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企画展「今、なぜ標本なのか」終了。常設展へ

博物館に標本があると何がいいのか、どんな役に立つのか、標本がなければどうなのか・・・。「標本」というものがわかる企画展「今、なぜ標本なのか」は好評のうちに終了しました。展示のうち、「魚類担当者の研究室」を2階に移動し、常設展としました。

魚類担当者の研究室
魚類担当者の研究室を常設展示にしました。
ヘビやカエルなどの里山の生きものたちは、2階の反対側に移動しました。

日時
2014年12月20日(土)~2015年2月1日(日)
場所
あくあぴあ芥川 1階 企画展コーナー
標本なのかポスター

【1月25日】「自然と歴史 3館そろって博物館」記念講演会 「芥川点描 魚・水運・歴史遺産」

市内の博物館施設、あくあぴあ芥川・今城塚古代歴史館・しろあと歴史館の全てが博物館法における施設として位置づけられたことを記念して、講演会を開催し、古代・中世・現代それぞれの視点から芥川を考察してみました。弥生時代から芥川の水を引いて使っていたそうです。これからも自然・歴史の3館で連携していきたいと思っています。
3館シンポ

日時
2015年1月25日(日)午後1時30分~午後4時30分
場所
今城塚古代歴史館
講師
「芥川と魚の記録」:花崎 勝司 (芥川緑地資料館 主任研究員)
「芥川と古代の歴史遺産」:内田 真雄 (今城塚古代歴史館 学芸員)
「芥川と中近世の舟運」:中西 裕樹 (しろあと歴史館 学芸員)
参加者
72名

【1月18日】講座 「低炭素化社会の実現に向けて  里山資源の循環的利用 ~おじいさんは、また柴かりに行くのか!?~」

薪や炭を使わなくなり、伐採されずに荒れている里山の資源を持続的に活用すること、石油ではなく木を燃料として使うことで二酸化炭素が削減されることから、薪や炭の利用が推奨されています。今日はピロティーでペレットストーブ、薪ストーブ、電動薪割り機の実演を見学した後、館内で森林組合の仕事の内容や、大阪の森の現状などの講座を受けたあと、どうすれば薪ストーブが普及するかという意見交換をしました。薪を作る人と使う人の間の販売ルートがない、などの問題点も見つかり、二酸化炭素削減と里山について考えさせられる一日でした。

ストーブの実演
ストーブの実演を見学

薪割り機
電動薪割り機

講座
部屋へ入って講座

日時
2015年1月18日(日)11時00分~午後3時30分
場所
あくあぴあ芥川 3階 多目的ホール
講師
都解浩一郎氏(大阪府森林組合)
小柿正武氏(森のプラットフォーム高槻)
佐久間大輔氏(大阪市立自然史博物館)
共催
(認定NPO)大阪自然史センター

【12月23日】ケンタッキーの「オリジナルチキン」で骨格標本を作ろう! 事後実習②

11月30日に行われた「”自然の中の宝物”~ふしぎと出会う博物館」のイベントの一つとして実施された、ケンタッキーの「オリジナルチキン」で骨格標本を作ろう!」に参加された方のための事後実習を行いました。30名の方が参加してくださいました。
実習①でお預かりした標本を実験室で2週間かけて薬品処理を行い、この日にお返ししました。各自、標本の余計なところを取り除いて最後の仕上げ。台木に貼ったら標本完成です。

チキン講座2 作業中

参加したみなさん、薬品が抜けてないのでしばらく風通しのよいところで干し、匂いがなくなったら防虫剤を入れて保存してください。

事後実習2)
日時:12月23日 午前10時~
場所:あくあぴあ芥川 3階 多目的ホール

企画展「あくあぴあの昔・今・これから」終了しました

あくあぴあ芥川は平成6年7月にオープンし、今年で20周年を迎えました。平成17年からは「芥川・ひとと魚にやさしい川づくりネットワーク(愛称:芥川倶楽部)」とともに、芥川創生構想の拠点施設として活動してきました。今年6月には「博物館相当施設」に指定され、博物館としての新しいスタートをきりました。これを記念して、オープン当初から今までの振り返りと、これからについて考える企画展を行いました。懐かしい写真もたくさんありました。

企画展  企画展

日時
2014年10月18日(土)~12月14日(日)
場所
あくあぴあ芥川 1階 企画展コーナー
ポスター

【12月6日】特定外来生物「ミズヒマワリ駆除大作戦」

芥川の特定外来生物であるミズヒマワリは繁殖力がとても強く、日本に昔からある植物の育つ場所をうばうなど、生態系に大きな影響を与えます。今までの駆除活動で、上流から城西橋までは、ほとんど見られなくなりました。しかし、城西橋から下流には、残念ながらたくさん残っており、まだまだ駆除が必要なのです。

