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過去のイベント

【4月10日(日)】企画展関連講座「身近なタンポポを調べよう~タンポポ調査研究会~」

開催中の企画展「たんぽぽ」の関連講座です。屋内でタンポポのことを教えてもらった後、野外で実際に観察しました。あくあぴあの周りにはカンサイタンポポ、シロバナタンポポ、セイヨウタンポポ、アカミタンポポが生えています。4種類を見て、どこが違うのか比較しました。

室内
3階多目的ホールでタンポポの勉強。
花は小さな花がたくさん集まった集合花で、一つ一つの花には合体した5枚が花びら、おしべ、めしべがそろっています。古くからありそうなのに万葉集、古今和歌集には出てこないんだとか。
タンポポ調査は1970年まら始まり、次は4年後の2020年。2015年調査でやっとセイヨウタンポポが少し減ってきた、というデータが取れたんだそうです。

野外観察  シロバナタンポポ

実物を観察しに外へ。堤防にはセイヨウタンポポ、カンサイタンポポがありました。
畑でシロバナタンポポポを観察。 花の内側は黄色っぽいのですが、花びらが黄色いのではなく、めしべとおしべが黄色でした。

アカミタンポポ
アカミタンポポはタネがレンガ色。セイヨウタンポポは黄色っぽい茶色(ワラ色)。 葉っぱはアカミタンポポは切れ込みが深いけど、タネを見ないとはっきり区別するのは難しいとのこと。

帯化
花の茎が3つ以上合体したオバケみたいなセイヨウタンポポ。 帯化というそうです。
つぼみができる前にくっつきあい、そのまま成長したもので、ちゃんとタネができていました。

誰もが知っているタンポポlにも知らないことがたくさんあり、とても楽しい2時間でした。
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日時
2016年4月10日(日)10:00~12:00
場所
3階多目的ホールと芥川緑地
講師
木村進さん(公社)大阪自然環境保全協会 理事
参加者
39名

【3月21日(月祝)】自然観察会「自然観察と歴史ウォーク 三好山・芥川山城跡」

風は強かったけど、とてもいいお天気で散策にはもってこいの午後でした。しろあと歴史館、今城塚古代歴史館、あくあぴあの4人がそれぞれの得意分野を解説する、なかなかリッチな散策。芥川~塚穴古墳~塚脇古墳~三好山と、川、古代、中世、里山を堪能できる半日でした。

塚脇古墳
塚脇古墳で説明を受けました。このあたりにはたくさんの古墳があるそうです。これは横穴式。

コセアカアメンボ解説
三好山のふもとの水たまりでコセアカアメンボを観察しました。
アメンボは種類ごとに違う匂いがするそうで、コセアカアメンボは花のようないい匂い。
ちなみに、アメンボはベッコウ飴のような匂いです。

コセアカアメンボ"
今日はアメンボの写真は撮れませんでした。これは事前に撮ったもの。

三好山城の石垣
お城に石垣が使われ始めるのは、織田信長の安土城からだそうですが、三好山はそれより古いのに石垣が使われています。 この時代は石ではなく、土盛りが一般的とのこと。

三好長慶と山城の解説
山頂まであと一歩のところでお城の解説。この狭い山が当時は日本の首都機能を持っていたそうです。

展望
かなり手入れがされており、見晴がとても良くなっていました。
三好長慶が次に城を作った飯盛山もはっきり見えます。

日時
2016年3月21日(月祝)13:30~15:30
場所
あくあぴあ~塚穴古墳~塚脇古墳~三好山山頂~塚脇バス停
講師
中西裕樹氏(しろあと歴史館学芸員)、内田真雄氏(今城塚古代歴史館)、高田みちよ(当館学芸員)、中谷憲一(当館研究員)
参加者
40名

【3月20日(日)】自然観察会「葉っぱの昆虫をつかまえよう」

3月。晴天の日曜日、芥川緑地に生えている草木の葉っぱにいる虫たちつかまえる自然観察会を開催しました。今回、主役になる虫たちは、体の大きさが1㎝よりも小さい虫たちが大半です。竹の棒で葉っぱや枝をたたいて、その下に白いバットや虫取り網を構えて受取るという方法でつかまえました。小さな虫たちなので、動いているのはわかるけど、どんな姿かたちをしているのかよーく見ても分かりにくい・・・。で、講師の先生がカメラで撮影、拡大観察です。水生昆虫のカワゲラの仲間やアブラムシの仲間,クモの仲間など30種類以上が採集されました。
 小さな生き物だけに、なかなか普段は気づかないのですが、たくさんの虫たちが結構身近にいるということを知ってもらえた観察会になったと思います。

