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自然観察会「コケをじっくり見てみよう」

雪の降る寒い日だったにもかかわらず、木や地面にへばりついて熱く盛り上がった観察会でした。室内で基本的な説明を聞いた後、木の幹にはりついているヒメアカヤスデゴケ、サヤゴケを観察。次に地面に生えているナミガタゴケ、ノミハニワゴケ、ハイゴケを地面にへばりついて観察。次は斜面の土止めのために置かれている籠の中の土から生えるツチノウエノタマゴケ、ツチノウエノコゴケを観察。ツチノウエノタマゴケはまん丸つやつやの玉のような「さく」がとてもかわいかったです。次にトンボ池の周りの地面でヤノネゴケ、ツクシナギゴケを観察。最後はガケに生えるコムチゴケ、ツクシウロコゴケ、オオツボミゴケを観察しました。この3種は苔類で、葉っぱの裏が特徴だそうです。それ以外は蘚類で、胞子体がそれぞれに特徴的でした。 普段は見過ごしている小さなコケですが、ルーペの中にこんなに面白い世界が広がっているとは!あっという間の2時間でした。
観察中
地面にはりついて観察中
観察中
斜面のコケを観察中
エゾスナゴケ
エゾスナゴケ
コムチゴケ
コムチゴケ
ナミガタタチゴケ
ナミガタタチゴケ
ツチノウエノタマゴケ
ツチノウエノタマゴケ

日時
平成24年2月26日 午後1時30分~3時30分
場所
あくあぴあ前~トンボ池
講師
道盛正樹氏(日本蘚苔類学会会員、NPO法人大阪自然史センター理事)
参加者
20名
観察できたコケ
コムチゴケ、ツクシウロコゴケ、ハリガネゴケ、ノミハニワゴケ、ツクシナギゴケ、ヤノネゴケ、コカヤゴケ、ヤマトヨウジョウゴケ、ノコギリフタエウロコゴケ、オオツボミゴケ、ススキゴケ、キャラハゴケ、アカイチイゴケ、ツチノウエノコゴケ、コカヤゴケ、ツチノウエノタマゴケ、ギンゴケ、ホソウリゴケ、ハリガネゴケ、ナミガタタチゴケ、ハイゴケ、サヤゴケ、カラヤスデゴケ、タチヒダゴケ、コゴメゴケ、ヒメアカヤスデゴケ、フルノコゴケ、トサホラゴケモドキ、ジンガサゴケ、ジャゴケ、セイナンナガハシゴケ、エゾスナゴケ、ネジクチゴケ、   (下線はみんなでじっくり見たコケ)