二酸化炭素排出抑制としての「里山の木質バイオマス利用」

目的

二酸化炭素排出抑制としての「里山の木質バイオマス利用」は、希少種の保護などの生物多様性課題にも直結します。このため里山資源の利活用について受容素地のある自然愛好家、文化財関係者らに向け、多様な手法で多面的価値を強調しつつアピールし、実践の担い手だけでなく里山資源の利用層、消費層拡大も含めて図ることで、萌芽しつつある取り組みを支援することを目的とします。

内容

博物館や研究機関の研究成果を活用し、協力を得ながら里山とその利用に関する現地での市民参加調査や観察会、管理実践、ペレットストーブの体験、ワークショップ、シンポジウムなど多面的な情報発信を試み、取り組みの必要性への理解構築をはかります。自然系博物館でのイベントなどを利用し市民が継続的に楽しみ学べる体制づくりを図っています。また、大阪を始めとする近畿地方は「ナラ枯れ」が進行しており、里山の管理が深刻な行政課題となっています。


大阪自然史フェスティバル2014で開催した
シンポジウムの様子

ペレットストーブ

活動概要

開催日 開催場所 名称 資料 当日の様子
2014年
11月16日(日)
大阪市立
自然史博物館
2010年代の里山管理シンポジウムII
薪のある暮らしは何を変えるのか
講演要旨
当日配布資料
(2010年シンポ記録集)
2014年
12月14日(日)
河内長野市立
林業総合センター
里山資源の循環活用
- 木のぬくもりと里山保全がもたらすもの -
配布資料
2015年
1月18日(日)
あくあぴあ芥川
(芥川緑地資料館)
低炭素化社会の実現に向けて
里山資源の循環的利用
‐ おじいさんは、また柴かりに行くのか!? -
2015年
1月18日(日)
池田市
五月山~五月山動物園
里山ハイキング 五月山
共催 大阪市立自然史博物館友の会
2015年
2月8日(日)
高槻森林観光センター 北摂の里山の現状を探る
共催 関西自然保護機構
事業協力:大阪府森林組合
※ これらの事業は一部二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 (地域における草の根活動支援事業)を受けて実施されました。

活動報告書

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(地域における草の根活動支援事業)活動報告書

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