お知らせ・日記
博物館相当施設指定を記念して
あくあぴあの特徴は、高槻市の山間地と平野の中間部分に位置し、館の目の前にフィールド(芥川・林…)があることです。
あくあぴあは幅広く動植物を取扱い、標本展示だけでなく生体展示を備える自然学習施設で、そこで得た知識を利用できるフィールドが隣り合わせにある場所は、少なくとも大阪府下において類を見ません。あくあぴあ運営の次のステージとして、一番の利点であるフィールドを今まで以上に施設の展示や設備に流動的に結びつけ、高槻の環境教育の場を野外にまで広げていきたいと考えています。
そんなあくあぴあは、平成26年6月博物館相当施設に指定され、法律上の「博物館」となりました。博物館として認められたことで、標本を収集保管することやそれを扱う職員(学芸員)を置くことなどが担保され、今までみなさんといっしょに集めてきた標本はきちんと未来に引き継がれます。
私たちは、これからも高槻の自然の記録を残していくため、また、多くの方々が身近な自然や生き物に親しみ、豊かな毎日を過ごせるよう、みなさんと一緒にあくあぴあを盛り上げていきたいと思っています。みなさんと一緒に自然の中でたからものをさがし、発見したものを観察し、生き物のすばらしさを標本として記録することが、今までも、これからも、あくあぴあの目標です。
これからもあくあぴあをよろしくお願いします
館長 山本 忠雄
今日は池掃除でした
ヒキガエルが脱皮しました
1階にカシノナガキクイムシの展示作りました
1階の昆虫標本展示の一番奥にスペースが空いたので、カシノナガキクイムシを展示しました。「カシナガ君のくらし」という絵本仕立ての解説本を大きく貼ったのと、標本の展示です。
といってもカシノナガキクイムシ(カシナガ君)はほんの5㎜程度なので、標本ラベルの上にゴミが乗っているぐらいにしか見えません。森林総合研究所からすばらしい写真をお借りしたので、アップもご覧ください。
以前配布した「カシナガ君のくらし」では約2㎜と書いていますが、間違いです。大変申し訳ありません。
体長は約5㎜です。
カシノナガキクイムシを食べる甲虫も展示しました。
ルイスホソカタムシという甲虫です。細くて硬いので「細硬虫」なんだとか。生態はよくわかっていないようですが、キクイムシの穴に入ているのが見つかるそうです。カシノナガキクイムシは今や珍しい昆虫ではなくなりましたが、このルイスホソカタムシという昆虫はけっこう珍しいみたいです。いずれはカシノナガキクイムシを食べて増え、珍しくなくなる日が来るんじゃないでしょうか。
2階の展示換えをしました。
真上公民館に出張展示しました
10月2日(木)から30日(木)まで真上公民館に芥川の魚、鳥とポスターなどを出張展示しています。10月23日には真上公民館での環境講座「さっ! 芥川に出かけよう」もあります。ぜひご来館ください。そして芥川にも出かけてみてください。素敵な出会いがあるかもしれません。
中学生職場体験の報告ポスター
あくあぴあでは中学生の職場体験学習を受け入れています。中学生でもできる仕事があまりないので、月2校、各3名と、人数を限定させてもらっていますが、そのぶんみっちりと仕事をしてもらっています。仕事の内容はいろいろあり、生き物の餌やり、機械の点検、水槽の掃除、川の調査、事務仕事の手伝いなどなど。あくあぴあの館内の案内や、どんな人がどんな仕事をしているか、という説明もします。仕事の体験学習なので、どういうお金の流れで給料をもらっているか、ということも説明します。最後に自分たちで、体験した内容や感想をポスターに仕上げれば終了。ポスターは2階に掲示しているので、みなさんもぜひご覧ください。
6校分を貼っています。
新しいポスターができると、一番古いものと入れ替えます。
3中は女子2人男子1人、4中は男子2人でした。
ポスターのデザインに表れています。