ハグロトンボが羽化しました
そして、今朝出勤してみると一匹が羽化していました!!元気な女の子でした。(なんだかお産みたい。。)
もう一匹も羽化を始めていましたが、途中で力尽きてしまい残念ながら成虫にはなれませんでした。羽化するのは本当に命がけです。
成虫になった個体はマーキングして放す予定です。
もう一匹のヤゴは無事に成虫になれますように!

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鍋で何を焚いているかというと・・・。
ブタの左腕です。常連さんが「ブタの生ハム用を食べた残りのホネっている?」と言うので、喜んでいただきました。なかなかブタのホネ丸ごとって手に入らないんです。鍋で焚いてクリーニング中です。手前の三角のホネが肩甲骨、奥の細長いホネが橈尺骨です。
クリーニングってどうするかというと、肉をそぎ落として鍋で焚きます。ようするに、カスカスのダシ殻を作ります。豚骨スープをとったあとのホネよりも、もっともっとダシ殻にします。最終的には水に浸けて、屋外で半年ほど寝かせようかと思っています。
脂が抜けて、きれいな白いホネになったらワークショップや講座で使います。野生のイノシシのホネはあるんですが、子どもたちにとってはもっと身近な生き物のほうが理解しやすいんじゃないかと思うので、ブタはとてもありがたかったです。ちなみに、ホネ付丸ごとの生ハムは6万円だったそうです。
今はモリアオガエルの産卵シーズン。山の中の水たまりやため池、田んぼの上の木に泡の卵がぶら下がっています。モリアオガエルはけっこうたくさんいるので、卵は慣れれば簡単に見つかります。ハイキングに行ったら探してみてください。残念ながら、あくあぴあのカエル観察会は残念ながら定員に達して受付を終了しました。
その代りというわけではありませんが、あくあぴあ2階では卵ではなくカエルのほうを見ることができます。高槻市のモリアオガエルは保護動物なので、個人で捕まえてきて飼うことはできませんが、あくあぴあでは捕獲許可を取って、オスとメスの2匹を飼育しています。メスのほうが断然大きいです。水槽の上のほうや、水入れの下など、見にくいところにへばりついているので、探してみてください。
あくあぴあ1階の展示室にはたくさんの鳥のはく製が展示されています。小鳥の展示ケースは一応分類順に並んでいたのですが、ネットに鳥が吊られているのは美しくないなぁ、、ちょっとだけジオラマっぽくしてみよう、ということになりました。
これがbefore。グレーの背景とネットがあり、はく製が吊られています。
グレーの背景の手前に絵を入れてみたのですが、
黒いネットが邪魔で絵がよく見えません。
黒いネットを外してみることにしました。
そのためには、はく製に土台をつける必要があります。
全部の鳥を出して、土台の付け替えをしました。
完成。
写真ではわかりにくいと思うので、実際に見に来てみてください。
背景を描くのに時間がかかるので、あと2つはそのうちに変えます。
お楽しみに。
「ゴリ押し」って知ってますか?ゴリとは関西ではヨシノボリの仲間のことです。京都や滋賀では昔からゴリをとって佃煮やから揚げ、赤だしなどで食べていました。私も子どものころは、好き嫌いの激しい兄のために祖母が時々佃煮を作ってくれたのか、買ってきてくれたのか、食べさせてもらっていました。水質の悪化などで食べられなくなり、今ではごく一部の料亭などでしか食べられていないようですが、とてもおいしい魚です。
そのゴリを採る漁法が「ゴリ押し」です。ヨシノボリ類は浅い川の底に吸盤でぺたっとくっついているので、竹のカゴを川底をこするように、上流にむかってゴリゴリと押していくと、ヨシノボリがぴょんぴょんと飛び込んでくる、というもの。ハカセの部屋にカゴを展示しましたので、ご覧ください。
ちなみに、無理に物事を進める「ごり押し」という言葉は、この漁法が語源とのことです。