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お知らせ・日記

猛!毒キノコ出現!!

国内で、唯一触るだけでも害のあるカエンタケ。
もちろん食べるのはご法度。致死量は3gだと言われています。

そんなカエンタケが高槻の摂津峡に出現していることがわかりました。
おととい、山を歩いていた方があくあぴあに情報提供くださり、
今日、スタッフが確認し、標本用に2本採集してきました。

カエンタケはその名の通り、「火炎」のような形をしていて、
シイタケやシメジのような、カサのあるキノコではありません。
どちらかというと、赤いゴム手袋をつけた小さな指が地面からズボっと出ている感じ。
大きさは、今回採集したものは2~3センチでしたが、大きくなると10センチくらいになるそうです。

カエンタケはナラ枯れの後に出るキノコで、今回も枯れたコナラのすぐそばで発見されています。
高槻ではここ何年かでカシノナガキクイムシによるナラ枯れが広がってきているので
今後もあちこちで見られるようになると思います。

今のところ、高槻での情報があるのは成合と今回の摂津峡。
これからの季節、ハイキングで山に行く人も多いと思いますが、
くれぐれも触れないように注意してください。
万が一さわってしまったら、石鹸でよく洗い流してください。

はえてるとこ。Nさん提供 普通の遊歩道に。Nさん提供2
写真ははえているカエンタケと、それが生えていた場所。ハイキングで通りそうな道の脇で発生していました。
写真はNさん提供。

コーナー展示「寒天のふるさと 高槻」を常設展へ

NHKのドラマ、木曜時代劇「銀二貫」の放送に合わせて行ったコーナー展示を、インターン生と一緒に常設のパネルと合体させて展示しました。
展示風景はこちら

ドラマ「銀二貫」は小説をドラマ化したもので、大坂天満の寒天問屋のお話です。寒天にまつわる重要人物として、「島上郡・原村」の「宮田半兵衛」という人が登場します。
 この「原村」こそ高槻市原。宮田半兵衛は実在の人物で、寒天づくりを産業化させ、冬場の重要産業として発展された英雄として、宮之川原の「聞力寺」に石碑があります。寒天は高槻の伝統産業として指定されており、南平台のまんぷくカフェでは地元で生産された寒天料理を食べることができます。

 展示では、宮田半兵衛が寒天を高槻にもたらしたエピソード、寒天の材料となる海藻などを展示しています。スタッフに声をかけてもらえれば、高槻市の広報ビデオ「ふるさと高槻 寒天づくり」をご覧になることもできます。現在では寒天を作っている工場は1軒だけとなっていますが、高槻の地元で作られた寒天を食べながら、江戸時代の寒天づくりの物語を楽しんではいかがでしょうか。


ちなみに、
寒天は海藻からできるので、ほとんどが食物繊維(アガロース、アミロペクチン)で、少量のミネラルやビタミンがあり、健康食品です。同じようにみえるゼラチンは動物由来のタンパク質(コラーゲン)なので、まったく成分が違います。

ハグロトンボしらべ隊 第6回調査

昨夜大雨がふり、川が増水していたので川には入らず、川原で調査しました。最初に水道橋近くで捕りましたが、川原には全然いませんでした。川が増水していたので、土手のほうに避難していました。とんぼ池にも全然いませんでした。西之川原橋の下にはいました。西之川原橋上流の植え込みには、いつもはいるのに今日はいませんでした。用水路にはメスの子どもが多かったです。用水路や木陰にいました。午後から、び水路の上を多く飛んでいました。また、西之川原橋上流のセンダンの木の下にたくさんいました。
天気予報が雨だったので、参加者は18名と少なめでした。

ハグロトンボしらべ
川原で採集

結果報告
結果報告

インターン生と寒天展を作り直しました

今日は岩手大学からのインターン生O君がやってきました。午前中は館内案内、午後は魚みちを見学など。夕方ぐらいから、何か作業したいよね、と展示更新。NHKドラマ「銀二貫」にあわせて展示していたミニ展示「高槻は寒天のふるさと」を、常設展の寒天の解説と合体させました。内容はできあがってるから貼りかえるだけ、と思ったのに、予想以上に苦戦。でもいい感じに仕上がりました。
3階のなまずの池の横に展示しているので、ぜひご覧ください。寒天づくりのビデオもあります。

インターン生  寒天常設展

お盆ですね。営業状況のお知らせです。

お盆ですね。
お問い合わせをたくさんいただくので、向こう5日間の休館日と行事をお知らせします。


15日(金) 通常開館
16日(土) 通常開館 自然工作教室開催
17日(日) 通常開館 「ペットボトル地震計づくり+地震講座」(受付終了)
18日(月) 休館
19日(火) 通常開館

開館時間は通常通り、10:00~17:00です。

夏休みの宿題に、帰省の思い出づくりに、たくさんのご来館お待ちしております!

