あくあぴあブログ あくあぴあの理念(ミッション)はこちら

真冬のカエルの卵

今年も川沿いの池にヤマアカガエルがやってきました。正確に言えば、いつの間にやってきて、すでに産卵していました。
卵塊

ヤマアカガエルは真冬に冬眠からさめ、浅くて日当たりのよい水たまりに卵を産みにやってきます。オスはメスがやってくるのを寒い水の中で待ち続けるのでヨレヨレです。動きもにぶく、簡単につかまります。昨日のような雨の晩にはオスがメスをよぶ鳴き声が聞こえていたはず。
オス

今日気が付いた卵塊はメス20匹分ぐらい。オスは4匹ぐらいが水中でじっとしていました。この池はオタマジャクシがカエルになって上陸する前に毎年洗うので、すくいやすい卵のうちにトンボ池に移動させます。トンボ池には魚がいるので、すべてがカエルになれるわけではありませんが、流されてしまうよりはましでしょう。
卵救出

少しだけ持ち帰り、事務所で飼育してみることにしました。ヤマアカガエルとニホンアカガエルは卵では見分けが難しいのでオタマジャクシになるまで飼います。高槻市内でニホンアカガエルを見たことはないので、ヤマアカガエルでしょう。
飼育
右側はまだゼラチン質がぷりっとしているし、卵が丸いので昨日の晩生まれたものだろうと思います。左側はすでに長細くなっているので、もうすぐ卵の殻(薄い殻があります)から出てくるころでしょう。事務所前のカウンターで育てていますので、ぜひご来館ください。