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過去のイベント

アユ、もっと帰って来い! 連続講座第5回  講演会

今年度の連続講座「アユちゃんお帰りな祭」の第5回、今年度の締めくくりとして講演会「アユ、もっと帰ってこい!」 を実施しました。当日は小雪の舞う厳しい寒さの中ではありましたが、約50名の参加がありました。

まずは、山本副代表のあいさつの後、NPO法人芥川倶楽部の福田さんから、アユちゃんお帰りな祭 第1回から第4回の取組をパワーポイントで報告してもらいました。第1回の大美先生の講演会のスライドや、第2回から第4回のフィールドでの活動の写真などが紹介され、「あー、そういえばこんなことしたな。」と今年度の活動をコンパクトに振り返ることができました。次に、田口代表が淀川大堰魚道改良や芥川一号井堰の魚道の効果などについて国土交通省淀川河川事務所の資料を説明しました。

福田さん 「今年度のアユ遡上を振り返って」
福田さん 「今年度のアユ遡上を振り返って」

田口さん 「淀川のアユについて」
田口さん 「淀川のアユについて」

あくあぴあ芥川の花﨑さんの「芥川のアユについて」というテーマの講演では、今年度調査の結果や統計データから、今年度の「芥川アユ」について、小ぶりだけど太り具合はそこそこだとか、水生昆虫なども食べていた、やはり餌となるコケ類が少ないのではないか、などの特性が見えてきました。また「ちゃんと保存すれば、100年先でも芥川にアユが居たという証拠になる。自分が捕獲したアユは全て標本にしてしまうので、まだ食べたことがない。」等のお話しから、標本の重要性を再認識する機会となりました。

京都市の中筋さんの講演は「淀川~鴨川のアユについて」というテーマで大阪湾から鴨川までのアユの遡上ルートの説明や、鴨川河口に設置した龍門堰の仮設魚道の話、そして堰を遡上するアユやサツキマスのことなど非常に豊富な内容で、たくさんの写真は説得力がありました。川の恵みアユを食することにもこだわっている点に共感しました。中筋さんは、京都市環境政策局で勤務のかたわら、「京の川の恵みを活かす会」での活動にもかかわり、鴨川の天然アユ遡上の取組を進めておられます。同じ淀川の支流でアユの遡上を目指しているもの同志、今後も交流を深めていきたいものです。
花崎さん「芥川のアユについて」
花崎さん「芥川のアユについて」
中筋さん「淀川~鴨川のアユについて」
中筋さん「淀川~鴨川のアユについて」

その後、コーディネーター田口代表、パネラー花﨑さん、中筋さん、茨木土木事務所の佐藤さんで、パネルディスカッションを行いました。アユの遡上個体数の計測の必要性や鴨川での計測方法についてや、アユの恵みを独り占めするような捕獲手法は許していいのだろうか、ルール作りが必要ではないかといった課題について、会場の皆さんも交えながら意見交換を行いました。

パネルディスカッション
パネルディスカッション

3時間といった限られた時間の中でしたが、今年度の取組でわかったことや次年度以降の取組につながる課題も見つけることができました。その中で、やはり次年度以降もこういった取組を更に進めるためにも「アユがまたのぼってきてくれること」が大事であると再認識しました。これからももっと多くのアユが芥川に帰ってくるよう活動していきたいと思います。
日時
平成24年2月18日(土) 13時~16時
場所
市民会館南大会議室
(高槻市現代劇場南側のプレハブ2階)
講師
 1.昨年のアユ遡上を振り返って 芥川倶楽部から
 2.淀川のアユについて 弘田徹氏(淀川河川事務所)(体調不良により、田口圭介氏が代読)
 3.芥川のアユについて 花﨑勝司氏(芥川緑地資料館)
 4.淀川~鴨川のアユについて 中筋祐司 氏 (京都市)
パネルディスカッション
 コーディネーター 田口圭介(芥川倶楽部代表)
 パネラー 講演者のみなさん
参加
約50名
主催
芥川ひとと魚にやさしい川づくりネットワーク(芥川倶楽部)
共催
芥川緑地資料館 (あくあぴあ芥川)

グループ・ジュネス あくあぴあコンサート

3世代の家族で構成される「グループ・ジュネス」による室内楽コンサート。今年は「おもちゃのシンフォニー」をみんなで演奏しました。スズや太鼓、リコーダーなどを会場のみなさんに持っていただき、一緒に演奏。はじめはどうしていいかわからず、とりあえず太鼓をたたいていた子どもたちも、最後はリズムに乗って演奏できるようになりました。

