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ヒナを拾わないで!

この1週間ぐらい、「ヒナを拾ったんですがどうしたらいいですか?」という問い合わせが多くなっています。ヒナは「拾わないで」ください。巣の中で育てられるヒナは、びっくりするぐらい未熟で巣立ちます。この時期に「ヒナが落ちてる! かわいそう 保護しなきゃ」と思われる方々がやさしい心の持ち主であることはよくわかります。しかし、本来巣立つべき時期に巣立っているので、親鳥が見守りながら導いている時期で、人が保護することはむしろ親鳥から取り上げてしまっていることになります。「ネコが来たり、踏まれたりしない、少し高いところに置いて見守る」ようにしてください。保護しても、人の手では育てられないことがほとんどです。

スズメのヒナ
スズメのヒナが親鳥からエサをもらっているところ。
巣立ち直後のヒナはもっと羽もそろってなくて弱々しい。

あくあぴあではそれ、思い込みですよ!という冊子を発行しています。日本野鳥の会のホームページにも野鳥の子そだて応援キャンペーンという冊子が紹介されています。ぜひダウンロードして参考にご覧ください。