スズメの胃内容物調査

 あくあぴあにはいろいろな標本があります。みなさんが拾い集めてくれた鳥の死体も立派な標本になっています。展示室に飾られているだけでなく、収蔵庫にたくさん保存されています。

 今日は中学生が、「胃の内容をしらべたい」とやってきました。彼女は小学校のころからずっと鳥の調査をしていて、ちゃんとテーマを持って研究し、発表しています。昨年は「スズメの食べているものが季節によって違うのでは?」ということをテーマに、糞を洗い、出てきたものを調査していました。あくあぴあの収蔵庫に19点あったスズメの内臓の液浸(アルコール漬け)標本を使ってもらいました。ビンから取り出したスズメの内臓の筋胃を開けて、中のものをチェックすること1日。消化のために食べている砂つぶや、植物の種子、昆虫のかけらなどがでてきました。どんな結果にまとまるか、とても楽しみです。それ以上に、見た目に全く美しくない内臓の液浸標本が、ちゃんと研究の役に立つということが、ものすごくうれしいです。

スズメの胃内容

服部図書館の企画展「芥川の生きもの・・・」完成!

今日も服部図書館での企画展示「芥川の生きものたち~夏休みは芥川へ行こう~」の設営をしてきました。

展示設営

展示す津が広いので写真をたくさん飾りました。明日からオープン。展示を見たとは芥川へ遊びに行きましょう~!


高槻市に3博物館ができました

高槻市に3つの博物館ができました。といっても新しくできたわけではありません。高槻市立しろあと歴史館、高槻市立今城塚古代歴史館は「登録博物館」に、あくあぴあは「博物館相当施設」になりました。

ちょっとややこしい話ですが、博物館というのは「登録博物館」「博物館相当施設」「博物館類似施設」の3つの区分があり、登録博物館と博物館相当施設は都道府県の教育委員会に申請を出して認めてもらう、という手続きが必要です。しろあと歴史館と今城塚古代歴史館は昨年度、あくあぴあは今年度にそれぞれ指定されました。
じゃぁ今までと何が変わるの?と言われても、位置づけや運営の基盤は変わるのですが、利用されるみなさんにとってはそれほど変わらないと思います。

それはともかく、博物館になったお祝いに、宝くじのウチワの裏面に3館のアピールをしてもらえることになりました。あくあぴあでは3階で配っているので、暑い夏をこのウチワで乗り切ってください。

記念ウチワ

教員のための講座

今日は大阪府教育センターが主催する教員のための講座を行いました。参加された先生方は小中学校で理科の指導を行う「コアサイエンスティーチャー」たちです。

午前中は館内の展示をピックアップ性でくわしく解説。現在行っている企画展「高槻の生物多様性」をみながら、「生物はつながっている」「生物はつながっているので、一揃いがそろっていないと生きていけない」「人は自然を感じて文化を作るので、日本には季節ごとの和菓子や茶室のしつらえがあるが、一年中暑い熱帯地方ではこうはならない」というような説明をしました。そのほか、魚のこと、動物のホネのこと、外来種のことなどなど。

午後は川へ魚とりに行きました。実際に生徒をつれての観察会を主催する先生たちなので、単に魚をとるだけでなく、安全管理のことなども聞いてもらいました。
先生たちの意見をゆっくり聞ける機会なので、あくぴのスタッフも勉強になりました。

長期指導者講座
魚の捕り方解説をしています。

JCOMのロケ隊が来ました!

雨の中、JCOMの番組のロケがありました!
「おちゃのこ Sai Sai」という、京阪神と和歌山エリアの350万世帯に配信されている番組です。
本当は、芥川にも行って、川の楽しさを体験してもらいたかったのですが、 あいにくの雨で館内のみの撮影に。
お笑い芸人のインディアンスさんといっしょに館内を見て回り、あくあぴあを楽しんでもらいました。

撮影中 インディアンスのおふたり
放送は7月22日(火)、夕方4時~(再放送 夜8時28分~)
なんでも7月21日~24日は高槻特集だとか。
この週は、高槻北部のお楽しみスポットが日替わりで放送されるそうですよ!
ぜひぜひ、ご覧になってくださいね!
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