ヒキガエルが脱皮しました
1階にカシノナガキクイムシの展示作りました
1階の昆虫標本展示の一番奥にスペースが空いたので、カシノナガキクイムシを展示しました。「カシナガ君のくらし」という絵本仕立ての解説本を大きく貼ったのと、標本の展示です。
といってもカシノナガキクイムシ(カシナガ君)はほんの5㎜程度なので、標本ラベルの上にゴミが乗っているぐらいにしか見えません。森林総合研究所からすばらしい写真をお借りしたので、アップもご覧ください。
以前配布した「カシナガ君のくらし」では約2㎜と書いていますが、間違いです。大変申し訳ありません。
体長は約5㎜です。
カシノナガキクイムシを食べる甲虫も展示しました。
ルイスホソカタムシという甲虫です。細くて硬いので「細硬虫」なんだとか。生態はよくわかっていないようですが、キクイムシの穴に入ているのが見つかるそうです。カシノナガキクイムシは今や珍しい昆虫ではなくなりましたが、このルイスホソカタムシという昆虫はけっこう珍しいみたいです。いずれはカシノナガキクイムシを食べて増え、珍しくなくなる日が来るんじゃないでしょうか。
2階の展示換えをしました。
真上公民館に出張展示しました
10月2日(木)から30日(木)まで真上公民館に芥川の魚、鳥とポスターなどを出張展示しています。10月23日には真上公民館での環境講座「さっ! 芥川に出かけよう」もあります。ぜひご来館ください。そして芥川にも出かけてみてください。素敵な出会いがあるかもしれません。
中学生職場体験の報告ポスター
あくあぴあでは中学生の職場体験学習を受け入れています。中学生でもできる仕事があまりないので、月2校、各3名と、人数を限定させてもらっていますが、そのぶんみっちりと仕事をしてもらっています。仕事の内容はいろいろあり、生き物の餌やり、機械の点検、水槽の掃除、川の調査、事務仕事の手伝いなどなど。あくあぴあの館内の案内や、どんな人がどんな仕事をしているか、という説明もします。仕事の体験学習なので、どういうお金の流れで給料をもらっているか、ということも説明します。最後に自分たちで、体験した内容や感想をポスターに仕上げれば終了。ポスターは2階に掲示しているので、みなさんもぜひご覧ください。
6校分を貼っています。
新しいポスターができると、一番古いものと入れ替えます。
3中は女子2人男子1人、4中は男子2人でした。
ポスターのデザインに表れています。
今日は市民環境大学の講座でした
トチカガミが満開です
猛!毒キノコ出現!!
もちろん食べるのはご法度。致死量は3gだと言われています。
そんなカエンタケが高槻の摂津峡に出現していることがわかりました。
おととい、山を歩いていた方があくあぴあに情報提供くださり、
今日、スタッフが確認し、標本用に2本採集してきました。
カエンタケはその名の通り、「火炎」のような形をしていて、
シイタケやシメジのような、カサのあるキノコではありません。
どちらかというと、赤いゴム手袋をつけた小さな指が地面からズボっと出ている感じ。
大きさは、今回採集したものは2~3センチでしたが、大きくなると10センチくらいになるそうです。
カエンタケはナラ枯れの後に出るキノコで、今回も枯れたコナラのすぐそばで発見されています。
高槻ではここ何年かでカシノナガキクイムシによるナラ枯れが広がってきているので
今後もあちこちで見られるようになると思います。
今のところ、高槻での情報があるのは成合と今回の摂津峡。
これからの季節、ハイキングで山に行く人も多いと思いますが、
くれぐれも触れないように注意してください。
万が一さわってしまったら、石鹸でよく洗い流してください。


写真ははえているカエンタケと、それが生えていた場所。ハイキングで通りそうな道の脇で発生していました。
写真はNさん提供。
コーナー展示「寒天のふるさと 高槻」を常設展へ
NHKのドラマ、木曜時代劇「銀二貫」の放送に合わせて行ったコーナー展示を、インターン生と一緒に常設のパネルと合体させて展示しました。
展示風景はこちら
ドラマ「銀二貫」は小説をドラマ化したもので、大坂天満の寒天問屋のお話です。寒天にまつわる重要人物として、「島上郡・原村」の「宮田半兵衛」という人が登場します。
この「原村」こそ高槻市原。宮田半兵衛は実在の人物で、寒天づくりを産業化させ、冬場の重要産業として発展された英雄として、宮之川原の「聞力寺」に石碑があります。寒天は高槻の伝統産業として指定されており、南平台のまんぷくカフェでは地元で生産された寒天料理を食べることができます。
展示では、宮田半兵衛が寒天を高槻にもたらしたエピソード、寒天の材料となる海藻などを展示しています。スタッフに声をかけてもらえれば、高槻市の広報ビデオ「ふるさと高槻 寒天づくり」をご覧になることもできます。現在では寒天を作っている工場は1軒だけとなっていますが、高槻の地元で作られた寒天を食べながら、江戸時代の寒天づくりの物語を楽しんではいかがでしょうか。
ちなみに、
寒天は海藻からできるので、ほとんどが食物繊維(アガロース、アミロペクチン)で、少量のミネラルやビタミンがあり、健康食品です。同じようにみえるゼラチンは動物由来のタンパク質(コラーゲン)なので、まったく成分が違います。