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コーナー展示「寒天のふるさと 高槻」スタート

今日からNHKで木曜時代劇「銀二貫」の放送が開始されます。これは小説をドラマ化したもので、大坂天満の寒天問屋のお話です。寒天にまつわる重要人物として、「島上郡・原村」の「宮田半兵衛」という人が登場します。

 この「原村」こそ高槻市原。宮田半兵衛は実在の人物で、寒天づくりを産業化させ、冬場の重要産業として発展された英雄として、宮之川原の「聞力寺」に石碑があります。寒天は高槻の伝統産業として指定されており、南平台のまんぷくカフェでは地元で生産された寒天料理を食べることができます。

 放送に合わせて3階図書コーナーの一角に展示をつくりました。宮田半兵衛が寒天を高槻にもたらしたエピソード、寒天の材料となる海藻などを展示しています。スタッフに声をかけてもらえれば、高槻市の広報ビデオ「ふるさと高槻 寒天づくり」をご覧になることもできます。現在では寒天を作っている工場は1軒だけとなっていますが、高槻の地元で作られた寒天を食べながら、江戸時代の寒天づくりの物語を楽しんではいかがでしょうか。

寒天展
寒天発見のエピソードや天草の実物を展示

寒天の展示
関連図書もあります。
しろあと歴史館、高槻市中央図書館、服部図書館でも寒天の展示を行っています。ぜひ足を運んでみてください。くわしくは高槻市HPへ。

ちなみに、
寒天は海藻からできるので、ほとんどが食物繊維(アガロース、アミロペクチン)で、少量のミネラルやビタミンがあり、健康食品です。同じようにみえるゼラチンは動物由来のタンパク質(コラーゲン)なので、まったく成分が違います。