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今年もよろしくお願いします

明けましておめでとうございます。
今年もあくあぴあをよろしくお願いします。


さて、今年は丑年ですね。
高槻市には牛はいない(多分)し、野生の牛の仲間もいません。
本州では野生の牛といえば、ニホンカモシカ。
1階展示室で、ニホンカモシカの剥製が皆さまをお出迎えします。
ニホンカモシカ剥製

カモシカという名前ですが、シカではありません。
わかりやすいように、ニホンジカとニホンカモシカの頭骨を並べてみました。
頭骨
左がニホンジカ、右がニホンカモシカです。

シカの仲間の角はカルシウムの塊で、オスだけに生えてきて、繁殖期が終わるとポロっと落ちます。
そしてまた翌年にニョキニョキ生えてきます。
「え?奈良公園でシカの角切してるのはなんで?!」と思われた方、するどいです。
奈良公園では興奮したオスが角を振り回すと危険なので、角が完成したら切るんだそうです。
切らなくても、冬になれば落ちます。
高槻の山の中にもシカの角は落ちています。

それに対し、ウシの仲間の角はホネが出っ張ったものに、爪のような殻がかぶさっています。
死んで柔らかい部分が腐ると、殻はスポッと外れますが、
生きているうちに角がとれる、なんてことはありません。

こちらの頭骨も1階展示室にありますので、ぜひごらんください。
1月は5日(火)から通常開館です。
皆様のご来館をお待ちしております。