コンサート  コンサート
日時
平成24年1月22日(日) 午後2時~3時
集合場所
あくあぴあ芥川 3階 多目的ホール
演奏
グループ・ジュネス(ピアノ、バイオリン、チェロ、フルート、ギター)
曲目
上をむいて歩こう、おもちゃのシンフォニー、他
参加者
39名

自然観察会「バードウォッチング2」

曇っていて寒い日でしたが、29種類の鳥を見ることができました。屋根の上でクッキーのようなものを食べようとしていたイソヒヨドリから、ハシボソガラスがクッキーを奪い取るところが見られ、大笑い。珍しいオオバンやみんなの大好きなカワセミがじっくりみたれて、大満足でした。
バードウォッチング2   カワセミ
日時
平成24年1月14日 午後1時30分~3時30分
場所
あくあぴあ前~真上小学校前の芥川
講師
高田 みちよ(芥川緑地資料館 主任学芸員)
参加者
25名
観察できた鳥
カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハイタカ、バン、オオバン、イソシギ、クサシギ、タシギ、キジバト、ドバト、カワセミ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、イソヒヨドリ、ホオジロ、アオジ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
  29種

ミニ門松作り教室

毎年恒例の「ミニ門松作り教室」。
あくあぴあ横の竹林を整備してくれている「たかつき竹和の会」のみなさんが講師をしてくれています。
この講座では、ただ工作をするだけでなく、竹の種類や成長の仕方など、
「植物としての竹」についてもお話をしてもらえたので、竹についても知ることができました!
竹のおはなし はじめてののこぎり
親子でいっしょに できたよ!
日時
12月23日(金・祝)
講師
たかつき竹和の会 江藤道義さん
参加者
34名

自然観察会「バードウォッチング1」

週間天気予報では一番寒い日になっていて、またか・・・とげんなりしていましたが、当日はよく晴れて暖かく、絶好の鳥見日和。今年は冬鳥が遅いのか、スタッフからは少ないと言われていていましたが、終わってみると28種類!カワセミが近くに長時間とまり、全員でバチバチ写真を撮っても逃げることなく観察できたし、珍しくイソヒヨドリのオスが見られたりと、大満足でした。

観察できた鳥
カイツブリ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハイタカ、イソシギ、キジバト、ドバト、カワセミ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、イソヒヨドリ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス  28種
観察中
みんなで観察中

カワセミ
カワセミがゆっくり見れました


日時
平成23年12月17日 午後1時30分~3時30分
場所
あくあぴあ前~門前橋
講師
高田 みちよ(芥川緑地資料館 主任学芸員)
参加者
40名

観察会「外来植物観察会~ミズヒマワリは根絶できたか~」

津之江公園をぐるっと一周して、いろいろな外来植物を観察しました。残念ながらミズヒマワリもちょこちょこと生えていました。関大のボランティアサークルの学生さんと、たかつき環境市民会議水環境保全グループの精鋭たちが駆除し、袋5つ分になりました。 ヤナギの植栽を行った場所では、ヤナギの生育の邪魔になるセイタカアワダチソウの駆除を全員で行いました。 駆除したミズヒマワリは袋5個、セイタカアワダチソウはトラック半分になりました。一緒にゴミ拾いも行い、袋10個分ぐらいになりました。これらは高槻市で処分してもらいました。
アメリカネナシカズラ
外来種のアメリカネナシカズラ
ミズヒマワリ駆除
ミズヒマワリの駆除
セイタカアワダチソウ駆除
セイタカアワダチソウの駆除
駆除物
これだけ駆除しました
日時
12月4日(日) 午前10時~12時
場所
津之江公園
講師
高田みちよ(当館主任学芸員)
参加者
28名
その他
主催  芥川倶楽部(芥川・ひとと魚にやさしい川づくりネットワーク)
共催  芥川緑地資料館(あくあぴあ芥川)

石ころ観察会♪

今日は観察会「石ころを観察してみよう」がありました。 秋晴れの摂津峡をてくてく歩いて岩石や地層の観察です。 最初に集合場所の上の口のバス停近くで カキ・ワニ・カメなどの化石が出た地層を観察し、そのあと原盆地や摂津峡の地形を見ました。 摂津峡では花崗岩や泥岩、その二つの境目を見つけるのに子どもたちが大活躍! 芥川の川原でいろいろな種類の石ころを観察したあと、 あくあぴあに行って、ふだんは展示ケースに入っているフズリナの化石を ケースから出してじっくり見ることが出来ました。
原盆地 河岸段丘
よく見るとキラキラしてるー 摂津峡はV字谷なんです
川原の石ころ あくぴのフズリナ化石
日時
2011年11月26日(土)10:00~14:00
場所
上の口~摂津峡~あくあぴあ
講師
川端清司氏(大阪市立自然史博物館)
参加者
20名

