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2022年度夏期博物館実習 2日目(8月25日)

こんにちは。S大学のWKです。
2日目から班に分かれての実習が始まり、私たちの班はラクダ1頭分の骨を洗う作業を行いました。本物の動物の骨を洗うという機会は初めてだったので大変貴重で楽しい体験をすることが出来ました。
手足の骨や、背骨など1つ1つが大きく重たかったです。私たちが洗ったラクダは年寄りのラクダで、骨を見るとその動物の年齢を知ることもできると教えて下さりました。実際、私が洗った下顎の部分には歯がついていたのですが、グラグラしていたり抜けている箇所があったりして、人間の老化と似ているということを見て学ぶことができました。
ラクダ1頭を洗うことに、実習生と学芸員の計4人で数時間かかっていました。もっと大きな動物を洗うと考えると、すごく大変な作業だと感じました。
また動物の骨格標本をつくる方法も教えて下さいました。骨格標本を作るには、冷凍したり、皮を剥いだり、乾燥させたり、土や水の中に動物の死体を入れ、虫などの力を借りながら肉を腐らせたり、洗ったりなど膨大な時間がかかると知りました。
私たちが普段、博物館などで見ている骨格標本をつくるには数ヶ月から数年の年月が必要で、1つの標本を作るためにはとても時間や労力がかかる事が分かりました。調査・研究を行いながら事務作業やこの博物館実習のような普及活動を行ったりなど、私が想像していた何倍も学芸員の仕事の多さや大変さも学ぶことができました。
この実習でしか体験することのできない貴重な体験ができ、とても楽しかったです。

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