やっぱり女の子でした
ものすごく久しぶりの日記更新です。便りがないのは元気な証拠、と思ってください。ほんとに書くことがないので・・・。
5月の初旬の晩、翔三朗の小屋のほうからフクロウのさえずりが聞こえました。あわててICレコーダーを取りにいき、録音開始。よくよく聞いてみるとさえずっているのは小屋の中ではなく、後の林です。小屋の中では「ガタッ」という止まり木を渡る音や、「グヮッ」という濁った声が聞こえます。
その後、フクロウの鳴き声の研究をしている大阪市立大学理学部の学生さんに録音した声を聞いてもらったところ、オスとメスの鳴き交わしとのことでした。翔三朗が女の子で、小屋の外に来て鳴いていた彼氏(野生のオス)のさえずりに答えていた、ということがはっきりしました。女の子にイカツイ名前をつけてしまいましたが、今更変えるのもどうかと思うので、このまま翔三朗と呼んでください。
翔三朗の健康診断
翔三朗の新居が完成!
翔三朗の新居がついに完成しました!!
翔三朗の以前の小屋を見たことがある方はお分かりかと思いますが、老朽化も進み飼育作業がしにくいこともありました。そこで当館職員のお父様・Yさんに立派な小屋を作っていただきました。どうもありがとうございました。
作ってもらったピカピカの新居は以前のものと比べると飼育スペースは高さが倍にもなりました。翔三朗も枝から枝へぴょんぴょん自由に動けて喜んでくれるはず・・・
ですが、初めてみた新居はちょっと広すぎてびっくりしちゃったかな?今は小屋の隅っこでじっとしています。
新しい小屋は窓の部分が多くて大きいので、常設(?)ののぞき窓からでも翔三朗が見やすくなりました。
みなさん、新居住まいの翔三朗にぜひ会いにきてくださいね。
足輪の確認
爪きり
今日の体重
久しぶりの翔三朗です。ほんとに久しぶりに体重を測ってみました。520gでした。まぁこんなもんでしょう。
ツメが伸びるのはみなさん想像できるでしょうが、鳥はクチバシも伸びます。クチバシはホネの上にツメのような硬い皮がかぶってるので、皮部分がのびるのです。野生ではツメやクチバシは自然に削れるのですが、飼育していると使わないので削れません。そろそろクチバシも切ってやらなければ。今日は写真を撮りそびれたので、切る前に写真を撮っておきますね。お楽しみに~。
翔三郎日記
大変長らく更新せず、ご無沙汰しておりました。
便りがないのは元気な証拠と思ってください。
本当に、特に何のニュースもなく、いつもどおりに元気にしております。
さて、更新しない間も体重を測って、健康状態を管理しています。
今日は570gでした。
飛べないので胸筋が衰え、体重は以前よりも少なめ。でも食欲は旺盛です。
最近は、転ばないように左翼の羽切などをしたため、
みすぼらしい姿になっていますが、痛いわけではないのでご安心を。
秋には生え変わってきれいになります。
翔三郎日記
朝、またしても床にうずくまっているのを発見。
右足で翼をつかんでしまい、自分で無理やり引き抜いたようです。
完全に皮を貫通しているので消毒だけで治るとは思えず、獣医さんに連れて行きました。
暴れないように、洗濯ネットに入れて連れて行きます。
麻酔をかけられ10針ほども縫われましたが、元通りに治りました。
回復は早く、その日中にはいつもどおりに餌を食べていました。
獣医さんによると、飛べないので胸の筋肉が衰えてやせ気味であるということです。
左翼は全て羽がそろっているのに右翼は半分しかないため、羽ばたいた時にバランスを崩すのですが、
転倒するまいと暴れるせいで自分の翼をつかんでしまいます。
そうならないためには、左の風切羽を少しすいてやればいいんだそうですが、
あまりにもみすぼらしくなってしまうので今は残しています。
次に怪我をしたらあきらめて切ることにしました。
翔三郎日記
最近、市のホームページ
に掲載してもらったり、
新聞
に載ったりですっかり知名度が上がった翔三朗です。
(新聞記事の「府内唯一の自然資料館」というのは間違いです。
資料館という名前ではなくても、府内には自然系施設が他にもあります)。
新聞に載ってからはわざわざ翔三朗を見に来てくれた方もいらっしゃいます。
ところで、フクロウはオスもメスも羽の色は同じです。
鳥は羽が同じだとオスかメスかの区別がとても難しく、
ヒヨコのオスメスを見分ける職人さんがいるほどです。
フクロウの場合は声が違うことと、メスのほうがオスよりも大きいことで区別できますが、
今まで間近で見たフクロウは翔三朗しかいないので、どちらかわかりませんでした。
他のフクロウを飼ったことのある方が「ウチのよりも大きいからメスじゃないか」と言われ、
鳴き声を聞いた他の方からも「メスの声だと思う」と言われ、
「翔三朗はメス」説が濃厚になってきました。
せっかくかっこいい名前をもらったのにね。