サイトマップ
あくあぴあ外観
芥川緑地資料館
(あくあぴあ芥川)
〒569-1042 高槻市南平台5丁目59番1号
TEL 072-692-5041
FAX 072-692-7864
E-mail infoアットマークaquapia.net
利用案内やアクセスはあくあぴあホームページで。

ブログ内を検索


更新記事
最新の記事

第2回 アユちゃんお帰りな祭!~魚の調べ方と良い魚みち

芥川大堰に待望の「魚みち」が完成し、5月にはその「魚みち」を遡上する天然アユが確認できました。アユとともにどんな魚が魚みちを利用しているのか確認するために、今後は、魚みちのモニタリング調査が必要です。第2回アユちゃんお帰りな祭は、「魚の専門家」と「魚みちの専門家」による、フィールド講座です。

前日に芥川の水位を確認。これ以上強い雨が降らなければ実施できると判断して、魚みち上流側に定置網を設置し、フィールド講座の準備を行いました。前日の準備には9人が参加してくれました。 当日は中止にするか判断が難しい天気でしたが、とにかく実施することに決定。 しとしと雨の中を芥川大橋の下で開始の挨拶。天気が悪い中でも総勢28人が参加してくれました。
アユ観察会1   アユ観察会2
● 魚の調べ方
花﨑講師から、投網、タモ網、魚カゴ、石倉などの魚の採取法と特徴について説明がありました。花﨑講師は、投網による調査は10投を目安としているそうです。投網は結構重くて力の弱い人は連続して何度も投げられません。
採取した魚の一部は標本として保管します。これは100年後でも、こんな魚がいたという証明になるし、DNA鑑定をすることもできるからです。
次に投網、タモ網等を実際に行って魚を採取しました。このころから雨も止みました。
アユ観察会3   アユ観察会4

投網、タモ網で採取した魚類は、アユ、オイカワ、カマツカ、モツゴ、スゴモロコ、カジカ類でした。なぜこんな場所にカジカが? 洪水で流されてきたのかもしれませんね。
アユ観察会5

◆魚みち遡上調査
いよいよ、前日に魚みち上流に設置した定置網の回収です。魚みち遡上調査の結果は、 大きなナマズ、カマツカ、オイカワで、残念ながらアユは確認できませんでした。
アユ観察会6   アユ観察会7


●魚みちの講習
山本講師から、魚みちのポイント、種類と特徴の説明がありました。まず設置場所ですが、芥川大橋上流の魚みちは、引込型という魚が遡り口を見つけやすい形状になっています。
魚類等が自由に移動できるようにするための良い魚みちの条件、
・段差を小さくする。(プールとプールの落差は15㎝ ~20㎝)
・魚みちを流れる流速 < 魚の遡上能力(突進速度)
・途中の休憩場所
・越流部の形状が大事
ということを、実際の魚みちを示しながら解説がありました。
次に、魚みちを流れる流速はどうなっているか測定してみました。
測定結果は、
  ・プール部の流速  20㎝/s
  ・越流部の流速は、中央部が150㎝/s、 両端が 140㎝/s
でした。
越流部の流速については、魚みちの計画「概ね80㎝/s以下」よりは、かなり大きな流速が生じていました。一般的な魚類の突進速度(=10×体長(㎝))から見ても、流速が大きすぎるようです。今日は、流量が多かったからでしょうか?

アユ観察会8   20110618ayu2_9.jpg

今回のフィールド講座では、国土交通省による6月14日の調査結果も情報として伝えました。
・魚みちのアユ遡上数  約30尾
・落差工の下流部(左岸側)で約500~600尾のアユが確認されている。
・この魚みちより上流の2号井堰付近でアユ 約50~60尾が確認された。
 間違いなく、アユはこの魚みちを遡上しています。

併せて、4月30日の魚みち見学会で紀平先生が国土交通省細見所長に、この魚道は流れが剥離していて魚が遡りにくい。せっかく良い魚道を作ってくれたんだから、なんとか、角をハツッて流れの剥離が起こらないようにしてください。
と要望されたことも情報として説明しました。これが改良されたらもっと多くのアユがのぼるかもしれませんね。