観察
「ほら、ここに何やらいてるで」

先生に聞く
「先生この虫はなあに?」

ビーティング
これがビーティング採集だ~

まとめと解説
まとめと虫の解説です


採集・観察された昆虫たち
コカゲロウの仲間,カワゲラの仲間,モリチャバネゴキブリ,ウシカメムシ,ヨコバイ類, アリグミの仲間,アシナガグモの仲間,ササグモ,オナガグモ,ナナホシテントウなど
日時
2016年3月20日(日)10:00~12:00
場所
芥川緑地
講師
中谷憲一(当館研究員)
参加者
21名

【2月6日(土)~2月21日(日)】企画展「『私の水辺』北部地域交流会水辺活動展示会」

水辺の学校で、子どもたちが水辺の楽しさや安全について学んだ成果を、パネルなどで発表しました。

展示風景   展示風景   展示風景
日時
2016年2月6日(土)~2月21日(日)
場所
あくあぴあ芥川1階企画展スペース
共催
「私の水辺」大発表会 実行委員会北部委員会

【6月12日(日)・6月25日(土)】ハグロトンボしらべ隊調査会

芥川に生息するハグロトンボ。
その名の通り、羽が黒くて美しいトンボです。
ゆっくりと飛ぶ姿もとても優雅。
そのハグロトンボが、どこにどのくらい生息しているかを調査します。
初めての方もぜひどうぞ。
6月~10月の間に9回行います。

日時
2016年6月12日(日)、25日(土)10:00~12:00
場所
あくあぴあ芥川の近くの川や林
参加費
無料
申込み
不要
対象
どなたでも(小学生3年生以下は保護者同伴)

【2月24日】あくあぴあのおはなし会終了しました

2月のおはなし会は「冬のいきもの」がテーマでした。
動物たちがお風呂にはいる絵本「やまのおふろやさん」を読んだり、かわいいおさるの人形をつかって歌あそびをしたりしました。
そのあとは、芥川にいまの時期だけやってくる「コガモ」の剥製をみんなで見ました。
いつもは遠くからみるコガモも、近くでゆっくり見ると、きれいな羽の色やもよう、足の様子がよくわかりましたよ。
最後に「ゆきのひのどうぶつえん」という絵本を紹介してもらいました。
さむい冬の日は、なかなか外出がおっくうですが、絵本では動物たちがいきいきと描かれ、雪の日こそ動物園に行きたくなりました。

おはなし会では、絵本の読み聞かせだけでなく折り紙をして遊んだりもします。
この日は、パタパタハネが動く鳥を折りました。

おはなし会の常連さんの子どもたち、4月から幼稚園に入園なので、おはなし会は今日が最後、というお友達も何人かいました。
これまで遊びに来てくれてありがとう!
またいつでも遊びに来てね。

ohanashi paneru ehonnyomu
kamohakusei origami torimanto


協力:おはなしうさぎ

日時
2016年2月24日(水)11:00~11::30
場所
3階多目的ホール
参加
21人

【2月28日(日)】自然観察会「町のなかのコケ」

小さくてかわいいコケ。
町中の普通に見られるコケをじっくり観察しました。
コケの説明
まずは磐手公民館前でコケの説明。
コケは日向は好きですが、カンカン照りはダメで夏は休眠するとのこと。
他の植物がまだ芽生えない春先が観察には一番いいそうです。

スロープで観察
公民館前の車いす用スロープに3種類ものコケが!

ジンガサゴケ
そのうちの1つ。ジンガサゴケ。

水をかけると開く
ネジクチゴケ。
水をかけるとみるみるうちに葉が開きます。

浄誓寺で観察
田んぼに寄ってから浄誓寺へ。

ミドリハタケゴケ
たくさんの種類のコケを観察しました。
これはミドリハタケゴケ。

土手で観察
近くの土手へ移動し、観察しました。

ツチノウエノタマゴケ
ツチノウエノタマゴケのサクはメノウの玉のようなきらめき。


観察したコケは
ジンガサゴケ、ホソウリゴケ、ネジクチゴケ、ハマキゴケ、ギンゴケ、ナミガタタチゴケ、コバノチョウチンゴケ、アオギヌゴケ、カラヤスデゴケ、ヒメトサカゴケ、キヘチマゴケ、フルノコゴケ、カラヤスデゴケ、タチヒダゴケ、ヒナノハイゴケ、サヤゴケ、ヒジキゴケ、エゾスナゴケ、ハイゴケ、ネズミノオゴケ、ハリガネゴケ、コバノチョウチンゴケ、ケギボウシゴケ、ヒジキゴケ、ミドリハタケゴケ、エゾスナゴケ、キヘチマゴケ、ツチノウエノタマゴケ などなど。
日時
2016年2月28日(日)13:30~15:30
場所
磐手杜神社付近
講師
道盛正樹さん(日本蘚苔類学会会員)
参加者
26名