芥川・ひとと魚にやさしい川づくりネットワーク(芥川倶楽部)、関西大学と摂南大学の学生、高槻市、大阪府の総勢46名が芥川大橋に集合。上流と下流に分かれてミズヒマワリ駆除を行いました。上流側は胴長で腰まで水に浸かっての作業です。また、下流側の中洲に生えているミズヒマワリは、深くまで根が入っていて掘り起こすのに一苦労。駆除した量はミズヒマワリ35袋でした。芥川大橋付近はゴミが多く、ゴミ20袋も。
来年もよろしくお願いします。

ミズヒマワリ駆除  ミズヒマワリ駆除

ミズヒマワリ駆除  ミズヒマワリ駆除ミズヒマワリ駆除  ミズヒマワリ駆除

日時
2014年12月6日(土) 午前10時~12時
場所
芥川 芥川大橋付近
参加者
46名
駆除数
ゴミ袋35袋分
主催
共催
あくあぴあ芥川

【12月6日】ケンタッキーの「オリジナルチキン」で骨格標本を作ろう! 事後実習①

11月30日の「博物館化記念事業 ”自然の中の宝物 ~ふしぎと出会う博物館”」で行ったケンタッキーのオリジナルチキンで骨格標本を作ろう!の事後実習を12月6日に行いました。肉部分を食べた後、乾かすところまで自宅でやってもらったチキンを持参し、あくあぴあで薬品処理をします。説明の後、各自名札を書いて袋につめ、あくあぴあに預けます。34名の方が事後実習に参加してくれました。

事後実習1

事後実習2

事後実習の2日目は12月23日午前10時からです。
この日は、薬品処理の終わった骨を台に張り付ける作業です。
筋肉が残っていたり、気になるところはカッターやピンセットで削ってもらいます。1時間程度を予定していますが、きれいにしたい!という方は終わりなく時間がかかるので、どのぐらい凝るかはその人次第。2日目が終わったら完成となります。


あくあぴあの会場が大変狭いので、部屋の外にも座っていただくことになると思いますが、ご了承ください。

【11月15・16日】大阪自然史フェスティバル2014に出展しました

大阪自然史フェスティバル2014は、自然関連のサークル、地域の自然保護団体などが活動を紹介し、交流するために行われるフェスティバルで、今年も100以上の団体が参加しました。主催者発表によると来場者数は2日間合計で過去最高の23,300人。
芥川・ひとと魚にやさしい川づくりネットワーク(愛称:芥川倶楽部)と、あくあぴあ芥川は、ナウマンホールでの共同展示です。展示内容は、芥川倶楽部の魚みちづくりパネル、芥川の魚みち、あくあぴあ芥川博物館化記念事業「ふしぎと出会う博物館」ポスターなどです。展示を見て「芥川や~」とか「高槻なつかしい」という人の他に、芥川ってどこにあるんですか?という人も多かったので、「高槻市」と表示しておいたら良かったです。
自然史フェス

自然史フェス

そして、今回のメインは、芥川の魚を知ってもらうための「魚釣りゲーム」です。子どもだけではなく、大人も。魚釣りゲームをしたのは約300人。待っている人が続いて大盛況でした。芥川のブースを見てゲームをしてくれた参加者は約800人。芥川をアピールできました。
自然史フェス

20141115fes4.jpg
20141115fes5.jpg

子ども達で賑わった魚釣りゲーム。大人も興味深々

日時
2014年11月15日(土)・16日(日)
場所
内容についてはこちらをご覧ください。

博物館化記念事業 ”自然の中の宝物”~ふしぎと出会う博物館

晴天にめぐまれた11月30日。
あくあぴあ芥川が「博物館相当施設」になったお祝いのイベントが盛大に行われました。 青空のもと、広場のふわふわはにたん、工作教室も大賑わい。
ふわふわはにたん

工作ブース 自然工作 まつぼっくりゲーム

館内ではクイズラリー。あくあぴあ博士になれたかな? 各階を回ってクイズを解き、4階ピロティーで答え合わせ。
クイズラリー 答え合わせ


午後からの式典と講演会に、はにたんが駆けつけてくれました。「昔・今・これから」と「芥川・ひとと魚にやさしい川づくりネットワーク10周年」のパネルもあります。今日の講師、ゲッチョ先生こと盛口満先生となにわホネホネ団・西澤真樹子団長の著書販売コーナーではサインがもらえました。
はにたん パネル展 本の販売とサイン会

1時からはあくあぴあ芥川が博物館相当施設になったお祝いの式典。 実行委員長、市長の挨拶のあと、市議会議長からの祝辞、茨木土木事務所長からの祝電をいただきました。
式典