次回の連続講座“アユちゃんお帰りな祭!”は、
第3回 アユの産卵場を整備しよう!
平成23年10月1日(土)です。お楽しみに。
日時
2011年6 月18 日(土) 午前10 時~12 時 (雨天中止)
場所
芥川大橋上流右岸側魚みち
講師
山本 忠雄 氏 (芥川緑地資料館 館長)
花﨑 勝司 氏 (芥川緑地資料館 主任研究員)
参加者
28人
その他
主 催:芥川・ひとと魚にやさしい川づくりネットワーク
 ~愛称:芥川倶楽部~
共 催:芥川緑地資料館(あくあぴあ芥川)
問合先:高槻市 政策企画室 (担当:平井、重永)
  072-674-7392
  seisaku(@)city.takatsuki.osaka.jp ( )を外して送信ください
今後の予定
第3 回 アユの産卵場を整備しよう! 平成23年10月1日(土)
第4 回 アユの卵を見つけよう! 平成23年11月5日(土)
第5 回 アユ遡上継続・増加をめざして平成24年2月
詳細は、後日、芥川倶楽部ブログ(http://akutariv.blog85.fc2.com/)などでご案内します。!
イベントのチラシはこちら(pdf)

講座「みんなでしらべる!高槻の生きもの」

この講座は、ハグロトンボしらべ展!の関連講座として開催しました。
昆虫の基礎知識や八木先生が宝塚市で市民の人たちみんなとやっているミヤマアカネのマーキング調査の話、海外の昆虫事情などわかりやすくて、楽しいお話が聞けました。
13キロも移動したミヤマアカネがいたんだって。びっくりですね。
後半はみんなでしらべる!トンボとりペナントレースを決行しました。多くの種類のトンボをとった人がより多くのポイントを獲得します。
みんな汗だくになりながらトンボを追いかけました。
「みんなでしらべた」ら、全部で6種類のトンボを捕まえ、コオニヤンマが一番多い結果に。
達人が一人で捕まえる結果とみんなで捕まえる結果は違うんですね。なるほど!

「みんなでしらべる」とより正しいデータが得られるということ、何よりみんなでやると楽しい!ことがわかった講座でした。
みんなでしらべる!講座 みんなでしらべる!講座 みんなでしらべる!講座 みんなでしらべる!講座
日時
2011年6月25日(土) 午後1時30分~3時30分
場所
あくあぴあ芥川 3階 多目的ホール
講師
八木剛 氏 (兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員)
参加者
23名
対象
だれでも(小学3年生以下は保護者同伴)
参加費
無料

高槻市中心部の桜堤公園までアユが上りました!

水辺の学校
アユ

芥川の桜堤公園で、真上小学校の「水辺の学校」が開かれました。
投網で魚の調査をすると、アユが5尾、オイカワなどが捕れました。
大阪湾~淀川から上ってきた天然のアユと思われます。

初ハグロトンボ!

6月23日の午後に、6月25日の特別講座「みんなでしらべる!高槻の生きもの」の資料を探しに、芥川を歩いていると、
やっといました!今年初ハグロトンボ。
水辺の草むらにとまって、翅をひろげたりとじたり。
まだ翅もやわらかいオスでした。他にもいないか探しましたが、ハグロトンボはこの1頭しかみられませんでした。 そろそろでてきそうですね。
3階の事務所の前にはハグロトンボ分布マップを展示していて、みなさんのハグロトンボ目撃情報を募集しています。
今回のハグロトンボの情報もマップに掲載します。見に来てくださいね。

初ハグロトンボ.jpg

あくぴで作った連凧が東北で揚がりました

5月3,4日の高槻ジャズとリートとのコラボコンサート「あくあぴあリバーサイドコンサート」でみなさんに作ってもらった連凧を、自然遊学館わくわくクラブ(貝塚市立自然遊学館友の会)のメンバーが東北の被災地に揚げてくれました。大槌町の空高く、大阪からの108枚のメッセージがあがり、たくさんの人が見に来てくださったとのことです。

連凧  連凧


前の5件 126  127  128  129  130  131  132  133  134  135  136