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2015年01月25日

2015年1月博物館実習5日目

博物館実習5日目にして、最終日でした。
これまでで一番、友の会のみなさんとおはなしできた日でした。
今日は博物館友の会の総会で、開館から閉館まで大にぎわい。私はまず、昼食時の豚汁製作グループに混ぜて頂き、友の会総会について例年の動きを教えて頂きながら、豚汁の極意を伺っていました。だし用コンブもせん切りにして具にしてしまうというのは嬉しい限りでした。
豚汁グループお片付けの途中で、総会配布資料の増刷を行い、実習室に戻ったらすっかり片付いてしまっていたので、そのあとは講堂での催しを見学していました。
みなさん熱心に話を聞いたり質問されていて、本当に実習最終日まで意欲の高さに驚かされてばかりです。
写真コンテスト、ラスターバッジコンテスト、行事多数参加者各表彰で、実習中、何度かお見かけした方が表彰されてらっしゃるのを見て、なんとなく友の会の身内感みたいなのがわかった気がしました。

今回の実習は、一般実習コースではなく普及教育コースの方で参加させて頂きました。それは「展示に関する話よりも普及活動に関する話の方が、大学ではわからいものかなあ?」とか「当館の特色である、って書いてある方がええんかなあ? わからんけど。」と言った思わくでコース選択した結果で、正直はっきりとはコースによる内容の差に気付いていませんでした。展示の作り方、標本の作り方、扱い方といった、なんとなく博物館実習でやりそうなことを私は体験しませんでしたが、博物館を使う人がどんな人か知った上で博物館を作っていくという視点を学べたような気がします。

また私も友の会イベントで、みなさまにお会いできればと思います! 今日までお世話になった学芸員さん、友の会のみなさん、ありがとうございました!

2015年01月24日

2015年1月博物館実習4日目

博物館実習4日目! 今日は、明日の友の会総会の準備をお手伝いしました。
しばらくぶりでしたが、今日は博物館のなかをぐるぐるしたので、3日くらい過ごしたような気分です。一日中、いろんな学芸員さんの担当の仕事を少しずつ手伝いながら、ぐるぐるしていました。
倉庫から物品を運ぶために展示室の展示パネルをそーっと動かして道を作ったり、違うドアから先回りしてみたり…学芸員さんは、忍者屋敷のように自然史博物館を歩きこなしていました。
実習前半にも感じましたが、本当に学芸員さんっていろんな仕事をしてらっしゃるんだなあと思います。また、行事を作るに当たって、支えるスタッフさんの多さにもびっくりします。実習では、大阪自然史博物館しか見れませんが、ここはみんなで作る博物館なんだなあと実感しました。

残すところ実習も1日となってしまいましたが、存分に吸収したいです。

2015年01月12日

2015年1月博物館実習3日目

博物館実習3日目!
今日は、はくぶつかん・たんけん隊の準備をお手伝いしたあとに、昨日と同様に補助スタッフとして、はくぶつかん・たんけん隊に参加させて頂きました。

お手伝いと言えるほどの手伝いは出来ていませんが、午後に必要なあるモノ(言っていいのか、わからない)をひたすら円形に切る作業をやらせていただきました。なかなかスパッと切れないし、なかなか型通りの円形に切れないしで、不器用さをさらけ出してしまいましたが、学芸員さんがいかに色々なことをするお仕事かということを目の当たりにしました。

はくぶつかん・たんけん隊では、今日は保護者の方のバックヤードショートツアーに参加させて頂きました。昨日の小学生グループのときよりも、色々な質問、またお話を聞かせてくださる方が多くて、博物館に来る人がどういう背景をもって、どういった目的でいらっしゃっているのか少し触れることができたように思います。また、収蔵庫で見られる標本も一日目と少し違っていて、説明担当の学芸員さんの工夫を垣間見ました。

実習は、ここで一区切りですが、後半二日も色々なことを勉強したいと思います!

2015年01月11日

2015年1月博物館実習2日目 博物館たんけん

博物館実習2日目!
今日は、午前中に実習のオリエンテーション、午後は補助スタッフとして「はくぶつかん・たんけん隊」に参加させて頂きました。
博物館の表も裏も、探険たんけんづくしの1日でした!

実習オリエンテーションでは、
当館の沿革に始まり、
特別展の開催の仕方や、
博物館行事・友の会行事の年間計画の組み方、
果ては展示パネルの糊の付け方まで(!)、
面白いおはなしをたくさん聞くことができました。
将来、学芸員を目指す皆さん!
展示を作るときに大切なことは「掃除をしやすいか! 修理をしやすいか!」ということです!(笑)
これからは、
《これ、どうやって電球取り替えるんやろ……?》
という視点で、博物館の展示を見てみたいと思います。

はくぶつかん・たんけん隊は、思っていた以上に足が疲れたので、小学生の参加者のみなさんは、もうくったくったのへっとへとだったかもしれませんが、普段見れないような収蔵庫のレア標本を見たり、いろんな学芸員の方々のおはなしを聞けて、有意義だったんだろうなあと思います。
私は、キノコのさく葉標本(葉ではないですよねー……)に感動しました。ワカメの胞子葉(いわゆるメカブ)を標本にするときみたいに、裏側半分切るそうです! 勉強になりました。

明日の、はくぶつかん・たんけん隊は、保護者の方のツアーに参加させて頂くので、子供たちとはまた違う反応が見られることを楽しみにしています。

2015年01月10日

2015年1月博物館実習1日目 鳥 と たんけん

 今日から3日間と、今月24、25日の計5日間の博物館実習が始まりました!
今日の午前中は植物園で「冬鳥観察会」、午後には、明日明後日行われる「はくぶつかん・たんけん隊」のスタッフ打ち合わせに参加させて頂きました。

 私は普段、水産学部でコンブの勉強をしています。水産業を背景に成り立っている学部なので、研究する生物を選ぶとき「食べれてなんぼ!」みたいな意識が少しあります(それが全てではありません!)。海鳥を勉強していた先輩は「いやあ、鳥はなあ・・・」と嘆いていました。海鳥は、食べるためではなく、環境や他の生物との関係性など、広く海を知るために研究されているからです。
 ところが、今回の観察会で、ヒヨドリやムクドリ、カワセミ、ハイタカ、シジュウカラ、ツグミ・・・つまりは「食べれてなんぼ」ではない鳥たちを、観察会参加者のみなさんが楽しそうに双眼鏡やカメラで追いかけて、目をキラキラさせている様子。学芸員の先生の後ろに付いて(時には前を歩いてしまって)熱心にメモを取ったり図鑑を引いたりしている姿。すごく新鮮でした! “博物館という場所はどういう場所なのか”を勉強させて頂くためにやって来た私ですが、普段とは異なる自然の見つめ方を思い出すことができました。
 ちなみに、望遠鏡を使ったのは始めてでした。あんなに鳥の目の細部まで見れるとはビックリでした! カワセミを視野に入れてくださった参加者の方、道中おしゃべりしてくださった方、ありがとうございました!

 午後は、体験会の下見として、今までお客さんとして見て来た展示室の裏側・収蔵庫などを見せていただきました。詳しく書きたいところですが明日明後日のネタバレになってしまってはよくないので、テンションの上がる場所など内緒にしておきます!
 友の会の方々と一緒に活動すると勉強する楽しさみたいなものを感じられます。明日も楽しみです。しっかりやりたいです。