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2019年度 博物館実習 冬季一般コース 3日目

博物館実習も折り返しとなる3日目の今日からは、各自4つの班に分かれて班ごとに異なる内容の実習となります。私のいた1班では、魚類や両生類を中心とした標本の取り扱いについて学びました。
午前は、ビンにまとめて入っている新しく作られた標本を種ごとや採集地ごとに細かく分けてビン詰めする作業を行いました。実際の標本を扱うのは初めてで緊張もしましたが、慎重に作業を進めることができたと思います。
続いて完成した液浸標本を収蔵庫に配架しました。どの棚に目的の科があるのか、どの位置に目的の種が収められているのか、右も左もわからず、少々あたふたしてしまいましたが、他の班員とも協力しながら収蔵庫を見て回り、楽しみながら収蔵庫について知ることができました。
そして午後からは、エタノール液の補充作業をお手伝いさせていただきました。6人がかりで一生懸命半日かけて作業に取り組みましたが、結果として完了したのはわずか1通路の片側の半分ほど。改めて博物館資料の膨大さ、保管にかかる作業の大変さを実感することとなりました。加えて、一度間違った場所に置いてしまった標本は二度と見付からないという学芸員さんの言葉が現実味をもって感じられ、大事な資料を扱う整理では一瞬たりとも気が抜けないということが理解できました。
今日1日の作業の結果、朝にはたっぷりエタノールが入っていたタンク3つ分がすっかり空となり、大変達成感がありました。
明日以降はまた違った分野の内容となりますが、楽しみながら沢山学んでいきたいと思います。

北海道大学 N.M.

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