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2014年10月20日

実習最終日

実習最終日は実習生全員で、きしわだ自然資料館・大阪市立自然史博物館友の会の共催で行われた、友の会秋祭り「海からの贈り物・人からの落とし物2014」に補助スタッフとして参加しました。
実習生が主に行っていたことは、駅から会場である泉佐野漁港への道案内の補助や、イベント中の準備等雑務でした。
秋祭りでは、泉佐野漁港にて底引き網漁船に出航してもらい、網にかかった魚介類とゴミを見て、皆で大阪湾にどのような生き物が生息しているのかを調べました。
このイベントの参加者は大人から子供まで幅広い年齢層でしたが、皆さんキラキラした目で生き物を観察しており、とても楽しいイベントとなりました。
生き物の同定会では、実習生よりも知識・経験豊富な大人や子供たちが率先して活動しており、こちらがおろおろしている場面も...。自然史博物館では、年間を通して開催するイベント数が大小含めて200前後あるため、イベント経験が豊富な参加者がたくさんいいました。
これもイベントを数多くこなす大阪市立自然史博物館の特徴だと思います。
さて、気になる大阪湾の生き物ですが、ミミイカ,カミナリイカ,コウイカ,ミミズガイ,ウラシマガイ,トゲツノヤドカリ,ガザミ,イシガニ,キメンガニ,アカカマス,イシモチ,アカシタビラメ,マアジ,クロダイ,etc...。ここには書ききれないので、一部抜粋してご紹介しましたが、たくさんの魚介類が生息していることが分かりました。
このようなたくさんの生き物をまとめて見る機会は少なく、専門家の方の丁寧な解説もあったので、実習生もたいへん勉強になったイベントでした。

実習最終日

実習最終日の今日は泉佐野漁港にて、秋祭りがありました。私たち実習生はイベントスタッフとして参加させていただきました。
秋祭りは大阪湾で地引網を引いてどんな生き物がいるのか観察と、その生き物の名前でするビンゴゲームでした。地引網でとれた魚には、カエルアンコウやタイラギなどがいて写真でしか見たことのなかった生き物の実物をみれてとても感動しました。参加者の皆さんもすごく熱中しながら生き物を探されていたのが印象的でした。
あっという間の5日間で、とても濃い実習でした。普段触れることのできない標本の扱い方や作り方、展示の仕方など色々なことを教えていただきました。学芸員さんのお仕事がとても大切で大変なのだと改めて実感しました。5日間本当にありがとうございました。

2014年10月19日

実習4日目 2班

実習としては3日目、博物館のなかで行う実習としては最後の日となりました!
私たち2班の今日実習分野は地史。一応私は分野としては自分のやっていることにちかいです。
午前中は展示室での観察。昔からの展示なので国名が今と異なるものがあるらしくそのリストアップ。あとは展示を分かりやすくするならどうしたら良いか考えた。国名は意外と違うものがありました。是非博物館に来たら探してみましょう。そのあと学芸員に質問ということで、来館者のかたの質問に答えるところを見学しました。
午後からは鉱物標本のデジタルデータの作成でした。鉱物名、産地、鉱物種などを書くのですがこれがなかなか難しいです!宝石の名前とは違うものがあったり、同じものがあったり…。産地も外国だとどこか分からなかったり…。色々と調べながらやりました。
学芸員さんは自分の専門外であってもある程度の知識を必要とされることがよく分かりました。また分からないことを解決するにはどうするかも自分で考えられるようになりたいと思います。

2014年10月18日

実習4日目 1班

 今日の午前中は特別展の撤収をお手伝いさせていただきました。特別展の会場は実習初日に見た時よりも片付いていて、他の実習生や学芸員さんたちが力をあわせて撤収したんだなと感じました。撤収ではてきぱき班の仲間たちと協力して行動できたと思います。すばらしい仲間がいて本当に嬉しいです。撤収の時に展示室のいろいろな設備とか工夫を教えていただきました。自由自在に動かせる壁や後から角度などを調節できるLEDライト、繰り返し使えるスチロール板などコスト面や機能性も考えつつ、お客さまにきれいに美しくわかりやすく展示を見せるための"魅せる"工夫がなされているということがとても参考になりました。
 午後からは収蔵庫でたくさんのキノコの標本を見せていただいたり、標本化技術について教わったりしました。自分はキノコについての知識はほぼ皆無でしたが、学芸員さんにキノコについての多くのことを教えていただきとても勉強になりました。乾燥の方法やフリーズドライなども知ることができました。見たこともないようなキノコやとても古い標本がいくつもありました。キノコの標本はどれもいい香りがして鼻腔が幸せでした。自分はキノコがちょっと苦手だったのですがこれを機会に少しでも食べられるようになれたらいいなと思います。笑
 明日は最終日、泉佐野で友の会の秋祭りをお手伝いさせていただく予定です。スタッフの方々と協力して自分も楽しみつつすばらしいイベントにできるよう精一杯がんばりたいです! R.T