講演会では、高田主任学芸員から「博物館ってなあに?」と題して、あくあぴあ芥川が博物館法による博物館相当施設になるとどうなるのか、の説明がありました。今までも博物館としての仕事を行ってきたので、見た目は変わりませんが、標本を保存し、活用することが仕事に位置づけられる、ということです。 ゲッチョ先生こと盛口満先生からは、「ひろいものはたからもの」と題して、「いろいろなものを拾っていくと、初めは何なのかわからなくてもそのうち何かがわかってくる」ということを実物も見せてもらいながらお話してもらいました。
そのあと、ゲッチョ先生と西澤団長、高田主任学芸員の対談で、博物館は医者のようなものだ、という話になりました。ゲッチョ先生は開業医、あくあぴあは地域診療所、西澤団長が活躍する大阪市立自然史博物館は大学病院のようなもので、それぞれに役割があり、得意分野があるということ。
みなさんが感じた生き物の疑問は、ぜひ身近なあくあぴあへ!
対談

講座のあと、ケンタッキーのオリジナルチキンから骨格標本をつくるワークショップと、芥川のカモのお話をきいてカードをつくるワークショップ。いつも食べているチキンにも骨があり、標本を作ることができます。やってみると意外と難しい。
子どもたちのための絵本と折り紙などのキッズコーナーも楽しめました。
フライドチキンから骨格標本 今日は完成
ワークショップ カモカード キッズコーナー

日時
平成26年11月30日 午前10時~午後5時
内容
あくあぴあ会場
 ふわふわはにたん
 自然工作教室
 クイズラリー
南平台小学校会場
 式典
 記念講座
 ワークショップ
 キッズコーナー 
参加者
あくあぴあ会場
 ふわふわはにたん:600名
 自然工作教室:350
南平台小学校会場
 式典と講演会:250名
 ケンタッキーの『オリジナルチキン』で骨格標本を作ろう!:100名(見学含む)
 芥川のカモカード&キッズコーナー:100名
協力
なにわホネホネ団
(NPO)シニア自然大学校高槻支部 ネイチャーたかつき
協賛
日本KFCホールディングス株式会社

アユの産卵場を整備しよう! & JR下流魚みちのメンテナンス

芥川に天然アユがいることを知っていますか?
芥川倶楽部が初夏に行った調査では、今年は前年よりアユの遡上が少なく約2,300尾でした。
秋、アユは産卵の時期を迎えます。今年も、アユにたくさん卵を産んでもらうため、川底をたがやして産卵場の整備を行いました。当日はやや水量が多いものの秋晴れで、きれいに澄んだ芥川は、とても気持ちがよかったです。広報を見て参加された方、関西大学の学生など総勢31人の参加です。城西橋上流に10時集合。ここは、以前にアユの卵が見つかった場所です。アユが卵を産むのは、流れが速く、川底に数㎝程度の小石や砂利がたくさんあり、小石と小石の間が泥などで埋まっていない「水通し」の良い、ふわふわの川底です。芥川の川底はガチガチに締まっていて産卵に適している場所があまりありません。そこで、みんなで産卵に適した川底にします。

花﨑講師(あくあぴあ芥川)の説明の後、熊手、スコップ、クワ、トンボなどを持ち、川に入って畑を耕すように川底を混ぜましました。

みんなでトンボかけ  みんなでトンボかけ

石と石の間に土砂が詰まって締め固められた川底は、なかなか手ごわい。そのうち、固く締まっていた川底が、だんだん「ふわふわ」になってくるのがわかります。そうなれば産卵場としての整備は成功です。

川底
石と石の隙間ができて、ふわふわになった川底


続いて、徒歩でJR下流の魚みちに移動。この魚みちは台風による増水の影響で、土砂が堆積して魚がのぼりにくくなっています。ここでも、みんなでスコップを持って土砂を取り除きました。大きな石は、横に確保しておき、土砂を取った後で、魚みちに戻します。若い人達のパワーはすごい! すっかり土砂を取り除き、魚みちの機能が回復しました。これで魚たちも一安心。

魚みちのメンテナンス  魚みちのメンテナンス

初めて胴長を履いた人も多かったようです。みんなの楽しそうな顔が印象的でした。 アユは産卵期になるとサビ色になります。アユの産卵は水温が15℃ぐらいになると始まると言われています。もう間もなく産卵が始まります。

日時
2014年10月18日(土) 午前10~12時
場所
芥川(城西橋上流 & JR下流魚みち)
講師
花崎勝司 (当館 主任研究員)
参加者
31名
主催
芥川・ひとと魚にやさしい川づくりネットワーク(~愛称:芥川倶楽部~)
共催
芥川緑地資料館(あくあぴあ芥川)

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