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2019年度 博物館実習 冬季一般コース 3日目

3日目の今日からは、各班に分かれての実習で、私たちの班は、書庫整理を行いました。
博物館では、標本だけではなく本や雑誌などの図書も貴重な資料の一つとして収蔵しています。自然史博物館には、博物館の発行物との交換や個人、出版社、団体、自治体などからの寄贈によって収集している図書資料が多くあります。こうした図書をデータとして登録し、管理していくことが求められますが、実際はなかなか手が回らないのが現状だということで、書庫には山積みになった本や雑誌などがありました。

今日は、そのような資料を少しでも利用しやすくするために、分野別に並び替える作業を行いました。自然史博物館では、植物、動物、昆虫、地学と共通分野の大きく5つに図書を分類して整理しており、情報センターの利用者が、自由に使えるスペースの本も同様の区分で配置されています。
今日私たちが整理をしたのは第二書庫で、様々なところから寄贈された本などを、ジャンル別に並び替えるためひたすら本を運びました。それなりの重労働で、後半は他の実習生からも「腰が痛い」などの声が上がっていました。明日はみんな筋肉痛かもしれません。

懸命に本を移動させたつもりですが、まだまだ整理しきれないほどの資料があります。そのうえ、今後も図書資料は増加していくでしょう。しかし、博物館内に十分なスペースが無いのも実情です。なかなか整理も追い付かず、これらの図書を、市民の方々が利用できるようになるのはだいぶ先のことになるかもしれません。ですが、そこに向けての一歩として、今日の作業が役に立っていればいいなと思います。

大阪大学 H.M.

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