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2012年10月20日

4日目!

はやいもので、博物館実習も4日目を迎えました。
昨日の橿原神宮での下見の疲れを若干残しながらのスタートです。

さて、今日私たちの班がした活動は、ずばり「情報端末のメンテナンス」。
情報端末とは、タッチパネルなどで虫の鳴き声など様々な情報にすぐにアクセスできる便利な機械です。
自然史博物館の中にはこの情報端末が10台以上あります。

この端末、たくさんのお客さんが使っているうちに汚れやほこりがたまっていってしまいます。
情報端末の中身はパソコン。汚れていては故障の原因となります。
ということで、今日はひたすらお掃除をすることになりました。

鍵を開けて、パソコン本体を見てみると・・・
思っていた以上のホコリが・・・
マスク・手袋の厳重装備の下、汚れのひどいところはパソコン本体のカバーを取って・・・とかなり熱を入れながら、ほぼ1日かけて約10台の端末の掃除を完了。
すっかりきれいになりました。
掃除が終わってすぐにたくさんのお客さんが利用しているのを見ると、掃除をしてよかったな、という気持ちになりました。

また、端末が故障している場所に、代わりに博物館の紹介展示パネルを作ることになり、急きょ2枚作成しました。花と緑の情報センター1階の植物園入口すぐ右手に、私たちが作った自然史博物館の紹介パネルが2枚掲示されています。お越しになったときはぜひご覧になってください。

博物館実習4日目

博物館実習4日目です。
秋晴れで気持ちのいい1日でしたね!

今日は、大阪市立自然史博物館で行われていた特別展「のぞいてみようハチの世界」(平成24年7月28日(土)~10月14日(日))の後片付けを体験しました。その前に少し見学させていただいたのですが、本当に面白かったですよ!例えば、ミツバチの巣板は中が空の六角形の柱がたくさん並んで出来ているのですが、これをハニカム(honey comb)構造と呼ぶそうです。名前もなんだか素敵な感じですね。この構造は強度の面で優れているので、軽くて丈夫なドアなど、私たちの生活の中にも多く利用されているそうです。他にも、ハチの巣がどのように作られていくか等、実に盛り沢山で、時間を忘れてしまう程でした。

また、後片付けに参加することで、どれだけ多くのものが分かりやすくこの場所に展示されていたのかを改めて感じることが出来ました。展示ケースからドイツ箱を取り出す作業は、壊してはいけないと少し緊張してしまいましたが、普段では出来ない貴重な体験ができ、嬉しかったです。
身近だと思っていたところにまだまだ知らないことが隠されていると気付く、充実した1日でした。

今回は終わってしまいましたが、もっと多くの人に特別展に足を運んでいただきたいなと思いました。そして、もっと自然を好きになってもらいたいです。きっと今まで気付かなかった新たな発見に出会えると思います。

実習4日目。

 早くも実習4日目を迎えました。
 午前中は,植物標本庫の保管方法や並びなどについて,少し詳しく説明していただきながら,見学しました。植物が保管されている収蔵庫を「ハーバリウム」と呼ぶそうです。大阪市自然史博物館のハーバリウムには,植物草本の標本のみでなく,海藻,果実,材(木の幹を輪切りにしたもの)などがありました。他にも,1枚で数メートルほどはあろうかという熱帯巨大植物の葉が通路に横たえてありました。これは標本庫に入れたいけれど,大きさ的入らないため,通路に保管されているそうです。
 標本庫は,標本を「科」ごとに並べて整理されているため,学名を基準として整理されているため,植物の学名を覚えることは重要なのだそうです。
 最近では,標本庫に保存されている標本がDNA解析するため,サンプリングされることが多くなっているそうです。サンプリングされた標本の台紙にはサンプリングの目的や,どの部分を採取したのかなどの情報を書いたカードが貼られていました。
 収蔵庫見学の後,普及活動「ビオトープ」の見学兼,少しのお手伝いに行きました。今日は稲の収穫が行われていました。稲刈りの後,子供達がカマキリやバッタを楽しそうに捕まえていました。
 ビオトープ活動の見学を終えて,再び収蔵庫へ移動し,今度は標本庫内のナフタレンの補充を行いました。害虫による標本の損傷を防ぐための大切な作業です。
 お昼の休憩の後,展示に使用されていた標本を元の標本庫に戻すという作業を体験させていただきました。科名を調べ,標本庫の番号と対応させてから,各々の標本を1つずつ元の場所に戻していくのですが,標本を壊さないように作業をしていると,思っていたよりも時間がかかってしまいました。
 自習時間終了前に,床の掃き掃除を行って,本日の実習は終了しました。
 通常であれば,学芸員さんしか触れられないような貴重な標本に触れるような貴重な体験ができ,充実した実習4日目を過ごせました。明日で実習最終日なので,最後まで頑張ろうと思います。

実習4日目

午前中は、来週土曜日に行われる植物園案内の下見を当日の補助スタッフさんと一緒にさせていただきました。
当日の標本にするためにダンゴムシやワラジムシを採集し、顕微鏡を使って雌雄を見分けたり、ワラジムシの種類を見分け、分類しました。顕微鏡を使ってみると、似ている虫でも違いを発見することができて、とても興味深かったです。また、補助スタッフさんの研修も学芸員の大切な仕事の一つだということを学びました。
午後は、特別展の片付けをしました。
年間何度もされている特別展の裏には、こういった影の仕事にも多くの時間を費やさなければならないことを知り、学芸員の仕事の幅広さに驚きました。
明日は月例バイキングです。晴れますように!

