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今日は池掃除でした

今日は半年に1回の池掃除の日。たくさんのボランティアさんにも来ていただき、コイの池を掃除しました。見違えるほどきれいになりました。参加いただいた皆様、ありがとうございました。

池掃除  きれいになった

ヒキガエルが脱皮しました

カエルが脱皮をすることをご存じですか?ヘビと違ってカエルの皮はそのへんに落ちていたりはしません。そのわけは、自分で食べてしまうから。
汗をかいたようにびちゃびちゃになりながら、古い皮を口でひっぱってそのまま食べます。脱皮の瞬間を目撃したご家族は大興奮でした。
ヒキガエル

1階にカシノナガキクイムシの展示作りました

1階の昆虫標本展示の一番奥にスペースが空いたので、カシノナガキクイムシを展示しました。「カシナガ君のくらし」という絵本仕立ての解説本を大きく貼ったのと、標本の展示です。
カシナガ展示

といってもカシノナガキクイムシ(カシナガ君)はほんの5㎜程度なので、標本ラベルの上にゴミが乗っているぐらいにしか見えません。森林総合研究所からすばらしい写真をお借りしたので、アップもご覧ください。
カシノナガキクイムシ
以前配布した「カシナガ君のくらし」では約2㎜と書いていますが、間違いです。大変申し訳ありません。
体長は約5㎜です。

カシノナガキクイムシを食べる甲虫も展示しました。
ルイスホソカタムシ
ルイスホソカタムシという甲虫です。細くて硬いので「細硬虫」なんだとか。生態はよくわかっていないようですが、キクイムシの穴に入ているのが見つかるそうです。カシノナガキクイムシは今や珍しい昆虫ではなくなりましたが、このルイスホソカタムシという昆虫はけっこう珍しいみたいです。いずれはカシノナガキクイムシを食べて増え、珍しくなくなる日が来るんじゃないでしょうか。

2階の展示換えをしました。

2階水族展示室の奥に、ギギとナマズの水槽があります。
まわりに壁が作られていて、その中にはめ込む形になっています。
長年の水槽の掃除などで、壁にカビが生え、あちこち傷んできていたのと、
このスペースで水槽2つしか置けないというのももったいないので、リニューアルすることにしました。

before
before

壁を壊す
壁を壊す

パネルを設置
パネルを設置

完成
企画展「高槻の生物多様性」で展示したガラスケースを移動させ、
解説を設置して完成です。

真上公民館に出張展示しました

10月2日(木)から30日(木)まで真上公民館に芥川の魚、鳥とポスターなどを出張展示しています。10月23日には真上公民館での環境講座「さっ! 芥川に出かけよう」もあります。ぜひご来館ください。そして芥川にも出かけてみてください。素敵な出会いがあるかもしれません。

真上公民館展示
展示作業中。

真上公民館展示
玄関入ってすぐのところです。

中学生職場体験の報告ポスター

あくあぴあでは中学生の職場体験学習を受け入れています。中学生でもできる仕事があまりないので、月2校、各3名と、人数を限定させてもらっていますが、そのぶんみっちりと仕事をしてもらっています。仕事の内容はいろいろあり、生き物の餌やり、機械の点検、水槽の掃除、川の調査、事務仕事の手伝いなどなど。あくあぴあの館内の案内や、どんな人がどんな仕事をしているか、という説明もします。仕事の体験学習なので、どういうお金の流れで給料をもらっているか、ということも説明します。最後に自分たちで、体験した内容や感想をポスターに仕上げれば終了。ポスターは2階に掲示しているので、みなさんもぜひご覧ください。

職場体験ポスター
6校分を貼っています。
新しいポスターができると、一番古いものと入れ替えます。

3中  4中
3中は女子2人男子1人、4中は男子2人でした。
ポスターのデザインに表れています。


今日は市民環境大学の講座でした

今日はたかつき市民環境大学の講座でした。お題は「植物入門」。植物って最も身近なのに、一番入門が難しい生物だと思います。いっぱいありすぎて名前がわからない。図鑑読んでも書いてあることがさっぱりわからない。どこから手をつけていいかわからない・・・。
楽しむだけなら個人個人に楽しんでもらえればいいと思います。「入門」して勉強するのであれば、図鑑を読むということと、図鑑と見比べるためには植物そのものをよく見る、ということを知ってもらうことが第1歩ではないかと思います。午後は田んぼに水草を見に行きました。やっぱり観察会は楽しいです。10㎝にもみたない、小さな水草たちが満開でした。
田んぼの水草