博物館実習4日目 4.5班

 4日目は昆虫が専門の学芸員さんのお手伝いをさせてもらった。午前中は博物館が受け入れた昆虫標本の整理を行った。標本箱に入っている昆虫が何の種類なのかを同定し、それぞれの種類が何匹いたのかを数えた。標本を見ていると昆虫の種類の多さに驚いた。昆虫標本は触角部分などが非常に折れやすいため、衝撃を与えないために台車で運ぶ際は標本箱の下に毛布を敷くなど、取り扱いに非常に気をつけた。
 午後は講義形式で標本に添付するラベルの説明や、標本の受け入れ票の記入方法を教えていただいた。特別展示の後片付けを行って、特別収蔵庫にある様々な昆虫標本のコレクションを見させていただいた。標本箱を収納する木製のタンスはとても頑丈そうに見えたが、特別収蔵庫内は湿度が低く、木が変形しやすいためいずれは扉が開かなくなるかもしれないという問題点を聞き、長期間資料を現状のまま保管する難しさを感じた。その後は午前と同じ作業をした。とても小さな昆虫がたくさんいて、ルーペを用いた。
 普段なんとなく見ていた昆虫標本も大変な苦労がかかっていることが感じられた一日だった。(K.H)

博物館実習4日目 3班

 実習4日目にしてこのブログがツイッターと連動していることを知ってしまった担当です……。4000人近いフォロワーさんたちのもとに投稿されるかもしれないと思うとドキドキしますね。
 本日3班は、先日のブログにも書かれていた友の会秋祭りの準備、特別展の撤収作業、そしてミニ展示のページ替え、を行いました。
 秋祭りの準備では昨日の2班の作業を引継ぎ、缶バッジ作り、班ごとに配る資料のラミネート加工、パンフレットの作成を行いました。缶バッジやパンフレットは昨日の作業分も合わせるとそれぞれ300以上の量です。特に缶バッジは途中、「終わるんかこれ……」と思いました。午後にも少々かかってしまいましたがなんとか終了。行事運営の大変さを実感しました。ちなみに缶バッジのイラストは結構かわいらしいです。
 午後は今月13日まで行われていた特別展の撤収作業を行いました。本日実習を行っていただいた学芸員の方が担当していた無脊椎動物のコーナーを片付けていきました。具体的にはコウガイビルというプラナリアのなかまとカタツムリの標本を収蔵庫に戻す作業をしました。コウガイビルに関しては大阪の街に住んでいること自体今日まで知りませんでした。今度公園などで探してみようかと思います。カタツムリの標本を戻していくのが結構大変でした。個人が寄贈されたコレクションを番号順にケースに戻していくのですが、ケースの積み上げが逆になってたりケース内で標本の順番が混ざっていたりと、目当てのケースを探すのに苦労しました。10万点を超える資料を活用できる状態にするのは気の遠くなるくらい大変なことなのだと痛感しました。
 この後、ミニ展示のページ替えを行いました。この展示はちょうど今日から始まったもので、鳥羽水族館から寄託されている「大山桂貝類学文庫」の一部を展示しています。ページ替えとは、資料の光による劣化を軽減するために週に一回ほどのペースで展示するページを変えることです。つまり同じ展示でも別の週に見に行くと見れるページが変わるということですね。今回展示されている図録はとても美しいものもあるので貝のことをあまり知らない人でも一見の価値ありです!私も見とれてしまいました。入口のホールの奥で展示を行っています。
 本日の実習については以上です。早いものでのこり一日となってしまいました。明日は泉佐野で秋祭り本番です。明日も楽しく実のある実習になるように頑張っていきたいと思います。
(3班 M.M)

