中期計画

認定特定非営利活動法人 大阪自然史センター 中期計画
(2016年2月現在)

 中期計画 【PDF】

組織基盤強化の中期計画
ファンドレイジングのアクション
▼現在の財務基盤の改善
(1)現状分析と管理マネージメントの徹底
  • 現在の財源構造を分析(組織全体、各事業の性質分けと棚卸)
  • 事務局内の予算委員会をルーチン化。支出計画コントロール、収支ベースで事業別数値の押さえ、
    年度内・次年度数値の目標作りをし、事業内のマネージメントを徹底する。
(2)事業の性質を見定めた計画作り
【委託事業(普及教育事業・調査研究事業など)】
費用対効果に課題。外部環境の変化に無駄なく対応し、蓄積や専門性が生かせる契約の優先順位付けなど。成功パターンを確認。必要なアドボカシーも行う。
【支援性の高い自主事業(東北支援事業)】
収入は限られているが、信頼性・広報力・認知度向上につながる、数値では表せない可能性を持った事業を、外部資金(助成金や寄付など)の組み合わせにより、事業計画としてどのように描くかを考える。
【ファン獲得と確実な現金収入につながる自主事業(ミュージアムサービス事業)】
マーケティングの実施と数値目標の設定。ニーズに応える提供を「いつ・誰に・どの程度のボリューム」で行っていくかの事業計画を描く。

▼対象者の設定、顧客の獲得
(1)既存顧客の整理と活用
(2)新規顧客の獲得
※対象1:NPO会員等近距離の支援者
※対象2:事業等で遠からずつながりのある支援者
※対象3:地域等の新規支援対象者
(1)現状分析と潜在的支援者の発掘
人材・支援者・ナレッジのデータベース化。リソースが整理されたデータベースを作成し活用し。今まで見えていなかったマーケットの可能性を見出し、マーケットに合ったファンドレイジング計画を作成~試行~確実な予算化(数値目標)。
(2)外部支援者の増強
【対象1】-1 NPO会員制度や個人支援者メニューの見直し
会員とはどんな人か?なにができるのか?を明確化し、賛助会員やマンスリーサポーターなどのメニュー作り。
【対象1】-2 OB・OG会員への呼びかけ
活動報告会への招待や参加の機会などを設定し、再び支援者になりたくなるよう働きかける。
【対象2】-1 知見を売るしくみ作り~自然史分野のスキルアップ事業~
参加費は少々高くても、内容の充実したハイレベルの観察会等、理事やKONC会員が講師として活躍する行事や研修会の実施。
【対象2】-2 博物館に来館しにくい・できない人々へのアプローチ
院内学級、母子家庭・貧困家庭の支援団体とコラボレーションし、博物館を届ける事業を開始(まずはリスト、つながり探し)。
【対象3】-1 地域とのかかわり
東住吉区・住吉区の小学校や地域団体、コミュニティセンターとの関わりを深め、地元の応援者を作る。
【対象3】-2 支援者参加型のイベント実施
「博物館を良い空間にするPR等」地域社会や関係者が楽しく一緒に参加できるイベントの実施。Ex.博物館の展示をみんなでお掃除

★財政状況の向上による成果目標
  • 財源の戦略的構造化と財務基盤安定の仕組みが整う
  • 正職員の増員や待遇改善

広報
報告物の刊行
法人化~現在の大阪自然史センターを記した冊子の刊行

組織体制整備(質・量)
▼理事会機能の充実
(1)既存理事の役割の明確化
(2)理事が活躍する機会づくり
(3)新たな理事・アドバイザーの人材発掘
(1)NPO理事会としての組織機能の形成
  • 理事・事務局の情報共有(ミーティングの機会を増やす)
  • 理事会の月例開催 1/月(第○曜日)
  • 委員会設置(理事会事前検討会)
  • 理事の増員(銀行系、弁護士、NPO経営の専門家、社労士等)
  • 財務や経営に関する外部アドバイザーによる理事会の補強
(2)理事会を機能させる会議づくり
  • 理事会年間スケジュール作成
  • 議題や資料の事前共有と欠席理事へのフォロー、議事録の共有
  • 理事会の前後などに、議事にこだわらないファンドレイジング案などの談話時間を設定
(3)理事個人の役割の確認と活躍
  • 理事の経歴書集約(関連業務とのつなぎ方)
  • 担当理事制の検討
(4)理事処遇の検討
  • 報酬、実費弁償、実務・労務の扱い等

人材基盤強化(質)
▼事務局体制の充実
(1)人材育成
(2)情報共有と計画的活動による戦略づくり
(1)人材育成
  • 各種研修会参加の機会を充実させスキルアップ、モチベーション向上。研修経費の予算化。
  • スタッフのスキルアップの仕組みを描く。若手を登用し、経験を積んだスタッフは外部での活躍も
    視野に入れ、専門性の向上、個人の人間性の向上、生活力増幅を目指す。
  • 総務会計専任のスタッフを配置し、事務局長は客観的視点・中長期的視点で管理会計を担える
    ようにする。
  • スタッフの役職化と正職員の増員(事務局長以外にも1~2名目標)
(2)活動の計画化
  • 年間活動計画の策定(広報やファンドレイジングのアクション)。場当たり的ではなく戦略的な
    行動へ。
  • 各種委員会の活性化(予算委員会・寄付部など)
事業の目標や指針
大阪市立自然史博物館友の会事業
友の会を通して市民と博物館をつなぎ、市民とともに博物館をつくることを目指します。また、自然に対する自主的な活動のサポートを行います。
ミュージアムサービス事業
博物館体験の入口であり、より楽しみ、持ち帰り、広げ・深めることのできる場を目指します。
出版事業
地域の自然や博物館活動をまとめることにより、学びたい気持ちを育て、自然の記録を後世へ伝えることを目指します。
調査・研究事業
専門スタッフの派遣や博物館資源を活用し、地域の自然を調査・研究することをサポートします。
大阪生物多様性保全ネットワーク事業
行政と市民研究者、学術研究機関が連携し、それぞれがもつ自然情報の一元化と埋もれたままの貴重な情報を集約するとともに、自然財産としての有益な利活用ができる仕組みづくりを行っていきます。
子どもワークショップ事業
体験を通じ、自然や博物館の展示の不思議を遊びながら学び、興味や発見を引き出します。
東北支援事業
東北の博物館の災害を自分たちの問題ととらえ、その回復のプロセスに関わることで、自然史科学の文化が社会に果たす役割を考えていきます。
大阪自然史フェスティバル事業
市民と博物館をつなぎ、さまざまな視点で自然と出会うこと、見つめることのできる交流の場づくりを目指します。
関西自然保護機構(KONC)事業
自然史科学の専門家の視点により、自然保護の諸問題に対する有力なアドバイザリー・ボティ(助言勧告機関)として、社会の要請にこたえることを目指します。
(高槻市立自然博物館)指定管理事業
高槻市の自然を学ぶ博物館として、大阪市立自然史博物館との協働により培ってきたノウハウを活かし、地元の人々が集い、学びながら交流できる博物館を目指します。

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