自然観察会「葉っぱの昆虫をつかまえよう」
竹の棒で葉っぱをたたき、バットに虫を落とします。これはビーティング、という昆虫を捕まえる方法。葉っぱの裏や木の枝にしがみついている小さな昆虫をつかまえて、実体顕微鏡で観察しました。緑色の大きなクモはシャーレの中で他のクモや小さな虫をむしゃむしゃ食べてはじめてびっくり!あまりの強風のため1時間ほどで終了しましたが、いろんな小さな虫やクモなどを見ることができました。
最後に中谷先生からお話を聞きました。東京スカイツリー(約600m)は人(1.5m)の400倍。1mmの昆虫だと400倍でもたったの40cm。高層ビルにはエレベータを使うのとおなじように、高い葉っぱの上にいるクモやガは糸を使って上り下りするそうです。また、ビオトープという言葉は、「生物の生活する場」で、葉っぱも一つのビオトープであり、ビオトープの種類が多いほどそこに住む生きものも多いそうです。
![]() 解説中 |
![]() ビーティング |
![]() ワモンサビカミキリ |
![]() ウシカメムシ |
日時
平成24年3月25日 午前10~11時
場所
あくあぴあ芥川~駐車場周り
講師
中谷憲一氏(昆虫写真家)
参加者
23名
観察された昆虫
アカアシノミゾウムシ、ヤドリノミゾウムシ、ワモンサビカミキリ、ヒメテントウの仲間、マエアカスカシノメイガ、キバラケンモン(幼虫)、シャクガの仲間(幼虫)、ウシカメムシ、イトカメムシ、ツヤアオカメムシ、ユスリカの仲間、ミバエの仲間、ワカバグモ、ギンメッキゴミグモ、アシナガグモの仲間