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自然観察会「芥川の石ころ」

とってもお天気がよく、まさに観察会日和。
上ノ口バス停近くで100万年前のワニやカキが出た地層を見たあと、
摂津峡を形づくるかたーい岩盤を見ました。
2000年に一度くらい起こる地震の影響でできた河岸段丘や
古生層の古い泥岩層、そこにくっついた花崗岩の層など、
摂津峡の生い立ちを想像しながら約4キロを歩きました。
最後に芥川の河原で今日見てきた岩石のかけらである石ころを拾い、
あくあぴあで化石の標本を見て終了。

少人数でゆったり、講師の先生にたくさん質問ができ、満足していただけたかなと思います。
岩のすきまに木の根っこ でいがん・砂岩がサンドイッチ状に
風化した花崗岩・真砂 真砂は簡単に粉々に

日時
2014年10月25日(土) 午前10時~午後3時
場所
摂津峡~あくあぴあ芥川
参加者
11名

1階にカシノナガキクイムシの展示作りました

1階の昆虫標本展示の一番奥にスペースが空いたので、カシノナガキクイムシを展示しました。「カシナガ君のくらし」という絵本仕立ての解説本を大きく貼ったのと、標本の展示です。
カシナガ展示

といってもカシノナガキクイムシ(カシナガ君)はほんの5㎜程度なので、標本ラベルの上にゴミが乗っているぐらいにしか見えません。森林総合研究所からすばらしい写真をお借りしたので、アップもご覧ください。
カシノナガキクイムシ
以前配布した「カシナガ君のくらし」では約2㎜と書いていますが、間違いです。大変申し訳ありません。
体長は約5㎜です。

カシノナガキクイムシを食べる甲虫も展示しました。
ルイスホソカタムシ
ルイスホソカタムシという甲虫です。細くて硬いので「細硬虫」なんだとか。生態はよくわかっていないようですが、キクイムシの穴に入ているのが見つかるそうです。カシノナガキクイムシは今や珍しい昆虫ではなくなりましたが、このルイスホソカタムシという昆虫はけっこう珍しいみたいです。いずれはカシノナガキクイムシを食べて増え、珍しくなくなる日が来るんじゃないでしょうか。

渡り蝶

20141016asagimadara.jpg

【生物名】アサギマダラ(タテハチョウ科)
【撮影日】平成26年10月16日
【撮影場所】萩谷
【コメント】大好きなミズヒマワリが駆除されてしまったせいか芥川沿いでは、ほとんど見掛けなくなりましたね。
【投稿者】Yachoo PP
【学芸員からのコメント】アサギマダラは渡りをするチョウとして有名です。特定外来生物のミズヒマワリに引き寄せられるので、ほかの花が花粉を運んでもらえない可能性がありました。ミズヒマワリを駆除し、アサギマダラが分散したことで、元の状態にもどったと考えられます。身近に見られなくなったのは少々残念ですけどね。

メジロのかくれんぼ

メジロ

【生物名】メジロ(メジロ科)
【撮影日】平成26年10月13日
【撮影場所】阿武山団地
【コメント】の池公園の池の畔でタラノキの実を食べているメジロを見つけ、何にか「かくれんぼ」をしている様に見えたので写真に撮りました。
【投稿者】氷室人
【学芸員からのコメント】タラノキの実っておいしいんでしょうか。新芽は春の山菜で有名です。

2階の展示換えをしました。

2階水族展示室の奥に、ギギとナマズの水槽があります。
まわりに壁が作られていて、その中にはめ込む形になっています。
長年の水槽の掃除などで、壁にカビが生え、あちこち傷んできていたのと、
このスペースで水槽2つしか置けないというのももったいないので、リニューアルすることにしました。

before
before

壁を壊す
壁を壊す

パネルを設置
パネルを設置

完成
企画展「高槻の生物多様性」で展示したガラスケースを移動させ、
解説を設置して完成です。

鴉の行水

ハシブトガラス

【生物名】ハシブトガラス(カラス科)
【撮影日】平成26年9月29日
【撮影場所】津之江公園付近
【コメント】交代で見張り?しながら、結構長い時間水浴びしてました。
【投稿者】Yachoo PP
【学芸員からのコメント】カラスの行水は短時間の代名詞ですが、実際にはとても長い間水浴びします。ちなみに鴉と烏の漢字の違いは諸説ありますが、「鴉」はハシブトガラスで、その音は鳴き声からきており、「烏」は鳥の一画が少なく、黒くて目の見分けがつかない鳥なのでカラスの意味を表す、という説があります。

旅の途中?

ノビタキ

【生物名】ノビタキ(ヒタキ科)
【撮影日】平成26年9月26日
【撮影場所】塚脇の田圃
【コメント】毎年秋に来るけど冬までは居ない~と云う事はもっと南の方に行くのかな?
【投稿者】Yachoo PP
【学芸員からのコメント】ノビタキは高槻では旅鳥です。夏は東北以降で繁殖し、冬は東南アジアで越冬します。スズメぐらいの大きさなのに、そんなに長距離を半年ごとに渡るってすごいです。

難かしい!

アブラコウモリ

【生物名】アブラコウモリ(ヒナコウモリ科)
【撮影日】平成26年9月9日
【撮影場所】西真上
【コメント】小さい、速い、暗い~写真撮るのはかなり難かしいデス。
【投稿者】Yachoo PP
【学芸員からのコメント】飛んでいるときは翼を広げているので大きく見えますが、本体は親指ぐらいの大きさです。

ホネホネサミット2014に出展しました

集え骨好き!
ホネホネサミットは、博物館や大学などを舞台に、公の財産としてのホネの標本づくりをしている団体や個人の交流が大きな目的です。ということで、あくあぴあもホネホネサミット2014に出展しました。残念ながら、台風の影響で12日(日)のみの開催となりました。

ホネホネサミット
ホネホネサミット

あくあぴあブース
あくあぴあブース

日時
2014年10月12日(日)
場所

真上公民館に出張展示しました

10月2日(木)から30日(木)まで真上公民館に芥川の魚、鳥とポスターなどを出張展示しています。10月23日には真上公民館での環境講座「さっ! 芥川に出かけよう」もあります。ぜひご来館ください。そして芥川にも出かけてみてください。素敵な出会いがあるかもしれません。

真上公民館展示
展示作業中。

真上公民館展示
玄関入ってすぐのところです。

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