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企画展「敵か味方か スズメバチ」プレビュー #21

アシナガバチ属(8)

コアシナガバチ Polistes snelleni de Saussure, 1862
 木の枝や軒下に、反り返った形の巣をつくります。高槻市内の山ではよく見られるアシナガバチです。



コアシナガバチ

コアシナガバチ

企画展「敵か味方か スズメバチ」プレビュー #20

アシナガバチ属(7)

キアシナガバチ Polistes rothneyi Cameron,1900
 セグロアシナガバチに似ていますが、セグロアシナガバチの体色が黒と橙色なのに対し、キアシナガバチは黒と明るい黄色をしています。巣は藪の枝や軒下などにつくります。



キアシナガバチ

キアシナガバチ

企画展「敵か味方か スズメバチ」プレビュー #19

かつて、あくあぴあではセグロアシナガバチの営巣が観察できました。動画は2016年6月3日に撮影したものです。昆虫などの筋肉をかみ砕いてつくった肉団子を幼虫に与えている様子です。

セグロアシナガバチの給餌
動画を見るにはここをクリック

企画展「敵か味方か スズメバチ」プレビュー #18

アシナガバチ属(6)

トガリフタモンアシナガバチ Polistes riparius Yamane & Yamane, 1987
 フタモンアシナガバチに似ていますが、それよりも少し大きくて大アゴが黒色(フタモンアシナガバチは黄色)です。幼虫の部屋のふたは黒(フタモンアシナガバチは白)というところも違います。



トガリフタモンアシナガバチ

トガリフタモンアシナガバチ(大阪市立自然史博物館所蔵標本)

企画展「敵か味方か スズメバチ」プレビュー #17

アシナガバチ属(5)

キボシアシナガバチ Polistes nipponensis Perkins, 1905
 木の枝や葉の裏に巣をつくります。幼虫の部屋数は20~100ぐらいです。幼虫の部屋のふたは鮮やかな黄色です。



キボシアシナガバチ

キボシアシナガバチ

企画展「敵か味方か スズメバチ」プレビュー #16

アシナガバチ属(4)

セグロアシナガバチ Polistes jokahamae Radszkowski 1887
 人家の近くでよく見られ、軒下に巣をつくることもあります。高槻市でも一番よく見かけるアシナガバチです。



セグロアシナガバチ

ハバチの幼虫を肉団子にするセグロアシナガバチ

企画展「敵か味方か スズメバチ」プレビュー #15

アシナガバチ属(3)

ヤマトアシナガバチ Polistes japonicus de Saussure, 1858
 タイワンアシナガバチと同じように草木の枝に小さい巣をつくります。幼虫の部屋の数は50~200ぐらいです。幼虫の部屋のふたは淡い黄色です。



ヤマトアシナガバチ

ヤマトアシナガバチ

企画展「敵か味方か スズメバチ」プレビュー #14

アシナガバチ属(2)

タイワンアシナガバチ Polistes formosanus Sonan, 1927
 草の茎や木の枝に小さい巣をつくります。幼虫の部屋数は40~80ぐらいです。ヤマトアシナガバチの亜種とされたこともありますが、分子系統解析で独立種であることが分かりました。



タイワンアシナガバチ

タイワンアシナガバチ(大阪市立自然史博物館所蔵標本)

企画展「敵か味方か スズメバチ」プレビュー #13

アシナガバチ属(1)

フタモンアシナガバチ Polistes chinensis (Fabricius, 1793)

 ほかのアシナガバチと違って幼虫の部屋の口が横を向く状態に巣をつくります。大きな巣では、幼虫の部屋数は1000をこえることがあります。高槻市では芥川や淀川の河川敷でよく見られます。



イネホソミドリカスミカメを捕まえたフタモンアシナガバチ

イネホソミドリカスミカメを捕まえたフタモンアシナガバチ

企画展「敵か味方か スズメバチ」プレビュー #12

アシナガバチ属 Polistes Latreille, 1802
 腹部のくびれている部分が、糸でぎゅっと縛ったようになっているのが特徴です。体色は黒と黄色や橙色の組み合わせです。日本産は8種です。



フタモンアシナガバチ

フタモンアシナガバチ


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