2014年10月17日

実習3日目 2班

 本日の実習では午前中に日曜日の行事、友の会秋祭りにむけた資料作り、午後に秋祭りの会場となる泉佐野漁港へ実際に行き当日の案内や配置の確認を行いました。午前の資料作りでは当日に使うテキストや缶バッジを製作しました。行事の企画運営から備品の製作まで、博物館学芸員の仕事の範囲は広いということが実感させられました。午前の作業ではあまり手際よく仕事を進めることができず、所々でもたもたとしてしまったことが反省点でした。
 午後の下見では当日の集合場所となる泉佐野駅から秋祭りの会場となる泉佐野漁港までの参加された方々を案内する道順を実際に歩いて確認しました。泉佐野駅から漁港まではそう遠くはないのですが途中細い道に入る場所もあるので少し迷わないか不安になりました。当日までに地図上で復習しておこうと思います。会場となる漁港で受付や荷物置き場などの場所の確認と当日の流れの解説があり、その後現地解散となりました。解散後、学芸員の方に勧められて隣接する市場をのぞくとアナゴ、クロダイ、タイワンガザミなどおいしそうな魚介類がたくさん並んでいました。当日もおいしい魚がたくさん捕れればと楽しみです。また、今回の行事では底引網漁でとれても市場に並ばず、普通ならその場で捨てられてしまう生き物も港まで持って帰ってきて観察するということで、当日大阪湾の海底から引き上げられた網にはどんな生き物が入っているのか今から楽しみです。当日、晴れるといいですね。(S.M)

博物館実習3日目 3班

 3日目を迎えました。午前中は図書発送の整理作業、子ども向け授業見学の2本立てで実習が行われました。
 図書発送の整理作業では、国内外の博物館や図書館、研究所に送る収蔵目録、研究報告書、官報等を必要な部数、書庫から取り出すことから始まりました。そして、これらの書物をリストに基づき、既定部数分を封筒に入れていきました。その後、封筒の厚さや重さなどを勘案しながら、最も合理的な郵送方法を考えていきました。このような作業を通して、博物館は展示や研究のみが仕事なのではなく、館外への情報発信も重要な任務なのだと実感しました。
 子ども向け授業の見学では、実際に学芸員の方が小学生に対して授業をしている様子を見学させていただきました。専門性の高い事柄を子どもたちにわかるように、興味を持ってもらえるように教材を選定し、話し方を工夫している様子に感銘を受けていました。私自身、昆虫と虫の違いなど初めて知ることが多く大変勉強になりました。実際の現場を目の当たりにして、学芸員としての仕事に実感がわきました。
 午後からは、10月19日に友の会秋祭りが行われる泉佐野漁港へ下見に向かいました。駅から漁港への道順や、当日留意すべき事項等を現場を見学しながら確かめていきました。今年の秋祭りが、無事晴れることを願いながら帰路へとつきました。注意事項を再確認し、充実した1日を過ごせるようにしたいと思います。
(京都教育大学 R.N)

博物館実習3日目 4.5班

博物館実習3日目は、3班と4班合同で行いました。
この日は今週日曜に開催される、友の会秋祭り「海からの贈り物・人からの落とし物 2014」の下見と打ち合わせを兼ねて午後から実習生全員で開催場所に向かったため、館内での作業は午前中のみでした。

それぞれの班に分かれて行った午前中の実習では、私達は植物標本の整理を行いました。
植物標本とはどのようなものかというと、植物を新聞紙などに挟んで乾燥処理し、規定の用紙に張り付けてラベルを貼ったものです。
植物はもちろん生き物ですので、そのままの状態で保存しておくことができません。そこで、乾燥させて水気を抜くことで植物が腐ることもなく、長期間保存しておくことができます。
このように非常に保存性の高い植物標本ですが、ある弱点が...それは「虫害」です。虫にかかれば植物標本もあっという間に粉にされてしまいます。

そこで午前の実習では、収蔵庫に入れられる前の植物標本をチェックして虫害のひどいものは除き、袋に入れる作業を行いました。
こうしてまとめられた植物標本を冷凍庫に入れ、殺虫することでようやく収蔵庫にしまうことができます。
この作業では、数十年前の標本が乾燥処理を行うことで形が崩れず、綺麗な状態で残っている標本がある一方で、虫に食われて枝のみになっている標本もあり、虫害による標本へのダメージの大きさを実感しました。また、植物を挟んでいる新聞紙の年代にも標本が作られていた時代が反映されており、植物の状態をチェックしながらも、古い新聞の記事に読みいってしまうという、意外なところで誘惑のある作業でした。

この実習から植物標本に関して面白いと感じたことは、標本の残しておくべき部分についてです。標本として残すにはやはり生きていた状態に近いものが一番ですが、乾燥標本にしてしまうと「色」はどうしても失われてしまいます。しかし、植物標本において重要なことは色が変化することよりも、いかに生きていた時の形を残すことができるかです。
なぜそこまで色を重要視していないかというと、植物を分類する際には色ではなく形の情報が重要視されているからです。このような、標本を残していくうえですべてをそのまま残すのではなく、いかにその分野で利用されるであろう必要最小限の情報を残していくことができるのかが考えられた結果に、このような標本が残されていくのだと思うと、標本ひとつにもドラマがあるようで興味深いと感じました。

