくりに興味を持っている、博物館の掃除をして、きれいにしたいという希望を作文に書いていたので、その希望を考慮し、地史研究室の学芸員3名の方々に担当をお願いしました。

職業体験で行ったことは、以下の通りです。

1日目:収蔵庫などバックヤードを見学。展示ケースの中の展示物をいったん移動させ、掃除をしたり、行事資料の作成(印刷など)をしたりしました。
2日目:動物のホネ洗いと、タヌキのホネの分類作業をしました。3日間通して一番楽しかったのは、タヌキの背骨のホネをパズルのように並べたことだそうです。
3日目:化石標本の整理などをしました。石の中に入っている化石を見ながら、「これかな?」「ここにもある」と、触れること自体が嬉しい様子が感じられました。楽しい反面、3日目の作業は、化石の標本は重くて、大変な作業であることもわかったようです。

3日間が終わった感想は、「とても楽しかった」。将来、「学芸員になりたい」という声を聞くこともできました。

2010年11月18日

2日間の職業体験

 初日、まず最初に地下にある収蔵庫に案内していただきました。中には、さまざまな生き物や化石の標本があり、とてもすごかったです。サメの標本を見た時は、ギョッとしました。
 その後、いろんな写真などを見せてもらいながら、ずっと標本の番号のハンコ押しをしました。
「とても大切だけど、とても根気のいる仕事」と言っていた理由がよく分かりました。
 最後に、押し終わった物を「コロジオン」という薬品につけてようやく完成しました。たったこれだけの作業だったのですが、これがなんと2時間もかかっていたので、驚きました。

 2日目は、再び収蔵庫を案内していただき、植物の標本を多く見せていただきました。
 その後は、前日と似た感じで、今度は植物の標本を決まっている数に分けていく作業をずっとやっていました。大変でしたが、なんとなく楽しかったです。
 そして、最後の最後に、一つ植物標本を作らせていただきました。コテを使っている間、前髪がコゲないか少々心配でした。やっと完成した時は、「これが半永久的に残っているのか」と思いました。

 2日間、一生に一度しかできないような体験を数多くさせていただき、本当に楽しかったです。いろいろ教えていただき、ありがとうございました。

2010年11月01日

職業体験でビオトープのトンボ調査

10月末に中学生が職業体験で博物館に来ていました。
体験は2日間。博物館の裏庭ビオトープで、どんなトンボのヤゴが生息しているのか調査を行い、展示が完成しました。
採集したヤゴの同定では、図鑑と見比べて種類を見分けるのは難しそうでしたが、顕微鏡やルーペをのぞきながら、一生懸命取り組んでいました。
「こんな事をするのは初めてで、色々と大変でしたが、どれだけ仕事が難しいかよくわかりました」という感想を寄せてくれています。

2010年02月19日

中学校の授業の一環として、2月18、19日の2日間で職業体験をしています

 1日目の午前、展示物を見ながら、その展示物のことについて詳しく説明してもらったり、関係者以外入れない地下の標本室を見せてもらったりなどとっても楽しかったです。地下の標本室ではたくさんの蝶の標本やいろいろな貝、動物のはくせいなど見れて驚かされるばかりでした。午後になると実習室で植物の標本作りをしました。こてとテープを使ってバラやシダなど知っている種類の植物を標本にしました。こてで指を火傷したりしたけど楽しかった。
 2日目1日かけて展示品を作りました。1942年〜2007年にかけての写真を見比べて分かる土地の変化をまとめました。最初は普通だと思っていたけどなかなかの大苦戦!最初の写真選びに30分ぐらいかかりました。でも後からには順調に進んで時間内に完成!がくに入れて第一展示室の前に飾りました。思ってた以上の上出来に二人で驚きました!
 2日間の短い間だったけどここに来て学べた事はたくさんあります。頑張れば1日で課題をこなす事も学べました。これをうまく生かして学校生活を充実に過ごしたいと思います。2日間ありがとうございました。

2010年02月05日

職業体験の感想

中学校の職業体験で大阪市立自然史博物館で働きました。
僕が今回させてもらった事は化石のクリーニングやカバ足形を取ったり、骨を洗ったり、虫の標本の整理などをさせてもらいました。
一番苦労した事は化石のクリーニングです。以外に力が必要だったのでびっくりしました
学芸員さんはどんな事をするのだろうと思っていたので今回それが学べてよかったです。

2010年01月20日

職場体験をしています!

中学校の授業の一環として、1月19、20日の二日間で職場体験をしています。
 1日目は、キノコの絵を描いた資料の整理や、クヌギの木の調査をしました。資料の整理といっても、種類ごとに分けてあるキノコの絵の枚数を数える、というものでしたがそれが結構大変で、数え間違えたりして数えなおしたりと、とてもしんどかったです。クヌギの木の調査、というのは身長ぐらいの長さに切った木から新しく生えてきた枝の位置や長さ、太さなどを計るというものでした。
 2日目は、昨日のクヌギの木の調査でとったデータを、表やグラフにするというものでした。そうしてみると、意外な関係性があることがわかりました。まわりの何気ないものにまで法則があるんだなーということがわかって楽しかったです♪