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博物館化記念事業 ”自然の中の宝物”~ふしぎと出会う博物館

晴天にめぐまれた11月30日。
あくあぴあ芥川が「博物館相当施設」になったお祝いのイベントが盛大に行われました。 青空のもと、広場のふわふわはにたん、工作教室も大賑わい。
ふわふわはにたん

工作ブース 自然工作 まつぼっくりゲーム

館内ではクイズラリー。あくあぴあ博士になれたかな? 各階を回ってクイズを解き、4階ピロティーで答え合わせ。
クイズラリー 答え合わせ


午後からの式典と講演会に、はにたんが駆けつけてくれました。「昔・今・これから」と「芥川・ひとと魚にやさしい川づくりネットワーク10周年」のパネルもあります。今日の講師、ゲッチョ先生こと盛口満先生となにわホネホネ団・西澤真樹子団長の著書販売コーナーではサインがもらえました。
はにたん パネル展 本の販売とサイン会

1時からはあくあぴあ芥川が博物館相当施設になったお祝いの式典。 実行委員長、市長の挨拶のあと、市議会議長からの祝辞、茨木土木事務所長からの祝電をいただきました。
式典

講演会では、高田主任学芸員から「博物館ってなあに?」と題して、あくあぴあ芥川が博物館法による博物館相当施設になるとどうなるのか、の説明がありました。今までも博物館としての仕事を行ってきたので、見た目は変わりませんが、標本を保存し、活用することが仕事に位置づけられる、ということです。 ゲッチョ先生こと盛口満先生からは、「ひろいものはたからもの」と題して、「いろいろなものを拾っていくと、初めは何なのかわからなくてもそのうち何かがわかってくる」ということを実物も見せてもらいながらお話してもらいました。
そのあと、ゲッチョ先生と西澤団長、高田主任学芸員の対談で、博物館は医者のようなものだ、という話になりました。ゲッチョ先生は開業医、あくあぴあは地域診療所、西澤団長が活躍する大阪市立自然史博物館は大学病院のようなもので、それぞれに役割があり、得意分野があるということ。
みなさんが感じた生き物の疑問は、ぜひ身近なあくあぴあへ!
対談

講座のあと、ケンタッキーのオリジナルチキンから骨格標本をつくるワークショップと、芥川のカモのお話をきいてカードをつくるワークショップ。いつも食べているチキンにも骨があり、標本を作ることができます。やってみると意外と難しい。
子どもたちのための絵本と折り紙などのキッズコーナーも楽しめました。
フライドチキンから骨格標本 今日は完成
ワークショップ カモカード キッズコーナー

日時
平成26年11月30日 午前10時~午後5時
内容
あくあぴあ会場
 ふわふわはにたん
 自然工作教室
 クイズラリー
南平台小学校会場
 式典
 記念講座
 ワークショップ
 キッズコーナー 
参加者
あくあぴあ会場
 ふわふわはにたん:600名
 自然工作教室:350
南平台小学校会場
 式典と講演会:250名
 ケンタッキーの『オリジナルチキン』で骨格標本を作ろう!:100名(見学含む)
 芥川のカモカード&キッズコーナー:100名
協力
なにわホネホネ団
(NPO)シニア自然大学校高槻支部 ネイチャーたかつき
協賛
日本KFCホールディングス株式会社

今日は池掃除でした

今日は半年に1回の池掃除の日。たくさんのボランティアさんにも来ていただき、コイの池を掃除しました。見違えるほどきれいになりました。参加いただいた皆様、ありがとうございました。

池掃除  きれいになった

潜るカモ

ホシハジロ

【生物名】ホシハジロ(カモ科)
【撮影日】平成26年11月3日
【撮影場所】弁天池
【コメント】しきりに潜って、水底の藻を食べていました。
【投稿者】Yachoo PP
【学芸員からのコメント】これも海ガモですが、池にもよく来ますね。

グルグル回り

ハシビロガモ


【生物名】ハシビロガモ(カモ科)
【撮影日】平成26年11月3日
【撮影場所】今城塚古墳
【コメント】何故か2匹でグルグル回りしていました。
【投稿者】Yachoo PP
【学芸員からのコメント】ハシビロガモは植物プランクトンなどを嘴でこしとって食べるカモです。集団でグルグル回ると水が回転して渦巻きができ、底にたまったエサが浮上してきます。でも2羽しかいないとなかなか渦巻きはできなさそうですね。


