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ゴリ押し漁のカゴを展示しました

「ゴリ押し」って知ってますか?ゴリとは関西ではヨシノボリの仲間のことです。京都や滋賀では昔からゴリをとって佃煮やから揚げ、赤だしなどで食べていました。私も子どものころは、好き嫌いの激しい兄のために祖母が時々佃煮を作ってくれたのか、買ってきてくれたのか、食べさせてもらっていました。水質の悪化などで食べられなくなり、今ではごく一部の料亭などでしか食べられていないようですが、とてもおいしい魚です。

そのゴリを採る漁法が「ゴリ押し」です。ヨシノボリ類は浅い川の底に吸盤でぺたっとくっついているので、竹のカゴを川底をこするように、上流にむかってゴリゴリと押していくと、ヨシノボリがぴょんぴょんと飛び込んでくる、というもの。ハカセの部屋にカゴを展示しましたので、ご覧ください。

ハカセの部屋  ゴリ押しのカゴ

ちなみに、無理に物事を進める「ごり押し」という言葉は、この漁法が語源とのことです。