【2月20日(土)】工作教室「バードセイバーづくり」

ビルや家のガラス窓には、空や木などの風景が写り込みます。鳥は向こう側に行けると思い、窓に衝突してしまうようです。このような衝突事故がとても多く、一つのビルだけでも年間100羽以上の鳥が衝突して死亡することがあるそうです。しかし、タカの絵を窓に貼ると、飛んできた鳥は、「お?何かある!」と思って窓をよけることができます。今日はみんなで、窓に貼るタカとフクロウのバードセイバー(鳥の衝突防止シール)を作りました。

鳥の講座
鳥がなぜ窓にあたるのか、というお話を聞きます。
それを防ぐためにバードセイバーを作ります。

色塗り 色塗り
鳥の形を書いた紙に色を塗ります。

ラミネート
周りを切ってラミネートします。

完成
完成!
家に持って帰って窓に貼ってもらいます。

日時
2016年2月20日(土)13:30~15:30
場所
あくあぴあ3階多目的ホール
講師
豊川尚子さん(NPO法人日本バードレスキュー協会会員)
参加者
20人

【2月13日(土)】講座「特定外来生物のお話」

外来生物法が2014年に改訂されたことから、環境省の担当課長に来ていただき、法律の変更点や、特定外来生物のどういうところが問題になっているのか、などの話を聞きました。次に、和亀保護の会の西堀さんから、東播磨でのミシシッピアカミミガメの駆除事例を報告していただきました。<br> 2階のカメの水槽の前で、飼育されているカミツキガメ、スッポンモドキ、スッポン、ミシシッピアカミミガメ、クサガメ、ニホンイシガメのそれぞれについて、花﨑主任研究員から解説がありました。<br> ホールへ戻って質問タイム。今日は具体的な駆除事例を報告していただいたことで、私たち一人一人に何ができるのかが良くわかる講座となりました。
特定外来生物の詳しい内容については、環境省のページをご覧ください

環境省遠藤さん

人が持ち込んだり、輸入された貨物に紛れ込んで、本来いるはずのない場所にやってきた生物が外来生物。外国からのものだけでなく、たとえば本州のカブトムシは北海道では外来生物です。外来生物は在来種を食べてしまったり、住処を奪ったり、人に害を与えたりするものが問題となっています。外国から入れた生物でも、たとえば米や作物などは人に有益で害をなさない種も多くいます。2014年の法改正で「外来生物被害防止行動計画」「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト」ができました。重要なことは、「侵入を防ぐこと」「初期段階で駆除すること」です。

和亀の会西堀さん
東播磨のため池で大量のミシシッピアカミミガメを見て驚き、駆除活動を行っています。市民活動ではしんどい作業は続かないので、甲羅干しするカメを捕獲するトラップを作ってみると、いろんな方が様々な試作品を作ってくれて盛り上がっています。県職員が応援してくれていることが心強いです。駆除したカメを堆肥化してみたり、食べてみる、ということもやってみています。行事の中で慰霊の時間を設けることもあります。外来生物の駆除を通じて地域づくりができるようになったと感じています。

カメの水槽前で
水槽前で花﨑主任研究員からカメの特徴や、なぜこのカメを飼育しているのか、というエピソードなどを聞きました。参加者からはいろいろな質問、カメは脱皮をするのか?(甲羅がぽろっととれるので脱皮といってもいい)、カメには歯があるのか?(ない)、などがありました。


日時
2016年2月13日(土)13:30~15:30
場所
あくあぴあ3階多目的ホール
講師
遠藤誠さん(近畿環境事務所野生生物課長)
西堀智子さん(和亀保護の会会員)
参加者
23名
共催
淀川管内河川レンジャー石山郁慧

企画展「高槻にもワニがいた!?」終了しました

高槻市でワニの化石が発掘されたって知ってますか?実は110万年ぐらい前の地層から、ワニの化石が見つかっているんです!同じ場所からカメの化石も!
企画展「高槻にもワニがいた?!」は好評のうちに終了しました。
この展示は現在常設展として1階廊下に移行中です。近々完成予定。ぜひ見に来てください。

日時
2016年1月5日(火)~1月31日(日)
場所
あくあぴあ芥川1階企画展スペース
協力
大阪市立自然史博物館、北海道大学総合博物館、早稲田大学国際教養学部
プレス資料はこちら(PDF)

タカツキワニポスター  
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