今年もキンクロハジロが

キンクロハジロ

【生物名】キンクロハジロ(カモ科)
【撮影日】平成26年10月29日
【撮影場所】上土室池
【コメント】この ため池は夏場 水草が多く、晩秋に枯れて水の中に沈殿、水鳥の食糧になり、潜れる水鳥が集ってきます。今はキンクロハジロ・ホシハジロ・バン・オオバン等が来ています。
【投稿者】氷室人
【学芸員からのコメント】ため池はカモの重要な越冬地ですね。山際の住宅地の池に海ガモが来るのが不思議ですね。

ヒキガエルが脱皮しました

カエルが脱皮をすることをご存じですか?ヘビと違ってカエルの皮はそのへんに落ちていたりはしません。そのわけは、自分で食べてしまうから。
汗をかいたようにびちゃびちゃになりながら、古い皮を口でひっぱってそのまま食べます。脱皮の瞬間を目撃したご家族は大興奮でした。
ヒキガエル

今年もやって来ました

アメリカヒドリ

【生物名】アメリカヒドリ(カモ科)
【撮影日】平成26年10月24日
【撮影場所】中の池
【コメント】アメリカまでの往復の道程を、一体どうやって覚えているのでしょうか?
【投稿者】Yachoo PP
【学芸員からのコメント】アメリカヒドリはシベリア東部でも繁殖しているそうなので、必ずしもアメリカからやってきたわけではないのかもしれません。

カメラ目線

イソシギ

【生物名】イソシギ(シギ科)
【撮影日】平成26年10月23日
【撮影場所】JR鉄橋
【コメント】ファインダーを覗いていると思わず目が合ってしまいました。
【投稿者】Yachoo PP
【学芸員からのコメント】「磯鴫」という名前のわりには川にも多い鳥で、一年中見ることができます。

結構でかい!

オナガガモ

【生物名】オナガガモ(カモ科)
【撮影日】平成26年10月23日
【撮影場所】JR鉄橋
【コメント】羽根を広げると1m以上。長い距離を旅するにはこれ位必要なのでしょうか?
【投稿者】Yachoo PP
【学芸員からのコメント】オナガガモは北半球の北部で広く繁殖し、日本へは冬鳥として渡ってきます。次列風切りの深緑色のキラキラした「翼鏡」が美しいですね。

アユの産卵場を整備しよう! & JR下流魚みちのメンテナンス

芥川に天然アユがいることを知っていますか?
芥川倶楽部が初夏に行った調査では、今年は前年よりアユの遡上が少なく約2,300尾でした。
秋、アユは産卵の時期を迎えます。今年も、アユにたくさん卵を産んでもらうため、川底をたがやして産卵場の整備を行いました。当日はやや水量が多いものの秋晴れで、きれいに澄んだ芥川は、とても気持ちがよかったです。広報を見て参加された方、関西大学の学生など総勢31人の参加です。城西橋上流に10時集合。ここは、以前にアユの卵が見つかった場所です。アユが卵を産むのは、流れが速く、川底に数㎝程度の小石や砂利がたくさんあり、小石と小石の間が泥などで埋まっていない「水通し」の良い、ふわふわの川底です。芥川の川底はガチガチに締まっていて産卵に適している場所があまりありません。そこで、みんなで産卵に適した川底にします。

花﨑講師(あくあぴあ芥川)の説明の後、熊手、スコップ、クワ、トンボなどを持ち、川に入って畑を耕すように川底を混ぜましました。

みんなでトンボかけ  みんなでトンボかけ

石と石の間に土砂が詰まって締め固められた川底は、なかなか手ごわい。そのうち、固く締まっていた川底が、だんだん「ふわふわ」になってくるのがわかります。そうなれば産卵場としての整備は成功です。

川底
石と石の隙間ができて、ふわふわになった川底


続いて、徒歩でJR下流の魚みちに移動。この魚みちは台風による増水の影響で、土砂が堆積して魚がのぼりにくくなっています。ここでも、みんなでスコップを持って土砂を取り除きました。大きな石は、横に確保しておき、土砂を取った後で、魚みちに戻します。若い人達のパワーはすごい! すっかり土砂を取り除き、魚みちの機能が回復しました。これで魚たちも一安心。

魚みちのメンテナンス  魚みちのメンテナンス

初めて胴長を履いた人も多かったようです。みんなの楽しそうな顔が印象的でした。 アユは産卵期になるとサビ色になります。アユの産卵は水温が15℃ぐらいになると始まると言われています。もう間もなく産卵が始まります。

日時
2014年10月18日(土) 午前10~12時
場所
芥川(城西橋上流 & JR下流魚みち)
講師
花崎勝司 (当館 主任研究員)
参加者
31名
主催
芥川・ひとと魚にやさしい川づくりネットワーク(~愛称:芥川倶楽部~)
共催
芥川緑地資料館(あくあぴあ芥川)
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