3日目の研修

3日目の実習は午前中は旧収蔵庫の整理、午後は日曜日に橿原神宮で行われるイベントの下見へと行きました。
午前中の作業では、箱詰めされたままだった本の整理や本棚の移動などを行いました。ここにある書物などは他の博物館と交換したもの、一般の方や大学などから寄贈されたものなども多くあり、様々な分野、種類の本がありました。中には書物に混じって、友の会のイベント(バザー)に出したものや標本などもあり、運ぶのはなかなか骨がおれました。
午後の下見では奈良の橿原神宮へ行きました。様々な種類のキノコや木の実などがあり、とても興味深かったです。当日は60〜100人の方が参加されるとの事なので、実習生の仕事をしながらも、色んな方と自然について話し、楽しみながら行動できると嬉しいです。当日はもっと動きやすい服装で来て、どんぐりなどを入れて持って帰る用の袋などを持って来たいと思いました。

2012年10月19日

実習三日目、月例ハイキング下見に

こんにちは、実習生Nです。
実習3日目の本日は、午前中に資料室の整理を。午後からは月例ハイキングの下見を行いました。

午前中には本を棚から移しかえたり、段ボールを片付けたりといった整理を行いました。気分は年末の大掃除です。棚を移動させるときが一番力がいりましたが、その分達成感も大きく感じました。最後に床を掃いたら、一角だけですがとても綺麗にした!という気分。掃除が終わったあとの清々しい気持ちになりました。
午後からは橿原神宮前を下見に。しっかりとトイレの場所や昼食のポイントを確認し、日曜日の月例ハイキングに備えます。ドングリの見比べのお話や、キノコのお話が楽しかったです。特にキノコのお話は、キノコについては食用の数種と、有名な毒キノコについてぐらいしか知らない私にとって、とても興味深いお話でした。キノコの生態について、もっと街に出て調べてみたい!という気持ちが湧き出る感覚。
しかしながら今日は、「月例ハイキングでの大きな仕事は、参加者と一緒に楽しむこと」。その学芸員の方の言葉が一番心に残りました。その言葉を胸に、明日の実習も明後日の月例ハイキングも、精一杯楽しんでいきたいと思います。

月例行事の下見ときのこ

 こんにちは。
 今日は午前中に図書や棚の整理を行いました。たくさんの本があるので、運ぶのには苦労しましたがどんどん片付いていくのはやっぱり気持ち良いですね。シリーズごと、まとまりごとに順番に並べていきました。それから、何冊入っているかを確認していきます。地道なようですごく大切な仕事です。少し腰にきましたが。私はこういう作業は好きなので、楽しかったです。

 そして、午後は月例行事の下見に橿原神宮に行きました。のどかで、静かなところでした。結果としては、下見という目的を忘れそうになるくらい楽しかったです!
 おもにキノコやどんぐりを観察したのですがいろんな話を聞けて、見たこともないキノコがたっくさん生えていました。食べても大丈夫なキノコや、野生のシイタケや、毒キノコなど見つけても見つけてもキリがないくらい発見できて、21日の本番のように楽しんでいました。疑問がわいた瞬間に、質問して解消することができるってすごく良い機会っだなぁと改めて思いました。
 本番もがんばります!

博物館実習3日目!

初日から続いていた雨が嘘のように本日は快晴で、公園内でも子供たちの楽しげな声や笑顔であふれていました。
今日は午後から21日の下見に行くということで午前中は旧・収蔵庫内で図書の整理をしました。
国別・研究所別・分野別に分類し箱詰めをしました。いろんな国・年代のものがあり普段なら触ることのないものに関われたので単純作業かもしれませんが、いい経験になりました。
午後は、橿原神宮前に集合です。
神宮内の森でキノコやどんぐりをみんなでさがしながら畝傍山まで歩きました。
どんぐりの多さにも驚きましたがそれ以上に、キノコの多さにびっくりです!!
初めて見るキノコばかりで、先生が一つ一つ解説してくださって初めて知ることも多く
面白かったです。
一番びっくりしたキノコがエリマキツチグリ(earth star)というキノコです。
みかんの皮を中途半端にむいたようなものがついています。
真ん中のところも柔らかくて本当に初めてのキノコでした。

今日は本当に気持ちのいいポカポカ陽気でした。
明日からの実習はもちろん21日の本番も晴れますように…!!

