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リレーコラム「地震展2008」その5:津波
2008年11月29日

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 海底での地震は、海水を動かし、大きな波を起こします。それが津波です。津波は地震のゆれよりも広い範囲に被害をもたらします。2004年のスマトラ沖地震による津波はみなさんの記憶に新しいでしょう。日本では昔から津波の被害をたくさん受けてきました。そのため、その対策や研究も数多く行われています。将来起こるであろう南海地震では、大阪にも津波が襲うことは、過去の記録(写真は江戸時代に大阪を襲った津波を記した「大地震両川口津波記」:大阪市浪速区)から確実です。
 「地震展2008」では和歌山県友ヶ島や北海道根室での津波堆積物のはぎ取り標本、1960年のチリ地震津波や2004年のスマトラ沖地震津波の貴重な映像、南海地震が起こると大阪ではどの程度の津波が襲うのか、また1854年の安政南海地震による津波による大阪での被害状況が記された瓦版など、様々な地震津波に関する展示をしています。
 また、12月6日には、当館第四紀研究室の中条学芸員による自然史オープンセミナー「津波とはどういうものなのか?」が開催されます。地震展2008とあわせてお越し下さい。

自然史オープンセミナー「地震−3.津波とはどういうものなのか?」は
 日時:12月 6日(土) 午後3時〜午後4時30分
 講師:中条武司学芸員(第四紀研究室)
 場所:自然史博物館 講堂
にておこなわれます。事前申し込みは不要です。

地震展2008 ホームページ
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/tokuten/2008quake/index.html

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