トチカガミが満開です

トチカガミは大阪府レッドリストで絶滅危惧Ⅰ類に指定されている水草です。カエルが上に乗っかったら似合いそうな丸い葉っぱが水面に浮き、白いきれいな花を咲かせます。葉っぱの裏には浮き袋がついていて、裏返らないようになっています。

あくあぴあでは、津之江公園の自然再生工事の前に救出したトチカガミを預かっています。以前は4階の池で育てていたのですが、いつの間にか2階の池に移動しました。植物ってけっこう動きます。今、2階の池で満開を迎えています。目立たない植物ですが、ご来館の際にはぜひご覧ください。

トチカガミ

猛!毒キノコ出現!!

国内で、唯一触るだけでも害のあるカエンタケ。
もちろん食べるのはご法度。致死量は3gだと言われています。

そんなカエンタケが高槻の摂津峡に出現していることがわかりました。
おととい、山を歩いていた方があくあぴあに情報提供くださり、
今日、スタッフが確認し、標本用に2本採集してきました。

カエンタケはその名の通り、「火炎」のような形をしていて、
シイタケやシメジのような、カサのあるキノコではありません。
どちらかというと、赤いゴム手袋をつけた小さな指が地面からズボっと出ている感じ。
大きさは、今回採集したものは2~3センチでしたが、大きくなると10センチくらいになるそうです。

カエンタケはナラ枯れの後に出るキノコで、今回も枯れたコナラのすぐそばで発見されています。
高槻ではここ何年かでカシノナガキクイムシによるナラ枯れが広がってきているので
今後もあちこちで見られるようになると思います。

今のところ、高槻での情報があるのは成合と今回の摂津峡。
これからの季節、ハイキングで山に行く人も多いと思いますが、
くれぐれも触れないように注意してください。
万が一さわってしまったら、石鹸でよく洗い流してください。

はえてるとこ。Nさん提供 普通の遊歩道に。Nさん提供2
写真ははえているカエンタケと、それが生えていた場所。ハイキングで通りそうな道の脇で発生していました。
写真はNさん提供。

コーナー展示「寒天のふるさと 高槻」を常設展へ

NHKのドラマ、木曜時代劇「銀二貫」の放送に合わせて行ったコーナー展示を、インターン生と一緒に常設のパネルと合体させて展示しました。
展示風景はこちら

ドラマ「銀二貫」は小説をドラマ化したもので、大坂天満の寒天問屋のお話です。寒天にまつわる重要人物として、「島上郡・原村」の「宮田半兵衛」という人が登場します。
 この「原村」こそ高槻市原。宮田半兵衛は実在の人物で、寒天づくりを産業化させ、冬場の重要産業として発展された英雄として、宮之川原の「聞力寺」に石碑があります。寒天は高槻の伝統産業として指定されており、南平台のまんぷくカフェでは地元で生産された寒天料理を食べることができます。

 展示では、宮田半兵衛が寒天を高槻にもたらしたエピソード、寒天の材料となる海藻などを展示しています。スタッフに声をかけてもらえれば、高槻市の広報ビデオ「ふるさと高槻 寒天づくり」をご覧になることもできます。現在では寒天を作っている工場は1軒だけとなっていますが、高槻の地元で作られた寒天を食べながら、江戸時代の寒天づくりの物語を楽しんではいかがでしょうか。


ちなみに、
寒天は海藻からできるので、ほとんどが食物繊維(アガロース、アミロペクチン)で、少量のミネラルやビタミンがあり、健康食品です。同じようにみえるゼラチンは動物由来のタンパク質(コラーゲン)なので、まったく成分が違います。


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