東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県沿岸部は、子どものための整備された遊び場がなく、公園も仮設住宅になっています。このため、親子が安心して遊べ、ゆっくり過ごせる場がありません。このような親子向けに安心して過ごせる場を提供するとともに、地元の自然や文化を再発見してもらえるような博物館のワークショップを実施しました。このことで、ふるさとへの愛着や誇りを感じ、楽しい思い出を作ってもらうことを目的としました。
岩手県は化石の産地としてとても有名であることから、化石を題材にしたワークショップを実施しました。また、三陸出身の博物学界の偉人・鳥羽源藏氏が1930年頃岩手県気仙沼で記録した貝殻を使った子どもの遊びを再現し、体験してもらうことで、「地域のすごい人」を知ってもらう機会としました。さらに、地域の「自然や文化」を記録保存している岩手の博物館の今後の復興支援にもつなげられるよう、他博物館との連携を深めることも目的としました。
今回の展示では、9月16日(金)遠野市、17日(土)山田町、18日(日)大船渡市、11月5日(土)陸前高田市、6日(日)大槌町で行ったワークショップの様子や、アートミーツケア学会で発表したポスターなどを展示しました。
開催期間
2012年1月5日(木)~3月11日(日)
場所
あくあぴあ芥川1階 エレベーター前
料金
無料
申し込み
不要