博物館実習2日目

今日の実習では、魚類の標本データの整理を行いました。標本データはExcelで作られた電子データと手書きの紙の台帳の2種類のデータ方式で管理されており、私たちの斑では寄贈標本と一緒に受け入れられた電子データに入力されたものを台帳に写していく作業と、逆に台帳に書いてあるデータを電子データに入力していく作業を行いました。学校の授業で学芸員の仕事内容として資料の収集と保存については習いましたが、収集とは単に資料を集めてくるだけでなく、このような管理のためにも膨大な時間が割かれるものであると今回の実習で身をもって学びました。特に、電子データを台帳に写していく作業は、台帳は今後何百年も残っていくものだというお話でしたので、間違えないようにわかりやすい丁寧な字で書くように神経を張り詰めて作業していたのでとても疲れました。でも、自分が書いたものがずっと残るというのはなんだかうれしく感じます!
明日は中日の3日目です。どんな内容の実習かとてもたのしみです。

2012年10月18日

博物館実習2日目。植物の化石を触らせてもらいました。

1日目は、オリエンテーションとして、自然史博物館の成り立ちについてのお話、館内や収蔵倉庫の見学、そして学芸員の仕事について教えていただきました。
学芸員の仕事は学校の授業などで理解はしていたのですが、イベントの準備の大変さ、収蔵庫のコレクションの数の多さに圧倒されました。収蔵庫には、まだ展示ができていないものや、現在も論文などで騒がれているような代物まであって、とても楽しめました。

2日目は、植物の化石を担当されている学芸員さんに、化石資料について詳しく教えていただきました。
植物の化石は、植物化石、鉱化化石、印象化石、圧縮化石とあり、さらに、化石の生成された年代や植物の種類でも分類分けをするので、膨大な収蔵量がありました。これらの集められた多くの貴重な化石は、やがて論文などで、過去に存在していた植物と同一、あるいは異なっているといった、正しい真実を証明するものになると感じられました。
この2日目に体験した活動は、倉庫の整理や化石のラベリングといった単純な作業でしたが、作業はとても大変で、やりがいがありました。そして、綺麗な化石を見ているだけで和やかな気分になります。

明日は、博物館についてまた勉強させていただくのと、奈良の橿原神宮の下見に行ってきます。とても楽しみです。

博物館実習2日目

 今日は、午前は外部の展示回収と、午後は文献の整理を行いました。

 大阪市立自然史博物館では特別展紹介のため、市立図書館に小規模の展示コーナーを設けてもらい、そこに標本やパネルなどを展示させてもらっています。博物館では先日まで「のぞいてみよう ハチの世界」という特別展を行っており、今回は本物のハチの巣や、ミツバチなどの標本を展示させてもらっていました。
 この外部展示には特別展の宣伝という目的がありますが、博物館の存在自体をアピールするという役割もあるそうです。図書館と博物館では、残念ながら一般的に図書館のほうが知名度や親しみやすさがあるように感じられる部分があります(入場料の有無などがその要因の一つだと思います)。そこで図書館に展示することで、多くの人に展示を見てもらう機会を作ることになり、博物館のことをより多くの人に知ってもらえるようになるのではないかと思いました。
 ただ、撤収作業自体は5分も掛からないのにもかかわらず、午前中はそれくらいしかできませんでした。移動時間がかなりかかることがわかり、なかなか難しいなと感じました。

 午後はある大学から寄贈された文献の整理に当たりました。
 半世紀以上前の論文集や地質図など、それもあらゆる言語で書かれた書物を相手にするのは、何が書かれているかもわかりにくく、分別に苦労しました。こういった書物の保管も博物館の役割であり、使える状態にしておくことは重要ですが、その手間はなかなかなものでした。

 ところで私は明日の午前中もこの作業をすると聞いたのですが…
 午後は週末の下見に行くので、明日は今日以上に力を入れていきたいです。

実習2日目

自習の1日目は博物館の説明や施設見学をしました。博物館内を見て回るのは面白かったのですが、それよりもなによりも収蔵庫の中を見ることができたのは、とてもうれしくてほかの実習生もいてたのでその時は普通にしていましたが実際はかなりテンションをあげていました。
2日目は、午前中、虫の標本を目ごとに分類する作業をひたすら行い、午後はまず自然史博物館の図書コーナーにある虫の本の整理をしてその後また分類の作業を行いました。
生物は界、門、網、目、科、属、種のじゅんに細かく分類していくのですが、今回は目までの分類でしたがそれでもかなり大変で私は環境系の学科にいてることもありそれなりにできるだろうと思っていましたがいざやってみると見た目が似ているから同じ目だろうと思っていたら違っていたり、違うかなと思って別にしていたら同じだったりして同じ班の人にはかなり迷惑をかけてしまったのではないかと思う。私は今回の目に分類するだけでもかなり苦労をしたのに学芸員の方はここからさらに種までの分類を行っているのだからかなりすごい!!!!!!!
図書の整理ではかなりバラバラにかたずけられていたので整理するのも苦労しました。
なので読んだ本は元の場所にちゃんともでしましょう!!