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今年もよろしくお願いします

明けましておめでとうございます。
今年もあくあぴあをよろしくお願いします。


さて、今年は丑年ですね。
高槻市には牛はいない(多分)し、野生の牛の仲間もいません。
本州では野生の牛といえば、ニホンカモシカ。
1階展示室で、ニホンカモシカの剥製が皆さまをお出迎えします。
ニホンカモシカ剥製

カモシカという名前ですが、シカではありません。
わかりやすいように、ニホンジカとニホンカモシカの頭骨を並べてみました。
頭骨
左がニホンジカ、右がニホンカモシカです。

シカの仲間の角はカルシウムの塊で、オスだけに生えてきて、繁殖期が終わるとポロっと落ちます。
そしてまた翌年にニョキニョキ生えてきます。
「え?奈良公園でシカの角切してるのはなんで?!」と思われた方、するどいです。
奈良公園では興奮したオスが角を振り回すと危険なので、角が完成したら切るんだそうです。
切らなくても、冬になれば落ちます。
高槻の山の中にもシカの角は落ちています。

それに対し、ウシの仲間の角はホネが出っ張ったものに、爪のような殻がかぶさっています。
死んで柔らかい部分が腐ると、殻はスポッと外れますが、
生きているうちに角がとれる、なんてことはありません。

こちらの頭骨も1階展示室にありますので、ぜひごらんください。
1月は5日(火)から通常開館です。
皆様のご来館をお待ちしております。


部活ブログを更新しました

あくあぴあ部活プロジェクトでは現在11の部活が活動中です。
部活ブログは右側のオレンジのアイコンをクリックするか、こちらまで

被災標本の修復作業

あくあぴあ芥川では、
「令和2年7月豪雨」(2020年九州豪雨)より被災した
熊本県人吉市の人吉城歴史館の水没した植物標本を一部受入れ、
修復作業に取り組んでいます。
当館の学芸員やスタッフ、時にはボランティアに来てもらって作業に当たっています。

豪雨で浸水した植物標本は、泥水で汚染されています。
カビや腐食の悪化を防ぐため、標本を乾燥させ保管しています。

届いた10箱 作業風景
新聞をめくる ホコリをはたきおとす

※詳細→全国の自然史系博物館・大学による 「令和 2 年 7 月豪雨」植物標本レスキュー支援活動について

≪関連ニュース≫
テレビ朝日 テレ朝▷news
「熊本豪雨で水没…植物標本3万点 全国35機関で修復」
2020年7月28日(火)12:08配信 動画視聴

YouTubeに水槽掃除動画をアップしました。

あくあぴあの大水槽の掃除をしました。
せっかくなので掃除の様子をYouTubeにアップしてみました。
3分ほどの動画です。
こちらからご覧下さい。

他にも、もぐもぐタイム カワムツもぐもぐタイム オイカワもあります。合わせてご覧ください

糞をするタイワンタケクマバチの終齢幼虫

母バチが集めた花粉だんごを食べつくしたタイワンタケクマバチの終齢幼虫は、長さ5mmほどの糞を、約1時間かけて出します。糞をすべて出し終わると蛹になります。

動画は64倍速です。


タイワンタケクマバチの終齢幼虫


動画を再生するにはここをクリック

タイワンタケクマバチの巣を寄贈

タイワンタケクマバチの巣を寄贈していただきました。巣の中に成虫がいると刺されるので、巣穴を粘着テープでふさいで持ってきてくださいと言ってあったので、その通りにして持ってきていただきました。
中を見ようと竹を割るときに、うかつにもテープの上にゆびを置いたところ、テープの上から刺されました。



タイワンタケクマバチの巣

タイワンタケクマバチの巣を割ったところ
巣の奥から順に成長段階の違う幼虫が並んでいるのがわかります。巣穴のあるところで母バチが幼虫を守っています。

母バチが集めた花粉だんごを食べる幼虫
動画再生はここをクリック

もぐもぐタイムをYouTubeにアップしました

6月ももぐもぐタイムが中止になったので、せめて動画で楽しんでもらえればと思い、
画像をYouTubeにアップしました。
初めてビデオ撮影して、編集して、YouTubeに登録して。
慣れないので大変です。

いつもは30分ぐらいかけて3つの水槽でもぐもぐ見学してもらっていますが、
今回はオイカワのみで5分になっています。
「もぐもぐタイム オイカワ」
動画はこちら

企画展「敵か味方か スズメバチ」プレビュー #27

チビアシナガバチ属(2)

ナンヨウチビアシナガバチ Ropalidia marginata (Lepeletier, 1836)
日本では硫黄島にだけ見られるハチです。巣は大きく幼虫の部屋の数が1000を超えるものがあります。硫黄島に定着したのは1981年で、外来生物法で要注意外来生物に指定されています。

タマカタカイガラムシが孵化しました

あくあぴあ周囲のサクラの枝先で、タマカタカイガラムシが孵化していました。
4mmほどの球形のものが、カイガラムシのメスの成虫の死体で、その下に産み付けられた卵から孵化したものです。サクラやウメの枝や幹から樹液を吸って生活します。


タマカタカイガラムシ
動画を見るにはここをクリック

おうちでみつける生物多様性(6)

サバイバル3の法則、最後は「3週間以内に食料」を確保しなくては生き残れない、です。

森林という生態系から得られる食料の例としては「おうちでみつける生物多様性」の2回目に出たクリや3回目のマイタケです。森林土壌にろ過され蓄えられた水が、流れ出て川という生態系をつくります。川で得られる食料の例としてアユがあげられます。



アユ

アユ(岐阜県産 養殖)

淡水魚類は放流が繰り返され、国内外来種などの問題が生じています。
1996年にイギリスで確認されたコイヘルペスウイルス感染症が世界的大流行(パンデミック)になり、2003年には日本でもコイが大量死したことも、ヒトがコイを世界的規模で移動させていることが原因です。


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