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自然観察会「高槻の石ころ」

 紅葉の摂津峡を歩いて観察する「高槻の石ころ」観察会を今年も行いました。講師は大阪市立自然史博物館学芸員の川端清司さん。10時に観察会スタート! で、そこから徒歩数十歩のところにあるタカツキワニの化石も出てきた大阪層群下部の地層解説。摂津峡大橋でV字谷を、少し歩いて河岸段丘(一見すると棚田)を眺め、「なぜこんな風になったのだろう」と考えることが面白くて大切なことを、その成立過程の解説も交えてのお話。摂津峡の川原には1.5億年もの差のある地層があること、花崗岩が風化作用で砂になる過程の話とその実物を一部採取して観察材料としたこと、そしてゴール地点でもある芥川緑地前の芥川河川敷での石の観察と解説などなど。  石ころだけでなく地層や、地球の歴史(日本がいかに地震大国がという話も)などについても分かりやすく解説していただきました。参加された皆さんには、とっても満足して頂けたものと思っています!

河岸段丘
河岸段丘の解説。「頭を悩ませること」が大切

1.5億年の時間差のある地層
このあたりに1.5億年の時間差のある地層が・・・

未来の地質学者?
将来は優秀な地質学者か!!

川原の石
さあ~て、川原の石はどんな石?

日時
2013年11月24日(日) 午前10分~午後3時ごろ
場所
摂津峡付近
講師
川端清司氏(大阪市立自然史博物館学芸員)
観察された岩石
花崗岩、石灰岩、流紋岩、砂岩、泥岩、チャートなど
定員
30名
持物
昼食、飲み物、防止、筆記用具、ルーペなどの観察用具