思わず熱く語ってしまったのですが...この作業を通して、標本は時代を超えて残されていくものであることを実感し、これらを残していくためにも標本管理は学芸員にとって重要な仕事であることを学びました。

午後からの実習では、秋祭りの開催場所へ向かいイベントの下見と打ち合わせを行いました。
ここでは大きなイベントであるため、当日の流れや気を付けなければいけないことについて確認を行い、このようなイベントの企画や進行も学芸員の方々が自分達で行っていることを知りました。
館内の業務から外でのイベント等の企画など、学芸員の幅広い仕事内容を見ることができ、改めて学芸員の仕事量の多さを実感しました。
当日は少しでも学芸員やスタッフの方の労力を軽減できるように、実習生も頑張ってサポートしていきたいと思います。

実習3日目1班

 本日の実習は、午前中は植物化石標本の整理でした。展示に使用した標本は、展示が終わったら、ラベルと共に収蔵庫に返す必要があります。化石自体に標本番号が振ってあるので、確認しながら収蔵庫に収めました。それと同時に、標本の情報をパソコンに登録しました。標本台帳や受入表は長期的に保存できる紙媒体ですが、実際に標本を研究に用いるためには、電子化した、パソコンで検索できる標本情報が便利です。標本登録は非常に手間のかかる作業ですが、収蔵標本を活用するためには欠かせない作業であると感じました。
 午後からは、明後日に泉佐野漁港にて開催される友の会秋祭りの、会場下見に行きました。友の会秋祭りは、博物館と友の会が協力して行う大規模なイベントであり、底引き網漁では50種ほどの生物がみられるそうです。普段は海底に居て、見ることのできない生物たち・・・当日は何種類の生物がみられるでしょうか。非常に楽しみです。一方で、海底には人間の捨てたゴミが体積しているそうです。この秋祭りは、普段は見えない海底の環境について、知り、考える機会になりそうです。
(1班 M. S)

2014年10月16日

博物館実習2日目 4班

今日は各班ごとに分かれそれぞれ実習を行いました。
私たち4班の実習は地史に関することで、その内容のほとんどは化石の復元作業になりました。あらかじめ学芸員の方が掘ってきていた化石をパズルのように組み立てて元の形を復元するという一見とても単純そうに見える作業だったのですが、それが思いのほか難しかったです。化石に付着している汚れを取るのはかなり楽だったけれど、どの化石がどこあてはまるのかを探すのが非常に難しかったです。あてはまる場所を探すのには経験を積んでいる学芸員の方でもなかなかうまくいかないとのことでした。今回の作業では完全に復元することはできず、全体の半分ほどしかできませんでした。半分ほどでもどのような生き物だったのか推測できるらしいのですが、知識の少ない私にはあまり理解できませんでした。
 化石の復元以外の作業では標本台帳をどのように書くかという事務的な仕事や、化石のレプリカを作成するといったちょっとした遊びのようなものもありました。地史関係のことは堅苦しくてあまり面白そうに見えなかったのですが、実際にやってみると結構楽しかったです。残りの実習も興味を持てるように頑張りたいと思います。

博物館実習2日目 5班

博物館実習2日目は少人数の班に分かれてそれぞれの作業を行いました。
私達は第四紀研究室の学芸員の方のお手伝いをさせていただきました。
午前中は今月13日までに行われていた特別展の片付けです。
博物館の収蔵庫は大きくわけて3つありますが、その中で今日は虫食いの心配のないような化石・岩石のある一般収蔵庫で作業をしました。
ボーリング調査の試料や地質標本を収蔵庫の元の場所に戻していくのですが、とにかく収蔵物の量がとても多いんです。土地に新しい建物を建てるときに、地盤が建物に耐えられるか、しっかりしているかどうかを調査する必要があります。なので、収蔵庫には小学校や公営住宅が建っているところの試料がたくさんありました。標本を乗せた台車を両手にエレベーターで行ったり来たりしながら片付けていましたが、どの部屋の片隅にも何かしらの標本が積んでありました。
地質標本は思ったより重くなかったです。
午後は常設展示の一角にある情報コーナーのPCの拭き掃除、動作確認を行いました。
ディスプレイは見やすい高さにありますが、本体は足元にあります。腰をかがめて拭き掃除をしたので疲れました。
午前中はともかく、午後の実習内容はあまり研究とはつながりがありません。
しかし、いわゆる雑用でも学芸員の仕事の一つです。
午後の実習中、担当の学芸員の方は会報誌に掲載する文章の打ち合わせをされてました。
つまり、今日一日は後片付け・掃除・打ち合わせです。
専門的な仕事から雑用まで様々な仕事を同時並行で進められることが大切であると思いました。