アユの卵をみつけよう!!~第4回アユちゃんお帰りな祭~

 今年3月、芥川大橋上手にある芥川1号井堰に「魚みち」が完成し、市の中心部でもアユが見られるようになりました。そこで第3回のフィールド講座では、芥川うまれのアユを増やそうと10月に産卵場の整備を行いました。はたしてアユたちはその場所で産卵をしたのでしょうか。

 今回のフィールド講座は、みんなで整備した産卵場でアユの卵を見つけよう!です。ときおりパラパラと雨が落ちる不安定な天気でしたが、広報を見て参加された方や、魚が好きな親子、大学生など総勢38人の参加です。前回講座で産卵場整備を行った城西橋上流に10時集合、田口代表の挨拶の後、花﨑講師(あくあぴあ芥川)から調査の手順と、アユの卵について説明を受けました。石に付いたアユの卵は1㎜以下の大きさです。まず参加者を5班に分け、班で決めた代表が川に入って石をトレイに取りました。そして、班ごとにルーペや虫めがねで石に付いた卵をさがします。

 こんな所に卵を産むんだろうか?でも産んでいたら嬉しいな~と思いながらの作業です。ところがすぐに、見つけた!!と声が上がりました。回りからどれどれと覗き込むと小さな卵の中に黒い目が見えて、生きていることを実感します。それからは各班とも夢中で卵さがし。あちこちで競争のように、見つけた!と言う声が聞こえ始め、たくさんのアユの卵が見つかりました。
石をとる
班の代表が川に入って石をとりました
アユの卵がみつかった
アユの卵が見つかった!
あちこちで見つかる
あちこちで卵が見つかりました
顕微鏡で観察
実体顕微鏡での観察


 最後に横山講師(大阪市水道記念館)から、今日取れたアユの卵の成果や、アユのオス、メスの見分け方を写真で説明していただきました。アユは産卵期になるとサビ色になりますが、近くで捕獲したアユは、まだサビ色になっていませんでした。アユの産卵は水温が15℃ぐらいになると始まります。当日の水温は17℃。産卵の最盛期はもう少し先かもしれません。

 高槻の“まち中”で、しかも、みんなで産卵場を整備した場所でアユの産卵を確認できたのは大感動です。まだまだ課題は残されていますが、今後に向けて大きな成果になりました。今回の講座に参加された国土交通省本省の方からは、「色々な地方のイベントに参加しているが、この様に素人から玄人まで一緒になって楽しめるイベントは珍しいと思います」とのコメントを頂きました。

20111105ayu4_5.jpg
石に付いている白い粒がアユの卵
アユの卵
アユの卵(目玉が見えます)
アユ
近くにいたアユ
記念写真
参加者のみなさんで記念撮影


次回の連続講座“アユちゃんお帰りな祭!”は、
第5回  アユ遡上継続・増加をめざして   平成23年2月 です。詳細は、後日、芥川倶楽部のブログなどでご案内します。お楽しみに !!
日時
平成23年11月5日 10時~12時
場所
城西橋上流
講師
花﨑 勝司 氏 (芥川緑地資料館 主任研究員)
横山 達也 氏 (大阪市水道記念館 管理課長)
参加者
38名
主催
芥川ひとと魚にやさしい川づくりネットワーク(芥川倶楽部)
共催
芥川緑地資料館 (あくあぴあ芥川)

企画展示「芥川緑地の生きものたち」

「芥川緑地の生きものたち」はあくあぴあでは珍しいロングランでした。その間に見どころが変わるので、ホワイトボードで最新情報を更新したり、みんなが捕まえたり拾ったりした生きものをその都度展示したりと、季節ごとの展示にしました。みなさんも芥川緑地探検に行きましたか?
緑地探検ガイドは企画展が終わってからも、3階で配布しています。
冊子
開催期間
2011年7月23日(土)~10月30日(日)
場所
あくあぴあ芥川1階 企画展示スペース

展示風景   展示風景

自然観察会「秋のキノコ」

前日の夜まで雨が降りましたが、当日は快晴!
大きなキノコ、小さなキノコ、丸いキノコ、細長いキノコ、地味な色、鮮やかな色・・・
きもちいい秋の山道で、たくさんのキノコを見ることが出来ました。

みんな熱心! かわいい!チシオタケ
これは何かな~? ベニチャワンタケモドキ
きれいなキノコ! ヤマナメクジはキノコが大好物
日時
10月16日(日)10:30~15:30
場所
神峰山寺方面
講師
佐久間大輔氏(大阪市立自然史博物館学芸員)
参加者
23人
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