博物館実習 2日目

今日は初めに収蔵庫で昆虫の標本を見ました。一つの木箱にたくさんの種類の昆虫が保管されており、色落ちや虫食いがないように防虫剤を入れて温湿度を調整しながら保存する大切さが改めてわかりました。そして実習室で蜂の標本作りをしました。エタノールでつけられた虫の中からスズメバチを取り出す際にアルコールの匂いが少しきつかったです。また取り出す際に蜂とアブの区別がつかないときがあったので、改めて自分は知識不足だと感じました。蜂の標本を作るときにも顔が下に向いてたり足が暴れたりするなどうまく調節が出来ませんでした。また昆虫の標本にラベルを針で刺す時に緊張して手が震えたせいか、うまくさせなかったり標本の羽や足の部分がとれた時もありました。この時に自分は不器用だと感じたし、またどうすれば落ち着いてうまく作業ができるのか考えなければならないと分かった。とにかく今日は周りに迷惑をかけたと自分で感じたので、明日からも周りに迷惑をかけないよう真面目にしっかり取り組みたいと思います。

実習2日目 3班

今日は博物館実習2日目で、初日に案内していただいた各部屋の位置を思い出しながら活動しました。私の所属する3班は午前中は植物標本について、午後からは植物化石について学習しました。
 午前中は、先日まで開催されていた特別展の植物標本を片付けながら、植物標本の扱いなどの基本的なことを教えていただきました。植物標本を額から取り出しながらラベルを見ていると、色々な方が寄贈されているのだなと思いました。また、植物標本を展示室に出す際に、タバコシバンムシなどの標本を食べる昆虫の発生を防ぐことが難しいということをきいて展示ケースの構造も考えて対策をしなくてはいけないのだなと感じました。
 午後からは植物化石の説明を聞き、実際に植物化石標本のデータ整理をさせていただきました。植物化石の成り立ちについて今まであまり深く考えたことはなかったのですが、一つの標本でもよく観察すればどのような状況で化石が出来上がったのかを知ることができるそうです。標本のデータ整理は学名や、地層の年代などを入力することは難しかったですが収蔵庫での標本管理の体験をさせていただけて貴重な経験になりました。
明日は昆虫に関する実習をさせていただけるので、残り3日間もたくさん学びたいと思います。
                                                       (京都府立大学 M.K)

実習2日目。1班

実習2日目。今日はキリン(骨)の掘り出しをしました。砂から掘り出されたキリンはすごく大きかったです。掘り出されたキリンは砂がついたままでは博物館に収蔵できない為、砂を洗い流しました。骨から何かたくさんの芽が生えていて生命の息吹を感じました。洗い終わった骨には博物館に登録されている標本番号を書き入れました。キリンは乾くまで暫くかかるそうで、それまでは収蔵できないため外に置かれるそうです。
午後からはラクダ(骨)の梱包をしました。大きな動物の骨は一つの箱には収まらない為何個かの箱に分けて収蔵するそうです。梱包をする際には梱包材で厳重に梱包しました。
初日に見せてもらった収蔵庫にはこんな風にして標本が収蔵される事がわかって楽しかったです。収蔵庫にはたくさんの標本があったけれど、それぞれにとてもたくさんの労力がかかっている事、すごいなと思いました。

2014年10月15日

博物館実習1日目

 実習初日ということで、まずは大阪市立自然史博物館の概要を説明していただき、その後はバックヤードを案内していただきました。展示品の保管場所など普段見られないところまで案内していただいてとても勉強になりました。先日終わったばかりの特別展も見せていただき、展示期間中に起こったトラブルの話などを聞き、展示をすることの難しさを感じました。
 午後は基本展示も案内していただきました。私たちの見方と学芸員さんの見方はとても異なるということを感じました。ここでも実際にあったトラブルの話をしていただき、魅力のある展示を行う分メンテナンス代がかかるなど、展示はとても難しいことだと改めて感じました。
 明日からの実習では今日学んだ展示の難しさをしっかり意識しながら取り組んでいこうと思います。(滋賀県立大学 K.H)

博物館実習初日

 今日から大阪市立自然史博物館で実習をさせていただくことになりました。初日ということで、今日は博物館の裏側の収蔵庫から表側の展示室まで学芸員の方に丁寧に案内していただくことができとても楽しく、勉強になった一日でした。特に、収蔵庫の見学では巨大なエレベーター、重たい鉄の扉や二階建ての棚など見るものすべてが新鮮でとても感動的でした。 (S.M)